鍼灸という外からの刺激により、あなたの内なる自然治癒力を呼び起こします。
種が水や光という刺激を受けて、芽を出すのと似ていますね。
生命体は恒常性といって、常に体の状態をある程度一定に保つ働きをもっているんです。上手にバランスをとっているんですね。
恒常性を超えて、範囲外に飛び出してしまった状態が異常=病。本来のバランスが大きく崩れた状態。慢性になると正常とは異なる形でバランスをとってしまう。その逸脱した状態から元に戻ろうとする働きを自然治癒力と呼ぶのです。
野生動物には医者はいません。それは、自然治癒力が発揮されているからなんですね。
自然治癒力が発揮されると、正常に戻ろうとする過程で、体に当然変化が生じます。発熱や下痢、頻尿、多汗などなど。これらは過剰なエネルギーや毒、水分の排泄ですから心配にはおよびません。
風邪をひいたとき、無闇に薬で発熱を妨げようとする方がいますが、あれはよくない。
体が何を要求しているのか...、そんな体の声を汲み取ることが、治療ではたいへん重要なんです。


