2006年12月24日
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1818年のことでした。いよいよクリスマスというある日の午後、オーストラリアのオーベルドルフという小さな村の教会で、一つのハプニングが起こりました。

村の学校の校長先生はグルーバーという人でしたが、この先生は教会のオルガン奏者でした。大事なクリスマスの礼拝のため、練習しておこうと、教会のオルガンの前に座り、ペダルを踏みましたが、さっぱり音が出ません。先生はまっさおになりました。調べてみると、ねずみが空気ぶくろに穴をあけたことがわかりました。すぐに修理など、とてもできる状態ではありません。先生は生きた心地がしませんでした。たいへんなことになりました。

そこに、牧師のヨセフ・モーア先生がやってきました。「グルーバー先生。オルガンがだめなら、ギターがあります。これは私がつくった詩ですが、先生、ギターで歌えるように、曲をつけてください。」

きよしこの夜 星はひかり
救いの御子は まぶねの中に
ねむりたもう いとやすく

きよしこの夜 み告げうけし
まきびとたちは 御子の御前に
ぬかずきぬ かしこみて


めぐみのみ代の あしたのひかり
かがやけり ほがらかに

その詩は、前日、モーア牧師が、赤ちゃんの生まれた山小屋の家族を見舞ったあと、雪明りの中を下山したとき、あまりの静けさと、聖らかな美しさに深く感動して描いたものでした。

詩を読んでいくうちに、グルーバー先生の心に、熱いものがこみあげてきました。イエス様がお生まれになった夜は、きっとこの詩のとおりだったにちがいありません・・・。

こおりついた雪を踏みしめ、教会に集まった村の人たちは、生まれてはじめて、オルガンなしの礼拝を経験しました。ところが、ギターとともに聖歌隊が歌うこの讃美歌の、シンプルな美しさに深く感動しました。こうして、ジレルタルの谷間に流れた「きよしこの夜」の歌は、歌いつがれて、ついに全世界をつつんでしまったのでした。

もしも、オルガンがこわれなかったら、この讃美歌は世に現れなかったでしょう。ですから、現実に起こるどんな問題やハプニングにも負けることなく歩んで行きたいものです。この讃美歌が最高のマイナスの状況の中にあって、最高のプラスの出来事として作られたように、御子イエス・キリストを信じる人生は、すべてのマイナスの出来事が、最高のプラスに変えられるのです。クリスマスのメッセージとは、大逆転のメッセージなのです。





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最終更新日  2006年12月24日 06時21分06秒
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