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July 11, 2005
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カテゴリ: 脳と思考
以前の私は小説以外の専門書や自己啓発の本を読む時、本を読んでいたのではなく、実は読まされていたのではないかと思う。何を読んでも、その時は没頭して筆者の云わんとしている事を理解していたつもりだった。読んだ後はなるほどと思うのだが、結局読んだという事実しか残らず、後には何が言いたかったのかも忘れていることが多かった。自分の記憶力の無さを痛感した時期もあったのである。


しかし、数年くらい前から本の内容を把握していないのは実は記憶力や理解力の無さだけの問題ではなくて、実は本の読み方が悪かったことに気づいたのである。
それは自分の頭が良くないことを前提にして読んでいた(本当のことではあるが)ので、筆者や作者が絶対であり、正しいと思って読んでいたのである。もっとも当時は筆者を信じきって読むこと、没頭することが読書の一番の楽しみ方だと思っていたのである。
つまり途中『ん?』って疑問に思うところもあるのだが、疑いを持って本を読むことほどつまらなく、また内容の理解に苦しむことは無いと思っていたので、自分でもその部分は曖昧にしていたのであろう。いわゆる本に読まれていたのである。

そこで、近年どういうふうに読書しているのかというと、先ず筆者が絶対正しいことを書いているとは限らないことを念頭において読む。次にデータ類や事実関係と筆者の見解や思想を完全に切り離して考える。つまり、その本を読みながらにして、筆者と自分の見解を比べるように結論づけるのである。

私の読書の一番の目的は情報を得ることである。情報を得るということは、自分が知らないことを知ること、あるいは自分がその本で何を重要視するかということである。
よく本や教科書に線やマーカーを付ける人がいる。一度線を引き始めると止まらなくなるので線だらけになり、後でどこが重要なのかわからなくなる可能性がある。
そこで、私はたまに本を読む前に線の種類やマークを10種類くらい予め用意しておく。最初に大事だと思った部分あるいはその本の主題である(筆者が言いたいこと)だと思った部分にある種の線を引く。途中読んでいて、実はこっちかなと思ったら、また異なる種類の線を引く。そうやって読んでいき、最終的には最後に引いた線の部分が自分にとって一番重要、あるいは筆者が言いたい事ということになる。本は読む人によって目的が違うので、線を引く部分も各人が決めればいいのではないだろうか。






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最終更新日  July 12, 2005 08:35:23 AM
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