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英知を磨くは何のため
2006/3/28掲載文続き
悪を打ち破れ
一、御書には、「火に対しては水をもって消す。悪に対しては善をもって打ち破る」(1466ページ通解)と記されている。
妙法の利剣で、悪を打ち破っていくのだ。また、「悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり」(御書762ページ)と示されている。
悪と戦い、悪を打ち破ってこそ、自身の無明が消え、真の功徳が顕れる。大きく境涯を開いていける。特にリーダーは、先陣を切って戦うことだ。
青年時代、私は学会や戸田先生へのデマの中傷は、絶対に許さなかった。庶民をいじめる横暴な権力とは、言論の剣で徹底して戦った。
一、戸田先生は、よく、おっしゃった。
「一番難しいところから始めよ。そうすれば、あとは、やさしい」
もっとも困難なところへ、「一歩」を踏み出す。苦手な分野に挑む。そこで突破口を開けば、さらに勢いも増す。「一番いやなところ」「一番大変なところ」に行くのが、本当の戦いである。仏道修行である。
私はいつも、「一番大変なところ」へ乗り込んだ。勇んで指揮を執り、断じて勝った。それが私の最高の誇りである。
日蓮大聖人は仰せである。「法華経の肝心、諸仏の眼目である妙法蓮華経の五字が、末法のはじめに全世界に広まって行かれるべき瑞相として、日蓮が先駆けをしたのである。わが門下よ、二陣三陣と続いて、迦葉・阿難にもすぐれ、天台・伝教にも超えていきなさい」(同910ページ通解)
わが弟子たちよ、いかなる困難も乗り越えて広宣流布に生き抜け。釈尊の優れた弟子であった迦葉尊者や阿難尊者、そして天台大師や伝教大師をも超えるような妙法の勇者であれ・・・。
大聖人の烈々たる気迫が伝わってくる。私たちは、この御心のままに、勇んで広布の戦いに邁進してまいりたい。
一、学会のリーダーならば、広宣流布のために「まっすぐな人生」を生き抜いてもらいたい。
世間の目を気にして見栄を張る。卑屈になる。そういう人は、結局、信心がおかしくなっていく。誰が何と言おうが、「創価の道」「師弟の道」を堂々と進むことだ。報恩感謝の思いで、同志に尽くしていくことだ。
その人が、最後は所願満足の勝利の人生を飾っていけるのである。
師弟の栄冠
一、青春時代、私は、大学で学ぶことも断念して、戸田先生を守り抜いた。事業の挫折という最大の屈強にあった先生を、断じて支え抜いた。
そうした私に、戸田先生は万般の学問を教えてくださった。「これが将来、どう展開されるか楽しみだな」と言われながら、毎朝、ある時は朝から晩まで、個人教授をしてくださった。
先生は、それはそれは、真剣であられた。本当にありがたい師匠だった。私は、師の思いにお応えしようと必死であった。
「当体義抄」をはじめ、御書の講義をしていただいたことも、忘れられない。御書の講義を終えたとき、先生は私に修了の証書をくださった。それは、小さな、ささやかなものであった。しかし、私は、それを師匠からいただいた最高の宝として、大切にしたのである。
戸田先生は、私をはじめとする青年たちに未来を託された。今、創価の民衆運動は、SGIの世界的な平和・文化・教育の活動へと発展した。この人類への貢献に対して、世界から数多くの顕彰が贈られている。諸大学からの名誉学術称号をはじめ、皆さまを代表して、私が拝受した栄誉も多い。
本当にすごい時代となった。戸田先生が植えられた種は、大きく花開いたのである。仏法の眼から見れば、これらの栄誉は、師弟の道に生き抜いた勝利の栄冠である。全同志の偉大なる福徳の証である。
私は、そう強く確信している。「種」というのは、もともとは、本当に小さなものだ。しかし、小さいからといって、粗末にすることはできない。それはやがて、「大樹」となる可能性を秘めているからだ。これが「妙法」である。
師から授かった種が、必ず大きく育ちゆくことを確信して、祈り、行動していく。この一点がある人は幸せである。
志は行動に表せ
一、大聖人は、険しき道のりを超えてご供養をお届けした弟子に純真な信心を讃え、次のように仰せになられた。
「たとえ志はあっても、行動にあらわすことは難しい。そうであるのに、今、あなたが志をあらわされたのを見て、その信心が並大抵でないことがわかります。必ず法華経の十羅刹如が守られるであろうと、頼もしく思っています」(御書1554ページ通解)
仏法の魂は「行動」である。友の幸福を祈って、日々、賢明に折伏をしている人。大変なところで、学会のため、同志のために、地道に動いてくださっている人。そういう人を、必ずや十羅刹如が守る。諸天善神が守護してくださる。
信心の世界は、要領とか、格好主義は通用しない。幹部だから功徳があるというわけでもない。真剣な「行動の人」にこそ、妙法の功徳は輝くのである。
胸を張って!
