Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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2026/09/17
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テーマ: 船旅
15年前の船旅の記録

雄大な大自然の造形の中を…

 2011年9月17日、朝7時過ぎ船窓の外が明るくなってきた。カメラを持って11階のサンデッキに上がる。すでに多くの人が出ている。昨夜が雲のない星空だったせいで冷え込みがきつい。あまりに寒いのでコートを取りに船室に戻る。この旅で一番の冷え込みだ。ベルゲンで買った温度計は6度を示している。

 7時30分ごろ、船足は微速前進となり、正面に一昨日(15日)訪れたフロム村が見えてきた。崖の高い部分が陽光に照らされて輝いているが、フィヨルドの中までは陽は射さない。そして高い崖の向こうに月がこうこうと照っている。

「崖の上の月」

(天空の月が、この肌寒い空気をいっそう冷ややかに感じさせる)

 午前8時前に船足はほとんど停まった。多くの乗客の興味は、この排水量38,772t、全長228.4mのオセアニック号がどうして今は言ってきた方向に転換するかったということだった。ここにはタグボートもいないのだ。

「正面にフロム村」

(フロム村の前の湾入は、この船の全長の2倍くらいの幅しかないようだ)

 30分以上もトップデッキにいて手がかじかんできた。寒い中、みな、どのようにして方向転換するのかを見届けないと朝食に行けない思いだ。やがて少し左に転舵して行足がとまったところで、次に徐々に右に回転し始めた。船首のスクリューが回転しているかはわからない。少なくとも船首から波紋は出ていなかった。

 こうして船体が90度回転してほぼ横向きになるまでに30分ほどかかった。船は停止した位置でくるりと180度方向転換するようである。それを見届けて、屋上デッキに居た一同は納得したように朝食に向かう。

「白く輝く氷河の名残」

(ノルウェーの5大フィヨルドで、1年中観光できるのはここだけという)

 北側にはトンネルの多い道路があり、時たま走行中の車を見かける。海面からほぼ垂直に近い岸壁になっているので平地は少ない。サマーハウスや企業の保養所などが多い。橋は一本もかかっていないので両岸の往来にはボートを使う。

「わずかな平地に人家」

(限られた平地には人の手が加えられ、畑や牧草地になっている)

 午後の時間帯になって船は西に航行しているので、北側の風景が写真的にはいい。南側の集落も斜光を受けるときには、いい風景があるので一眼レフカメラに70-200mmズームレンズで撮影する。

「ノルウェー最大のフィヨルドをゆく」

(長さ200km、幅平均5km、最大深度1,300m、崖の高さ1000m)

 いくら数字を並べても、この自然の造形の大きさは伝えきれない。今日は何度もシャッターを切ったが、自分の納得のいく写真はあまりなかった。この悠久の大自然から受けた感動を十分に表現することはできない。

 15時頃、船はフィヨルドを抜け北海に出た。大西洋横断の始まりだ。

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Last updated  2026/09/25 03:59:44 PM
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