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2009.06.01
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カテゴリ: なぜなにすっぱん
今回はイドラ説に関して。

そもそもこのイドラ説とはイギリス経験論の祖とされるベーコンが呼んだものである。

イドラ(幻影・偶像)とはすなわち正しい認識の妨げとなる先入観や偏見の比喩である。

曰く人間の心は様々なイドラに歪められており、正しい認識を可能とするためには

まずはこの先入観や偏見を排除しなければならない。

ベーコンはそのイドラを4つに分類した。

以降、その4つをまずは説明していきたい。















・種族のイドラ

人類(人間)という種族に共通する感覚や精神の自然的な制約に基づく偏見(先入観)

人間の先入観や偏見によって誤った事象/事物を正しいもの或いは本質と取り違えるもの。


・洞窟のイドラ



視野の狭い考えなどを周りが見えない暗い中での洞窟をたとえたもの。


・市場のイドラ

言葉の使用が不適切であった時に生まれ、それに起因する偏見(先入観)

人の多い市場などで悪い(誤った)噂が流れることに洞窟のイドラ同様たとえたもの。


・劇場のイドラ

伝統や権威を鵜呑みにしそれら誤った事柄に盲従する事から生まれる偏見(先入観)

劇場内での演技/芝居を観客が本物と思い込むことに前者同様だとえたもの。















ベーコンは以上4つにイドラを分類し、これらを排斥する事によって正しい認識を行なうとした。

確実な知識というものは感覚的経験に留まらず、実験と観察に基づいて個々の事実から

一般的な法則を導く「帰納法」によらねばならない。
(帰納法に関しては以前に記述しているのでよかったら参考にして頂きたい)

帰納と演繹については以前に記述した為、ここで一旦終わりにするが最後に


「知は力なり」



イドラを排斥し経験に基づいた正しい知識の認識は自然を支配する力となり得るという事。

つまりは事物の起因についての知識を獲得する必要があるという事なのだ。





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Last updated  2009.06.23 16:14:15


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