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キャンプ好きなら一度は憧れる幕がある。テンマクデザインの「炎幕」だ。コットン素材のぬくもり、焚き火との相性、ソロキャンプにぴったりなサイズ感。一度この世界に入ったら、なかなか抜け出せない。
自分は旧モデルの炎幕をフルセットで持っている。それだけに、新型「炎幕ADVENTURE」の登場は他人事では済まなかった。旧モデルを愛用しているからこそ、新型の進化がよくわかる。今回はその視点からレビューしていく。
炎幕ADVENTUREは、テンマクデザインが展開するソロキャンプ向けのコットン製シェルター(テント)だ。Vポール構造を採用した独特のシルエットが特徴で、焚き火との相性が良いTC素材(ポリコットン)を使用している。
旧モデルを使っていて、ずっと気になっていたのが「前室の隙間問題」だ。旧モデルでは前室の拡張パーツはすべてオプション扱いだった。後から取り付ける構造上、どうしても幕とパーツのつなぎ目に隙間が生じる。雨が入り込む、虫が入る、見た目が締まらない。フルセットにしたのに、なんとも惜しいポイントだった。
炎幕ADVENTUREはその点を根本から解決している。前室が最初から一体型として設計されているのだ。隙間がない。設営も一工程で完結する。これだけで、旧モデルユーザーとしては「やられた」という気持ちになった。
設営方法もADVENTUREで刷新されている。旧モデルより手順がシンプルになった。実際の設営の流れは、公式動画が一番わかりやすい。
動画を見ると、前室一体型ならではのスムーズな設営の流れがよくわかる。旧モデルでオプションパーツを後付けしていた手間がそのままなくなったイメージだ。初めて炎幕を張る人にも、旧モデル経験者にも、わかりやすい構成になっている。
自分は旧炎幕をフルセットで揃えた。オプションをひとつひとつ集めて、やっと完成形にした。それなりの投資をしている。
だからこそ、ADVENTUREを見たときに複雑な気持ちになったのは正直なところだ。「最初からこれがあれば良かった」とも思う。ただ、旧モデルには旧モデルの愛着がある。使い込んだ道具というのは、それだけで価値が生まれる。
旧モデルを手に入れてから、まだ試し張りのタイミングを逃し続けている。フルセットが揃っているのに、幕はまだ畳んだままだ。
炎幕ADVENTUREの動画を見ていたら、ふとそのことを思い出した。梅雨に入ったら、しばらくキャンプはしづらくなる。今のうちに行くしかない。
そうだ、梅雨前にキャンプへ行こう。
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