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takuharunrun @ Re:不自由な自由登園(03/04) うちでも以前ありましたよ~。 でも、雪…
はてなす @ Re:不自由な自由登園(03/04) こんにちは (怪しいものじゃありません…
たいが母さん @ Re:不自由な自由登園(03/04) 午前中が特に雪すごかったですもんねぇ。 …
柑橘ママさん @ Re:不自由な自由登園(03/04) こんばんは。ごぶさたでした。 TVの天気…
ひろちゃん4856 @ Re:不自由な自由登園(03/04) 大丈夫?なんですかぁ~? 大雪!らしい…
2005.01.19
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カテゴリ: 怪獣兄弟ネタ




そう、それは「タコ糸を持ってきてください」という毎年恒例のタコ作りの手紙だ
我が家にはタコ糸が一つある
それはプラスティック製の黄色い筒状のものに巻かれたもの
そのままタコにつけると、手に持ってタコをあげるのに丁度良いつくりだ
これはお製作道具の一つとして普段から怪獣兄弟に愛用されているが、
実のところ兄怪獣が年少の時に購入したものだ
だから兄怪獣の名前と年中の時のクラスが年少のクラスを二重線で消された横に書かれている
兄怪獣は当然のごとくこの黄色のタコ糸を園に持っていくものと思っていたので、早速園バッグに入れようとする
ここで制止の手を入れたのはこの母だ
「兄弟2人とも必要なのだから、二つ揃ったところで2人同時に持っていくこと」
目で圧力をかけながらそう告げた

そのタコ糸を持っていく期限が今日だった
私は元来備わっているラテン気質が顔を出し「明日マニアーナァ」とヘラヘラしているうちに、タコ糸の購入を忘れていたのだ
昨日の朝、しびれを切らした兄怪獣が黄色のタコ糸を握り締めて言った
「みんな糸持ってきてるんだよ タコもう作っちゃったんだから 糸もつけてる子いるんだからね」
そう言われたって弟怪獣が持っていく分がないんだからしょうがない
「お仕事の帰りに絶対買ってくるから、持っていくのは明日までなんだから、大丈夫、大丈夫!!!」
くちびるをとんがらせてる兄怪獣を何とか説得して園バスに乗せた

昨日の仕事帰り
今日こそは間違いなくタコ糸を購入せねば
向かった先は当然のごとく100円ショップ
あらかじめ友達に売り場を確認していたので迷いは無かった
その売り場というのが「お裁縫道具」が置いてあるところだという
あった、あった、ありました
でも・・・それは私が想像しているタコ糸とは180度異なるものだった
確かにタコ糸ではあるのだけれど
普通に木綿糸が巻いてあるような厚紙にグルグルと巻かれたぶっとい糸がそこにはあった
ご丁寧にふと文字で「タコ糸」と書かれている
でも、私が欲しかったのは「凧揚げ」用の糸なのだ
太さはこの際それほど重要ではない
要は、凧揚げをするときに使いやすい形態をしているかどうかなのだ
あー、2人の反応を想像するのが怖い・・・
そう思っていたはずなのに、私は大きなミスをおかしてしまった
ついつい105円をけちってその素朴なタコ糸を1個しか買わなかったのだ

園から帰宅した怪獣兄弟にそのタコ糸を見せた
もちろん2人の反応は最悪だった
どちらからともなく黄色の素敵なプラスティックに巻かれたタコ糸に手が伸び、
壮絶な争奪戦が開始された
体格に勝る兄怪獣がこの勝負を制し、
弟怪獣は激しく泣いた
でもこのタコ糸のことを教えてくれたのは弟怪獣のお友達ママだったのだ
「ね、これと同じ糸を持ってきてるお友達もいっぱいいるでしょ?
KくんもAくんもこれと同じだって言ってたよ」
「やだ~~~~~、絶対にやっだ~~~~~!」
こりゃだめだ

夜寝る前にまたバトルが再開した
2人ともが黄色のタコ糸を園バッグに入れようとした
弟怪獣が叫んだ
「○○(兄怪獣)と同じタコ糸がいいんだよ~~~」
すると間髪いれずに兄怪獣が叫んだ
「ほーら、●●(弟怪獣)がこれは俺のだって言った!」
こういう時の兄怪獣の回転の速さには恐れ入る

もう母の忍耐も限界だ
「じゃ、2人とも持っていかないことにするからね
先生にはお母さんが『2人が取り合いのけんかをしたからタコ糸持たせませんでした』ってお手紙書いてあげるから
大泣きする弟怪獣
切れまくる兄怪獣
追い討ちをかける母
「だってどっちも『どうぞ』って言って上げられないんでしょ
お母さん、悲しいよ
あ~~~、悲しい
2人のうちどっちかは譲ってあげられると思ってたんだけどな
もしかしたら2人とも『どうぞ』って言って上げられるんじゃないかって期待してたんだけどな
あーーーー、2人ともどうぞが言えないなんて
もう、お母さん悲しくって悲しくってどうしようもないよ」
一気にまくしたてる
こういう言われ方をすると弱いのが兄怪獣だ
ヤツの大きな目からも涙がこぼれ出る
ちょっと言い過ぎたかな、と思ったところで
「四角いタコ糸でいいよ」と言う声が聞こえてきた
なんと!!!弟怪獣だ
四角いタコ糸というのはもちろんその素朴な方の105円の品だ
四角い厚紙に巻きつけてあることにちなんでのネーミングだ
4歳児にあっさり言われて6歳児はどんな反応を示しているかと思いきや、
案外あっさりしてて、(ラッキー)という感じがとって見えた
これがまた母の怒りの導火線に火をつけた
「あーーー、あなたは弟に譲ってもらってどうなのよ?
どう思ってるの? それでいいわけ???」
言ってからしまったと思った
日頃、兄とか弟とかいう呼び方をしない我が家
兄弟間でも家族の間でもそういう呼び方は存在しない
それは兄怪獣の細かすぎる神経を心配しての処置なのだ
ヤツは態度はでかいが気はやさしいのだ
こういう言い方はヤツを一番傷つける
分かってたのになぁ・・・

何とか2人を寝かしつけ、母、こっそり夜の町へ・・・
あの四角いタコ糸をもう1個買って、二人とも同じものを持たせよう
時間はもう9時を過ぎていた
昼に立ち寄った100円ショップは閉まっていた
その近くにある99円ショップでタコ糸を探すも売り切れ
コンビニ3軒とスーパー1軒を覗くが見当たらない
はぁぁぁぁ
仕方が無いので99円ショップでムシキングガムを2個買って帰宅した

朝、2人にタコ糸のことを話した
するとあっさり弟怪獣が「俺が四角いのでいいんだよ」と言った
そこでムシキングガムを手渡した
すると「俺、これやだ」と拒否されてしまった
なんだそれ!そんなのってあるか!
そして「俺ね、プチプチプチって押して出て来るあのコマーシャルでやってるおやつが欲しいんだ」とリクエストしてきやがった
その手のおやつは普通の感情レベルの母は決して買わない
が、今の母なら陥落できるかも
そう思ったにちがいない
そしてその思惑は当っているのだ

買いましたよ、買いましたとも
その妙ちくりんなお菓子とおまけに「ネルネルネルネ」まで
大盤振舞いですよ
そしてムシキングガムは2個とも兄怪獣のものになったとさ
これって得してないのはこの母だけなんじゃないの???










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Last updated  2005.01.19 22:10:47
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