Welcome to Sendai Momotaro Clinic
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弓道の極意は、的を狙って矢を当てるのではない。的と矢が一つに合して、自ずにして中る。矢の連続が的である。射放つのではなくて、的が弦をうながして、その力で矢をひきつけるのである。的を、対立の目標とするのではない。敵として立ち向かうのではない。敵味方超越して、不二の世界に逍遥するのである。この時、対者の一切は、すでに我である。陰の構えは、一切をそのまま受け入れる。がんばるのでも、構えるのでもない。ただ、やるのである。その時、すべては、心のままに、成る、生まれる、変わる。大学生時代、弓の世界に浸った時期がありました。当時は「中ればいいのさ」、「格好なんか適当でいいのさ」そんな風潮も部の中には少なからずありましたが、まじめに弓道の哲学の中に入り込む仲間もおりました。私もその中の一人でしたが、この境地を理解するほど上手にはなれませんでした。しかし、この年齢になり改めて阿波研造先生の弓道の本を紐解くと、先生が大切にされた無心の間合いのような感覚、先生の一番伝えたかったことがなんとなくわかってきたような気がします。人生の処世訓とでもいうのでしょうか?今の私には、的は「夢」、矢は「今の自分自身」、つまり「夢は遠くにあるものではない、自分の心の中にあるのだ、今の自分を素直にみつめ毎日を大切にして生きることで夢は叶うのだ」と仰っているように感じられます。阿波研造先生の言葉は禅問答のようでなかなか難解です。皆さんにはどのように響いたでしょうか?
2007年01月25日
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