灰色の空のむこうには…

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2004.08.29
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テーマ: 新撰組!(308)
カテゴリ: 「新選組!」
なんだか明日にでも鹿児島にまた台風が

テレビの中に台風が上陸してました…。
それが今日の「新選組!」で寺田屋大騒動。
先週までの山南さんのシリアスシーンとは
うって変わっての久々のばたばた劇。
武州多摩にいたころを思い出してちょっと
懐かしかったですね。

始まりはやはり先週までの山南さんの後日談。

人づてに聞いてきた平助が語るシーン。
名門千葉道場から名もなき試衛館に流派を
変えるのは大変だったのだろうと思います。
平助が伊東道場から移るときの騒動を思い出せば
そりゃぁもう。江戸時代だからこそ、力ではなく
格式にこだわった時代なのでどんなに勇気の
いることだったか。現在でも流派を変えるとなると
並大抵の苦労はかかるっていうのに、それが
江戸時代ともなると…。それをいとも簡単に
やってのけた山南さんの近藤局長への想いが
伝わるシーンでしたね。晴れ舞台だからこそそばに


そして、局長が深雪太夫を身請けする話。
やはりこれも山南さんの影響が大きかったのでは
ないでしょうか。まあもともと近藤勇という
人物は上流階級や知識階級に憧れてたという
話ですが、局長はそうは描かれておらずどちらかと

毎日が戦場にいるとの心構えを持ち続けるのは
すごいストレスだったと思います。そんな最中、
山南さんが明里という女性と知り合って安らぎを
得たということがあり、理由はどうあれ深雪太夫を
身請けしたことが新選組に波紋を呼びます。
あれって200両くらいかかってそのお金を
工面するためにいざこざがあり谷のバカタレや
河合さんがとばっちりを受ける事件に発展したのでは?
なんて思いながら見てたのですが、どうやら
別件だったみたいで。でも、局長がお妾さんを
囲うということが契機となり永倉さんも囲おうかなと
なるのはちょっと意外でした。まあ、左之助は
あれでいいのですが。

そんな最中の台風上陸。おみつさんとおつねさんが
京都にやってキターーーーーーーーーーーーっ!!!
そのときすでに局長と源さんはお雪を身請けに
寺田屋へ、土方と伊東は本願寺を強請りに。
行き先を聞いた台風は伏見へと進路を目指し、
それをあおるでこぼこコンビ(永倉さんと左之助)。
最後の砦の総司が頑張って踏ん張ってたのを
難なく撃沈させた斎藤さんの義理堅さ。もう
怒涛の展開ですね。すべてを聞かされた斎藤さんの
後姿がなんとも哀愁をそそってました♪

そして舞台は寺田屋へ。厳かにお雪の到着を
今か今かと待つ局長と源さん。しばらく遅れると
聞き、お雪の大好きな大福を買いに行くという
気遣いを見せるなんとも初々しい局長がほのぼの
ですね。
その一方で、本願寺をせしめた土方と伊東。
伊東の伝統は重んじるという舌も乾かないうちに
好き勝手なことを言ってる土方・島田の無責任コンビ。
でも、そんな伝統なんてクソ食らえなところが
いち早く刀に見切りをつけ、剣客最強集団を
作り上げながらも西洋式戦闘に目をつけた土方の
如才なさがうかがえますね。この二人は函館五稜郭まで
一緒に行動を共にするのですから、わからないもの
ですね~。

再び寺田屋となり、お雪の到着に源さんが迎えに
行くと、門前で見つけたのはおみつとおつね…。
苦労人源さんの苦悩がここからスタート。お雪を
案内しつつ、台風をいなそうとするのはさすが
源さん。そこへ何も知らない局長がお雪と勘違い
し、開けた先に台風が居座っていて固まるところが
おもしろい。目ざとく見つけた大福に源さんが
むしゃぶりつくという源さんならではの話。
そして台風は置いといて、場所を変えてお雪に
簡単な事情を説明してる中でも、台風はとどまる
ところを知らなかった!!!
おみつさんの寺田屋探索はやがて桂小五郎まで
発見。でも、小五郎のチクリによって台風は
その勢力を増すことに。お雪と対面してる
中での台風の猛威。そこにお登勢の粋な計らいで
お雪は源さんが身請けしたことに、そこで
始まる寸劇が笑えるのですが、さらに割って
入ってきた土方。おお~、江戸時代でも略奪愛?
総司は頭を抱えながらも、源さんと土方の
寸劇が続くのがおもしろかったです。さらに
弾みで殴られる土方。これって武州多摩より
局長のせいで土方が殴られるのって初めてじゃ?
それを見て止めに入った局長の台詞がイカしてました。

「みんな、とにかくありがとうっ!」

とにかくって…。

そうしておつねとお雪の二人だけ、っていうより
女性同士の話合い。う~、恐ろしい~、
くわばらくわばら。でも、二人とも局長を大事に
想い、そして聡明なために涙を流すところに
この時代の女性の悲しさっていうのがあるんですね。

時は1866年…。山南さんの坂本さんへの
願いが時代を動かそうとしています。今が
絶頂の新選組ですが、そう長くは続かないこの
平和は山南さんからすべては始まったのでは
ないでしょうか。局長にしてみれば友と別れる
ことの続く道、果たしてこの道が正しいのか
誰にもわからないです。ただ、思うのは
象山先生の言葉。それを信じていくしか道は
ないのでしょうね。そんな平和な日常に影を
落とす出来事がこれからの時代のうねりと
なっていくのは皮肉としか言えないですね。





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Last updated  2004.08.30 01:53:25
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