いつか南の島へ

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リリア~ナ・ギッシュ @ なんか おもしろそう!アニメってあんまり好きじ…

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2005.07.31
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カテゴリ: 映画
お待ちかねです。やっと見れました。

思ったとおり基本的にはサウスパークの世界。
皮肉とパロディの混ぜご飯にギャグとナンセンスがトッピングされて、スプラッタが罰ゲームのワサビかって言うぐらいてんこ盛、そしてエロがツユだくって感じ。
怖いものなし。

「チーム・アメリカ」。
どこからも頼まれてもいないのに自らを“ワールドポリス”と名乗る、はた迷惑な無敵のおバカチーム。
テロリストを倒すためなら、世界の貴重な文化遺産の破壊なんて目じゃない。
エッフェル塔も凱旋門もルーブルも一瞬のうちに大誤爆。
世界を守るためにはなりふりなんて構っていられない。

一番最初にぶっ壊すのが、パリの街だっつうのが、とっても皮肉。
そう、イラク侵攻へ反対したフランスへの最大級のオマージュか。
文化?
なんですかそれ。強い世界を築くためには文化など邪魔でしかない。
戦いあるのみ!
そして戦争に市民の犠牲はつきもの!
なんと潔い!
脳なしの大バカ野郎たち!
彼らが頼もしいのは、内も外も全部ぶっ壊しちゃうところだ。
自国アメリカだって例外ではない。
役にも立たない国の象徴も、ポリティカルな文化人気取りの大根役者どもも、


本国で公開されたのが2004年のちょうど大統領選の直前で、ブッシュ政権に反対した俳優達をこき下ろしたことで、共和党支持層には大ウケしたらしい。
おいおい、待ってくれよ。
彼らがぶっ壊したのは、テロリストや鼻持ちならない俳優達だけではない。
世界全てだ

「吐き気がするほどバカバカしい。右も左も上も下もね。

それでも回ってる世界ってすんげぇCOOLじゃん!」
トレイとマットはそう言っているように思えるけど。

サウスパークで見せてる、とことんおゲレツで強烈なバカッぷりはこの映画でも健在。
この人たちのアイロニーは、イギリスモノのねちっこさや湿っぽさとは違い、カラッとして底抜けに明るい。
内臓が引き千切られたり、首が吹っ飛んだりというグロテスクな場面もガンガン出てくる。人形のぎこちない動きもそのまま、過激にSEXしまくったりもする。
ほっぺたが引き攣るような薄ら笑いが込み上げて来る。それが彼らのセンスだ。
あの2人は計算のない、感性だけでモノ作りをしているように見える。
その感性が、とてつもなく中流知識層の皮肉な感情をくすぐる。
それは類い稀な才能なんじゃなかろうか。
マットが自作自演する挿入歌を聞いていると、感動すら覚える。

こんな映画、日本じゃ作れないよ。絶対。
まずネタが転がってない。そしてこき下ろす対象となる俳優も政治家も見当たらない。
アホなポリスにサニー千葉と藤岡弘、、軍事オタクのアブナイ政治家に石破元防衛庁長官、強権的な占い師に流行りの細木和子、そしてテロリストはやっぱりオウムのあの人か。それぐらいのキャストしか思いつかん。そういう意味ではつまらんなぁ、この国。

個人的には、やっぱりゲロ吐きまくりシーンが好きだな…。






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Last updated  2005.08.08 01:20:13
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