2012年11月20日
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壇の浦漁釣船



 壇の浦漁釣船由来記

 其のむかし寿永4年(1185)春3月源平壇ノ浦合戦あり、平家は安徳天皇とともに沈み、平家残党は亦此の地に再起を窺う裡に漁業に身を窶(まか)すに至る。
 是れ今に壇ノ浦漁師の始めなりと。即ち早鞆の渦潮逆巻く中を巧みに操り、一本釣に錬達し、舟中正座して崩さず、海底に沈み給える御幼帝と平家一門を弔うこと久しき慣(なら)いとぞ。
 近年機械船の導入に依り「倭船」も漸く姿を消す、今は此の一舟を遺すのみ。舟主の津田清、中山正夫此の由来を留めむと此處に奉納、先祖の遺徳を称えむとするものなり。


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最終更新日  2012年11月20日 12時24分43秒
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