一、善と悪が入り乱れた「闘諍言訟」の世の中である。
だからこそ、大事なことは、正と邪を明快に言い切っていくことだ。
大聖人は「(仏法においては)事実、勝れていることを勝れているということは、慢に似ているようだが、じつは大功徳となるのである」(同289ページ通解)と仰せである。
私たちの対話は、誠実が第一である。相手に幸せになってもらいたいと祈りが根本である。その上で、言うべきことはきっぱいと言う。何の遠慮もいらない。堂々と、胸を張って、仏法の正義を語っていけばいいのである。
一、先日(20日)、創価大学の卒業式の折、欧州ブルガリアの著名な芸術史家アクシニア・ジュロヴァは貸せと、懐かしい再会を果たした。
〈名誉会長と博士の対談集『美しき獅子の魂』のブルガリア語版は、ブルガリア出版会の2001年度「ベスト出版ナショナルコンクール」で「最優秀出版物」に選ばれている〉
ブルガリアには次のような美しい箴言がある。「賢き女性は、ダイヤモンドよりも尊い」「賢き男性は、女性を重んずる」
女子部の皆さんの「生命のきらめき」は、まさしく、学会のダイヤモンドである。
何度も申し上げるが、壮年部、婦人部、青年部は、総力をあげて、女子部を守り、女子部を大事にし、女子部を拡大していってもらいたい。皆さん、応援をよろしく頼みます!また、全国の女子部の皆さん方の奮闘の様子も、よくうかがっています。本当にご苦労さまです(大拍手)。
「異体同心の団結」と「強盛なる祈り」で、万年に輝く黄金の女子部の歴史を綴っていってもらいたい(大拍手)。
指導者で決まる
一、最後に中国古来の「帝王学の教科書」とされた『貞観政要』の一節を紹介したい。この書は、大聖人も読んでおられ、流罪先の佐渡にも取り寄せられた。その様子は御書にも記されている。〈961ページ〉
「徳のある立派な人を用いれば、善を行う人は皆、進んで善に励む。もし誤って悪人を用いれば、不善の者が争って進み出てくる」「人を用いるには、ますます慎んで選ぶべきことがわかるのである」(原田種成著「新釈漢文体系95」明治書院)
どんな団体も、指導者で決まる。リーダーの責任は限りなく大きい。とりわけ、妙法のリーダーは、常に生き生きと、福徳あふれ、多くの人に、勇気と希望を贈っていく存在であっていただきたい。
御書に「年は・わか(若)うなり福はかさなり候べし」(1135ページ)とある通りだ。
広布の役職を担うことは、それだけ大変だけれども、より大きな功徳を得る資格を持つことにもなる。どうか、健康第一で進んでください。そして、わが地域で、わが職場で、見事なる勝利の指揮を執ってください。長時間ありがとう!またお会いしましょう!(大拍手)
(2006・3・24)
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