柴楽日記

柴楽日記

2017.10.26
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カテゴリ: その他
午前中のひとコマ。
朝食を終えたファミリーの面々がそれぞれのスペースでまったりタイムに
入ります。

ナツマリは今日も銀の守役を玄孫のリクに任せて二匹揃ってのんびりと日向ぼっこを
始めました。

こちらは庭遊びがひと段落した様子の若いリクと銀。

お気に入りの小屋でリクが日向ぼっこを始めると、銀も一緒に中へ入って来ました。
狭い小屋の中で暑苦しいオトコ同士、何やってんだかな~(笑)

程なくして再び窓の外へ目をやると、すっかりバッテリーも切れた様子でリクの


銀は優しいリク兄ちゃんのことがホントに大好きみたいです。

こちらは昼下がりのひとコマ。
守役から一時的に解放され、ぐっすりなリクの寝顔。

「リク、お疲れさん!いつも銀坊の面倒を見てくれてホントにありがとね!!」
優しいリクのお蔭でオトコだらけの庭の雰囲気もホントに和んでいる様な気がします。

今日は早めに夕方の散歩を終えて久留米シティプラザへ足を運びました。

この日は楽しみにしていた舞台「関数ドミノ」の久留米公演の日でした。

原作は前川知大氏。
過去にも上演されたことのある作品でしたが、今回の演出は寺十悟さん。
不可思議な交通事故について、現場の当事者とその目撃者そして事故処理を担当することに
なった保険会社調査員のやり取りを中心に物語が展開されていきます。


主人公の真壁を演じるのは瀬戸康史さん。
ドミノの存在は周囲の人を脇役に甘んじさせてしまうものといったシニカルな解釈でその存在を
捉えつつも、人の心が生み出す欲望が抗いようもない大きなうねりとなって世の中を動かして
しまうという現実の前に、ドミノの持つ思いの強さが生み出す奇跡に真壁本人も何処かで一縷の
望みを抱いてみたりとその潜在的な人間味の輪郭が徐々に浮き彫りになりながら物語はクライ

主人公の真壁のみならずそれを取り巻く人々の心理も見事に表現され、見ごたえ満載の舞台
でした。また人間が手にした力が良薬として作用するか劇薬となって作用してしまうかは、
その考え方や使い方次第といったメッセージも包含した作品だった様に感じられました。​​

認知科学の観点からユヴァル・ノア・ハラリ氏も近著で述べていたかと思いますが、人類の進化は
人類が生み出し続けてきた虚構とともにあるといった解釈ができる側面もあると思います。
そうした考え方に立脚すれば「ドミノ」という解釈もドミノを信じる人々の間に共通した一種の
虚構という解釈も成り立つように思えます。
私たちを取り巻く日常も、政治経済に哲学・思想や宗教、科学そして社会の仕組みといった様々
な虚構の産物により成り立っている側面が大きい様な気がします。
そして今後も人間の飽くなき探究心は止まることなく更なる虚構を生み出し続けていくんで
しょうね。
そうした意味において、最近ではクローンやAIといった大いなる可能性を秘めつつも、人類の
存続にも影響を及ぼしかねない虚構の産物も広がりを見せています。

人類至上主義に邁進してきた結果、今日に至るまでに私たちが手にしたものと失ったものについて
立ち止まって考えてみることも、未来の人類のあるべき姿を考える上で、時に必要なことのかも
しれないですね。





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最終更新日  2017.10.29 22:11:55
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