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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2013年06月04日
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ブラス.jpg


監督=マーク・ハーマン   製作=スティーヴ・アボット
脚本=マーク・ハーマン   撮影=アンディ・コリンズ
美術=ドン・テイラー    衣裳=エイミー・ロバーツ
編集=マイケル・エリス・エース
音楽=トレヴァー・ジョーンズ
演奏=グライムソープ・コリアリー・バンド

【キャスト】
ピート・ポスルスウェイト=ダニー   ユアン・マクレガー=アンディ

ジム・カーター     =ハリー   メラニー・ヒル    =サンドラ
スー・ジョンストン   =ベラ     フィリップ・ジャクソン=ジム
メアリー・ヒーリー   =アイダ

【あらすじ】
1992年  イングランド北部ヨークシャー地方、炭坑の町グリムリー
町は炭坑閉鎖問題で揺れていた

結成百年の伝統を誇る名門ブラスバンド【グリムリー・コリアリー・バンド】
そのメンバーそれぞれが苦境に陥っていた

バンドに全情熱を傾けるリーダー兼指揮者『ダニー』は、全英選手権に出場し、
ロイヤル・アルバート・ホールで演奏して優勝することを夢見て 
メンバーにゲキを飛ばすが、炭坑夫である彼らは不安ゆえに気もそぞろだった


彼女はかつての「ダニー」の親友の孫娘で、フリューゲル・ホーン持参で練習場に現れ、
いきなり難曲の「アランフェス協奏曲」をバンドと巧みに奏でて一同を感心させた

メンバーのアルト・ホーン奏者の若者『アンディ』は気が気でない
実は二人は、ほんの子供時代、一時恋仲だったのだ

「アンディ」は「グロリア」が実は会社側が炭坑の調査に呼んだ人間だと知るが、


だが、それが一徹な組合員でもあるユーフォニアム奏者の『ハリー』らに知られて、
「グロリア」は冷たくあしらわれ「アンディ」との仲もうまくいかなくなる

ハリファックスでの全英選手権の日は、炭坑存廃を決定する投票の開票日だった
メンバーが決勝進出を決めて帰ってくると、町の空気は沈んでいた

炭坑閉鎖が決定し、炭坑夫の解雇が決定したのだった
メンバーのほとんどが失業者になったのだ

さらに「ダニー』が持病の肺の病をこじらせて倒れて入院
メンバーは病院の外で「ダニー・ボーイ」を演奏して、瀕死の彼を元気づけたが・・・・・

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何故か ブラスバンドの音楽って好きだなァ~ あの“心浮き立つ”っていう感覚

マーチング・バンド演奏も 孫のSoraが出演したのを観に行って以来 大ファン

TV番組“所さんの笑ってこらえて”での 高校生ブラスバンド部員密着取材でも 
その猛練習に そしてその素晴らしい成果の演奏に感動 思わず泣けるほど

この映画「ブラス」も 炭鉱夫の逞しい男達が 石炭塵の真っ黒に汚れた身体で
坑道から出てきて それをシャワーで洗い流し 自動車に5人乗り合わせ帰宅 

そして其々の家庭の事情 大概は女房にイヤミを言われながら 練習場に楽器を持って
おおよそ、この人たちが 演奏する音楽ってどんな?って  軽くみていると・・・・

先ず 最初の曲は  突然訪れた美人女性「グロリア」のフリューゲル・ホーンを
試しに聴いてみるつー事で 演奏する「ロドリーゴ」作曲の「アランフェス協奏曲」

おそらく誰でも知ってるギターの名曲 最初「えっ、ブラスで?」と耳を疑ったが
チューバやユーフォニュムの低音イントロで 重々しく始まった演奏に・・・・・

恐る恐るという感じで フリューゲル・ホーンの弱々しく どこか切ない感じの音色が
絡んでゆく  指揮棒を振る「ダニー」(ピート・ポルスウェイト)が 「オヤっ!」
という顔で首を傾げる 演奏する樂団員も 眼を見張るような・・・・イイ感じで

この演奏は 一気にオイラを虜にした  
楽団構成メンバーの 風貌風体からは想像外の 見事な演奏に引きずり込まれた
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<付録>【英国式ブラスバンド】(ブリティッシュ・スタイル・ブラス・バンド)
 イギリスでは、19世紀初頭から労働者の間で金管楽器と打楽器による楽団が結成され
コンテストが行われるようになったことで編成が画一化し、この種の楽団を英国ではブラス・バンドと称する、 イギリスでは 現在2000もの楽団が活動するという
コルネット、アルトホルン、バリトン、ユーフォニアム、チューバ等
サクソルン属の金管楽器にトロンボーンや打楽器が加わる
映画『ブラス!』のモデルになった『グライムソープ・コリアリー・バンド』などが有名
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということで 日本でも同様に エネルギー資源が 石炭から石油への変換に伴い
膨大な炭鉱労働者を失業に追い込み そこで起きた数々の悲劇は世界中に溢れて・・・・

日本映画の名作「フラガール」も 若い娘たちを主役にした 同様の話だったが

この映画のラスト 憧れの演劇場「ロイヤル・アルバート・ホール」
鬼気迫る 渾身の名演奏が 「ロッシーニ」の「ウィリアム・テル序曲」スバラシイ!

そして 全英選手権 決勝戦に勝って 
病身の指揮者「ダニー」が 優勝挨拶をするんだけど その内容が スゲェー!

「このトロフィーを勝ち取るのが夢でした でも残念ながら 優勝は返上します
 10年前から政府は意図的に炭坑をつぶしてきた 炭坑だけでなく・・・・
 村や家や人を  進歩の名の下に つぶした」

「我々の働く炭坑も2日前に閉鎖になった 何千人もの労働者が仕事を失った  
 仕事だけじゃなく 勝つ意欲も 闘う意志も失った 生きる希望さえ・・・・」

「もし 我々がアザラシやクジラなら 助けてもらえたろう
 だが 我々は普通の人間だ 誇り高い人間だ なのにひと握りの希望も残っていない」

「確かに 演奏はすばらしくうまい・・・・・だが、それでどうなる?」
真っ向から サッチャー批判をした映画としても 凄いゾ

あれだけ感動の拍手喝采歓声で湧きに湧いていた満席の会場がシーンと静まりかえる

当時 大変革を遂げた あの鉄の女と言われた「マーガレット・サッチャー」首相
「サッチャリズム」の影で失業者と貧富の差が増大 多くの国民から不評をかったいた

今年4月10日に亡くなったが一部の英国人から「安らかに錆ろ」の批判もあったとか
「アベノミクス」も 将来において不評をかわないよう 祈ろう

単純に ブラスバンドの成功物語じゃなく その時代背景まで描いて

その他音楽は「ダニー・ボーイ」も 「威風堂々」もスバラシイ

あんまり練習する風景が映らないので どうしてこんなに上手いのか不思議だったが
まあ 英国人にとっては 有名バンドなんで 必要は無いのだ・・・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
塀際に咲く 白の「蛍袋・ほたるぶくろ」
蛍袋.jpg
オイラ的花言葉:
【有為転変】(ういてんぺん)
 *この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって
  常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと
 *また、この世が無常で、はかないものであるたとえ





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最終更新日  2013年06月05日 16時34分38秒
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