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オーウェン@ <1973年>映画「セルピコ」 こんにちは。いつも楽しく、またワクワク…

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2017年10月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今回ノーベル文学賞受賞された「カズオ・イシグロ」氏原作の「日の名残り」
2012年6月11日に載せたものをコピーしたものです
ひのなごり.jpg

【スタッフ】
監督=ジェームズ・アイヴォリー 脚本=ルース・プラヴァー・ジャブヴァーラ
原作=カズオ・イシグロ     撮影=トニー・ピアース・ロバーツ
美術=ルチアーナ・アリジ    音楽=リチャード・ロビンズ
編集=アンドリュー・マーカス  衣裳=ジェニー・ビーヴァン
字幕=戸田奈津子


1954年11月8日 生まれ(54才) 長崎県出身のイギリス人作家

文学賞ブッカー賞を受賞  そして 今回2017年ノーベル文学賞を受賞

【キャスト】
アンソニー・ホプキンス=ジェームズ・スティーヴンス(執事)
エマ・トンプソン   =ミス・ケントン(女中頭)
ジェームス・フォックス=ダーリントン卿
クリストファー・リーヴ=ルイス(富豪のアメリカ人実業家)
ピーター・ヴォーガン =ウィリアム・スティーヴンス(スティーヴンスの父親)
ヒュー・グラント  =カーディナル(ダーリントン卿が名付け親になった青年)
パトリック・ゴッドフリー=スペンサー
マイケル・ロンズデール=デュポン・ディブリー

【あらすじ】

“英国オックスフォード”にある“ダーリントン・ホール”と呼ばれる大邸宅
戦前からの持ち主の『ダーリントン卿』が 亡くなり・・・・暫く住人が
居なかったが アメリカ人の富豪『ルイス』が購入 移り住んでくる

かつては 政府要人や外交使節で賑わった屋敷は以前の使用人は去り、
老執事『ジェームス・スティーヴンス』が新たに雇用を探している


「スティーヴン」は 彼女の元を訪ねることにする

離婚をほのめかす手紙に、有能なスタッフを迎えることができるかもと期待し、
それ以上に ある思いを募らせる彼は、過去を回想し始める・・・・・

1938年、執事「スティーヴンス」は 結婚して逃げ出した副執事女中頭の
代わりに勝気で率直な「ミス・ケントン」をホールの女中頭として そして 
彼の父親でベテランの『ウィリアム・スティーヴン』を副執事として雇う

「スティーヴンス」は「ケントン」に、父には学ぶべき点が多いと言うが 
老齢の「ウィリアム」はミスを重ねる

「ダーリントン」卿は、第一次大戦後のドイツ復興の援助に力を注ぎ、
非公式の国際会議で 卿がドイツ支持のスピーチを続けている中・・・・
病に倒れた「ウィリアム」は死ぬ

1936年、卿は急速に反ユダヤ主義に傾き、ユダヤ人の女中たちを解雇
当惑しながらも主人への忠誠心から従う「スティーヴンス」に対して、
「ケントン」は 激しく抗議した

2年後、ユダヤ人を解雇したことを後悔した卿は、彼女たちを捜すよう
「スティーヴンス」に頼み、彼は喜び勇んでこのことをケントンに告げる

彼女は彼が心を傷めていたことを初めて知り、彼に親しみを感じる
「ケントン」は「スティーヴンス」への思いを密かに募らせるが、
彼は気づく素振りさえ見せず あくまで執事として接していた

そんな折、屋敷で働く『ベン』からプロポーズされた彼女は心を乱す
最後の期待をかけ、「スティーヴンス」に結婚の決めたことを明かすが、
彼は儀礼的に祝福を述べるだけだった・・・・・・

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この映画は“執事”という仕事に 人生の全てをかけた 真の男の根性物語であり
そのために一生に一度の すぐそこにあった誠の愛まで掴まなかった愛の物語

その執事「スティーヴンス」を 名優『アンソニー・ホプキンス」が渋く演じ
その相手女中頭「ケントン」を『エマ・トンプソン』が真正面から受け対抗する

お互い もしこの“執事”が職業でなければ 普通に男女の関係にあったろうに
徹底して冷徹に対応するアンソニー・ホプキンスの演技のし所で 納得のモノに

僅かな休みの時間に熱心に読書している「スティーヴンス」
毎日庭の花を摘み彼の部屋に活けに来る「ケントン」が聞く「何を読んでるの?」

必死に隠すスティーヴンス 無理矢理取り上げると それは恋愛小説だった
「色々多方面のことも勉強しておかないとね」 見詰めるケントンの目は無防備で
スティーヴンスも 上ずった感じになって・・・・でも ハッと気が付き離れる

ラスト雨の中 乗合バスで何もないまま別れる二人の切々とした表情は胸を打つ
雨に曇った窓ガラスに ぼんやり視えるケントンの泣き顔が 遠ざかってゆく

恐らく“テーマ”は 他にあるのだろうが「スティーブンス」と「ケントン」を
演じる名優二人の何気ない演技に緊張感が溢れており 二人の恋愛物語だった

“執事”としての「スティーヴンス」はドイツ贔屓の「ダーリントン卿」に対して
も同様で 一切自分の意見は口出ししないし 非公式の要人達の裏会議を見聞き
して色々生々しい話も耳にしているが・・・・尋ねられても それらの政治問題 
経済問題には 「私はお役にはたてません」と喋らない

これらの行動から「スティーヴンス」は間違いがないものと信頼が高まってゆく
そう「スティーヴンス」は “執事という仕事”と結婚していたのだった

仕事一途の男の最終章  “日の名残り”は 赤く輝いて美しい





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最終更新日  2017年10月06日 09時35分01秒
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