2012年12月18日
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カテゴリ: 萩市周辺観光情報
旧田中別邸


 この建物は、明治9年(1876)に貧困士族救済のために夏みかん栽培を奨励した萩藩士小幡高政(おばたたかまさ)の邸でした。邸内には「橙園之記(とうえんのき)」と刻んだ石碑が建っていますが、これは明治22年に小幡高政が開拓時代の苦心を誌した自宅の橙園に建碑したものです。後に、元内閣総理大臣田中義一の別邸となり、かんきつ公園内に移設され、邸内には田中義一の大将服など数々の遺品や資料が展示されています。(2002年4月オープン)


小幡高政(おばたたかまさ)

 高政は文化14年(1817)、大組士祖式半輔正良の次男として、周防国吉敷郡恒富村(現山口市)に生まれました。29歳の時に大組士小幡小平太定一の養子となっています。幕末期には萩町奉行、江戸・大坂の留守居役等を歴任。四境戦争では芸州口(広島県境)に出陣しました。
 維新後は官職に就き宇都宮・小倉等へ赴任しましたが、明治9年(1876)母の病気のため辞職、萩に帰りました。その後、禄を失った士族の救済のため、夏橙の栽培に着手、耐久社を設立して産業化に成功し、萩を代表する名産品に育てました。また第百十国立銀行(現山口銀行)の創立にも加わり、2代目頭取となっています。明治39年(1906)没、享年90歳。


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最終更新日  2012年12月18日 18時15分49秒
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