2013年01月22日
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金子みすゞ記念館


 みすゞが童謡を書き始めたのは、20歳の頃からでした。
 4つの雑誌に投稿した作品が、そのすべてに掲載されるという鮮烈なデビューを飾ったみすゞは、『童話』の選者であった西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されるなど、めざましい活躍をみせていきました。
 大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さでこの世を去るまでに512編もの詩を綴ったとされます。
 それから50余年。長い年月埋もれていたみすゞの作品は、児童文学者の矢崎節夫氏(現金子みすゞ記念館館長)の執念ともいえる熱意により再び世に送り出され、今では小学校「国語」全社の教科書に掲載されるようになりました。


店の出來事

霰(あられ)がこんころり、
潛(くぐり)戸からはいつた。
お客さんが、霰と、

  (こんばんは。)
  (はい、いらつしやい。)

歌時計がちんからり、
お客さんの手で鳴つた。
あられの音にまじつて、
一つとやを歌うた。
  (さやうなら。)
  (はい、ありがたう。)

歌時計がちんからり、
鳴り鳴り出てつた。
消えるまできいてて、

霰はとうに止んでゐた。

『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より

白木屋グランドホテルから車で15分の金子みすゞ記念館を御覧に是非お越し下さいませ。

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最終更新日  2013年01月22日 12時06分08秒
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