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2008.10.05
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カテゴリ: 読書・レビュー



~経営センスを磨くための財務
石野 雄一

さてさて、前回の第1章に続いて第2章。

内容が濃いので前置きは置いておいて、早速本題!
はっきり言って、これは自分の理解のために書いてます。
読んでも分からない可能性、大!

企業におけるファイナンスの目的は、
投資対象としての企業価値の最大化。


将来にどれだけ儲けを上げられる仕組みを持っているかを、
投資家にアピールする材料 なんですね。


ファイナンスが将来を示すところにも関係。

投資家は将来、上がると期待するから株を買うし、お金を貸す。

企業の事業活動は
 (1)お金を集めて、
 (2)事業に投資して、
 (3)回収した利益を出資者に配分するところにあります。

ファイナンスはそれぞれの意思決定の材料を提供する。

ファイナンスの3つの事業活動における役割
 (1)資金の調達 ~ 負債とするか、資本とするか?
 (2)投資の決定 ~ 十分な収益が期待できるか?
 (3)配当政策 ~ 利益をどのように配分するか?(再投資、配当、還元)


資金調達の方法として、
負債はいわゆる借金、一般的には銀行借り入れ。

もう1つの調達方法として資本、
つまり株主からの出資もあります。

債権者 と 株主 を 「投資家」 と呼びます。
その意味で銀行も投資家。
資金には調達コストが掛かります。

分かりやすいのは 負債コスト
銀行からの借入には利率が設定されて返済期限までに 利子 をつけて返します。

ではもう一方の 株主資本コスト。
これを理解するためには 「リスク」 と 「CAPM」 という言葉を理解しないといけない。

まずリスク(Risk)ってどう言う意味だか、
ちゃんと答えられますか?
危険、危ない、って言うのとはちょっとニュアンスが違ってて、
リスクの本来の意味は、不確実なこと。
「分からない事」だそうです。

例えば、買った株が下がるのをリスクと言いそうですが、
逆に上がりすぎる事も、リスクと呼ぶみたいです。

買った時点において予測できない可能性が高い事を「リスクが高い」と言います。
リスクが高いと、当然リターンは大きく欲しいですよね。

株主の期待するリターンを求める式を、
CAPM(キャップエム:Capital Asset Pricing Model) と言うそうです。

CAPM = リスクフリーレート + (β × マーケットリスクプレミアム)

さぁ、ヤバくなって来ましたね。(笑)

リスクフリーレート とは、リスクが無い投資に対する利回り。
例えば 国債。

国が無くなったりしない限りは 利回りは安定 してますので、
国債を買うと予想以上に得もしないし、損もしない。
大体2%程度 と見ればいいらしい。

ハイリスクハイリータンを求める株主からすると、
この国債利回りを上回る利回りが欲しいから、
最低ラインがこの上になります。

次に マーケットリスクプレミアム。
これは実際の株式市場が、国債等と比較して
どれだけリスク・不確実性を持っているかの指標。

日本であればTOPIXとか多数の株価の平均から求められた指標で、
日本市場全体の持つリスク。
この本では 5% にしてました。

β(ベータ) は、今度は対象の個別企業が、
TOPIX等の指標に対してどれだけリスクを持っているかの指数。
1.00の場合には、指標と全く同じ動き をして、
2.00の場合には100円指標が上がると200円上がって、
逆に100円下がると200円下がる。

この数値は Bloomberg のサイトで、株価コードを入力すると分かる。
ちなみにジュンの会社は0.6ちょい、、、
よく言えば安定、逆に言えば市場の動きに鈍感な会社。(笑)

0.6の会社の、CAPM方式による株主資本コストは上の式に代入すると、

2%+(0.6×5%)=5.0%。

これは 投資を受ける会社が株主に支払うべき数値 で、
逆に 株主からすると年利5.0%は出せよ、との期待値。

さて、この負債コストと株主資本コストをその割合で
加重平均したものが会社の 資金調達コスト。

これを WACC(ワック:Weighted Average Cost of Capital)、
加重平均資本コスト
と言うらしいです。

経営者は
銀行に借りてる利回りだけでなく、
株主資本コストを含むWACCを上回る、
資金に対する収益率 (ROIC:投下資本利益率) を実現しなければいけない。

負債は返さないと不当たりになって、
運営が立ち行かなくなるので返済して当然ですが、
株主の期待する利回りを実現できない場合には、、、
株を売り払われて株価が下がって企業価値が下がって、
投資に必要な資金が足らなくなる。

この ROICとWACCの差を、
EVAスプレッド(Economic Value Added) と言って、
この差を最大化することが大事。

利益をたくさん出してROICを高くする事もいいけれど、
逆にWACCを下げる事でもEVAスプレッドは広がる。

WACCは、投資家からみたリスク、将来の不確定性だから、
下げる為には適宜の情報開示、 IR戦略が重要。

予算大幅未達を突然発表したりすれば、
株価が下がるだけでなく投資家のリスク認識が変わって
WACCは上がって、求められるリターンが増える。

・・・ちょっと、脳みそがオーバーヒートしそうですね!!(笑)
ジュンはもうドナドナです。(謎)

次回は「第3章 明日の1万円より今日の1万円~お金の時間価値」!





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Last updated  2008.10.05 23:24:40
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