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11日の夜。断続的に続く余震に脅かされながら、ベッドの中でTVで各地の被害状況を見ていた。モニタの向こうは混乱の中、避難所で凍える人達。自分たちは暖房は消しているものの暖かい布団の中。この差は何なのか。
いつでも飛び出せるよう、上着を着たまま、靴下を履いたまま。当然フロには入ってなかったが贅沢はとても言える状態ではない。
終わることなく続く被害情報を見ているうちに、いつの間にか眠りにおちたようで、咽の渇きと花粉症の鼻づまりの感覚と共に目覚めたのが朝8時。生きてる。
幸いに電気は使えていたので、トーストを焼いて朝食。
昨日の地震直後の写真を改めて見せてもらう。
床に散乱した白い粉、、、倒れて割れたビンから出た塩です。(笑)
トイレの壁紙には大きなヒビ割れが。躯体が割れてなければいいのですが、、、。
(手は比較用においた相方のもの。)
近くのビルは内部の水道管が断線したのか、コンクリートの継ぎ目から水が噴出してたらしい。
ずっと自宅にいてTVからの悲惨なニュースを見ていても気が滅入るので、支度をして買出しと街の状況を確認しに出掛ける。
表に出て確認してみると、自宅の古いSRC造マンションはそこかしこにヒビが入っていた。玄関ドア、照明スイッチ、ベランダ、柱と柱の継ぎ目など。エントランス周辺は装飾用のタイルやブロックが一部崩落してる。
江東区住吉駅周辺。人影はまばらで、自転車に乗った警官が巡回してる。車道はどこも車が繋がっていてノロノロと進んでる。
街を歩きながら建物を見るのはきっと職業病、、、と言うより副業病か。(笑)
新しい建物の損傷はほとんど無いが、古い建物は基礎と建物の間にヒビが入っていたりする。また見た目の良いタイル張りはこう言うときには弱いのが分かる。ところどころ剥がれて地面に散乱してるのが見て取れた。
近所のスーパーは建物のそこかしこに大きくヒビが入り休業していて、見た中でももっとも被害が大きい建物だった。裏手の事務所からは電話で話す声が、、、。コロッケやヒレカツが安くて美味しい店だったが、、、復旧までは時間が掛かりそうだ。
ブロック塀が倒れた建物もあった。土台の部分でポッキリと折れて、頼りなく伸びて千切れた鉄筋がむき出しになっていた。自宅の棚の散乱状況からも、東京での揺れは南北の方向に激しく揺れたのが分かる。
少し歩いたライフ深川猿江店にはたくさんの買い物客が押しかけていた。品揃えにはまだ影響は出てなくて、試食販売なども普通にやってる。ただ、レジの前にはいつもでは考えられない長蛇の列。かごの中身はカップラーメンや菓子パンなどが多いようだが、買ってる量が半端じゃない。
並んでいる列でお年寄りが体調を崩したらしく倒れ込む人もいた。店員も品出しやレジ打ちに必死だった。
向かい側のローソンは少し勝手が違っていた。商品棚には弁当やおにぎり、パン、飲料などすぐに食べられるものは全て売れ切れていた。棚には次回入荷未定のお詫びの手書きメモが張られていた。
余震に悩まされることはあるものの、店も普通に空いているところが多い。夕方には緊急帰宅する人達の姿もなくなってひと段落しそうだ。
ただ、これからは本格的に物資の不足があったり、電力の不足の情報もある。
油断は出来ない。
セコイアの木の下で 伊藤 潤
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