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2006.12.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類

この本を昔々・・はるか昔 読んで、こどもながらに考えが変わっていった本でした。。
絵本ですが、是非小学生だけではなく中学生・高校生・・大人 みんな読んでみて下さい。。
きっと考えが変わると思いますよ。。


いじめ被害を題材にした絵本「わたしのいもうと」(偕成社)は約20年にわたり、学校などで読み継がれてきた。
被害者がどれだけ深く、そして長く、心に傷を負うのかを伝える本だ。
作者で児童文学作家の松谷みよ子さん(80)は「相手の気持ちに気づかない限り、いじめは続く。
本当はいじめがなくなって忘れ去られる本になってほしい」と語る。

二十数年前、「ちいさいモモちゃん」などを書いた松谷さんに、少女から手紙が届いた。
妹がいじめに遭い、家に引きこもり心を閉ざしてしまったとの内容だった。
手紙は「わたしをいじめたひとたちは、もうわたしをわすれてしまったでしょうね」という妹のメモにも触れていた。
松谷さんは「いじめている方は、すぐ忘れても、いじめられた子には深刻な問題だ」との思いで、手紙をもとに絵本を書いた。
一家が7年前に引っ越してきたことから始まる。
小学4年生の妹は、転校した学校で「言葉がおかしい」「くさい。ぶた」といじめられる。
給食を配ると受け取ってもらえない。
誰も口を聞いてくれなくなり、遠足に行った時も独りぼっち。
やがて学校へ行かず、ご飯も食べず、部屋に閉じこもるようになる。
やせ衰え、「このままでは命がもたない」とまで言われたが、母親の必死の看病で、命だけはとりとめる。
やがて、いじめた子たちは中学生になり、さらに高校生になる。

そして、ある日、ひっそりと息を引き取る。
妹を描いた絵は、うつむいていたり、後ろ姿で顔は一度も出てこない。
そして、最後に手紙につづられたメモが描かれている。
87年に初版6000部で出版された本は、道徳の授業などで使われ、44刷まで版を重ね、14万7000部が世に出た。
出版社には、親や教師からだけでなく、加害者の子どもからも感想が寄せられている。

生徒からは「助ける人が必要で、周りも行動を起こさないといけない」という意見が相次いだという。【長野宏美】
(毎日新聞) - 12月6日15時11分更新





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Last updated  2006.12.06 19:50:37 コメントを書く


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