2012年03月22日
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 みすゞが童謡を書き始めたのは、20歳の頃からでした。
 4つの雑誌に投稿した作品が、そのすべてに掲載されるという鮮烈なデビューを飾ったみすゞは、『童話』の選者であった西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されるなど、めざましい活躍をみせていきました。
 大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされます。
 それから50余年。長い年月埋もれていたみすゞの作品は、児童文学者の矢崎節夫氏(現金子みすゞ記念館館長)の執念ともいえる熱意により再び世に送り出され、今では小学校「国語」全社の教科書に掲載されるようになりました。


空いろの花

青いお空の色してる、
小さい花よ、よくお聴き。

むかし、ここらに黒い瞳(め)の、

さつき私のしてたよに、
いつもお空をみてゐたの。

一日青ぞら映るので、
お瞳(めゝ)はいつか、空いろの、
小さな花になつちやつて、
いまもお空をみてゐるの。

花よ、わたしのお噺が、
もしもちがつてゐないなら、
おまへはえらい博士より、
ほんとの空を知つてゐよ。

いつも私が空をみて、

ひとつもほんとは知らぬこと、
みんなみてゐよ、知つてゐよ。

えらいお花はだァまつて、
ぢつとお空をみつめてる。
空に染まつた青い瞳で、


『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より

白木屋グランドホテルから車で15分の金子みすゞ記念館を御覧に是非お越し下さいませ。

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最終更新日  2012年03月22日 12時33分53秒
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