2012年11月29日
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プロジェクトM2006


 みすゞが童謡を書き始めたのは、20歳の頃からでした。
 4つの雑誌に投稿した作品が、そのすべてに掲載されるという鮮烈なデビューを飾ったみすゞは、『童話』の選者であった西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されるなど、めざましい活躍をみせていきました。
 大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされます。
 それから50余年。長い年月埋もれていたみすゞの作品は、児童文学者の矢崎節夫氏(現金子みすゞ記念館館長)の執念ともいえる熱意により再び世に送り出され、今では小学校「国語」全社の教科書に掲載されるようになりました。


水と影

お空のかげは、
水のなかにいつぱい。

お空のふちに、

野茨(のばら)もうつる。
  水はすなほ、
  なんの影も映す。

水のかげは、
木立のしげみにちらちら。

明るい影よ、
すずしい影よ、
ゆれている影よ。

水はつつましい、
自分の影は小さい。

『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より



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最終更新日  2012年11月29日 12時06分01秒
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