007 消されたライセンス

【原題】
Licence To Kill

【キャスト】
Timothy Dalton ティモシー・ダルトン(James Bond)
Carey Lowell キャリー・ロウエル(Pam Bouvier)
Robert Davi ロバート・ダヴィ(Franz Sanchez)
Talisa Soto タリサ・ソト(Lupe Lamora)
Anthony Zerbe アンソニー・ザービ(Milton)

【スタッフ】
監督 : John Glen ジョン・グレン
製作 : Albert R. Broccoli アルバート・R・ブロッコリ / Michael G. Wilson マイケル・G・ウィルソン
脚本 : Michael G. Wilson マイケル・G・ウィルソン / Richard Maibaum リチャード・メイバウム
撮影 : Alec Mills アレック・ミルズ
音楽 : Michael Kamen マイケル・ケイメン
美術 : Peter Lamont

製作年 : 1989年
製作国 : イギリス
配給 : ユナイト=UIP

【あらすじ】
 英国諜報部員随一の腕利きであり、殺人ライセンスを持つ“007”ことジェームズ・ボンドが活躍する007シリーズ第16作。この四代目ボンドを演じるはシェークスピア俳優のティモシー・ダルトン。ちなみにダルトン=ボンドの最終作。四代目ボンドは前作と併せてたった二作品にしか登場しない。
 ボンドの親友でCIAエージェント、レイターが結婚式当夜に新妻を殺され、自身も半身不随となった。ボンドは仇を討つべく、上司Mの命令を無視して中南米へと飛んだ。当然、ボンドのライセンスは剥奪された。復讐に燃えるジェームズ・ボンドが単なる一市民として億万長者の麻薬王サンチェスに挑む。

【episode】
 エピソードとして有名なのは本来の製作発表時には”Licence Revoked”すなわち「消されたライセンス」であったのに、このタイトルが運転免許の取り消しを連想させるというなんとも間抜けなクレームのために、ごく平凡なタイトル”Licence To Kill”に変更されてしまったという話。しかもこののちアメリカとイギリスでライセンスという言葉のつづりに違いがあることが発覚し、またまた混乱をきたすという結果に。さらには最終的に作られたポスターデザインのあまりのみすぼらしさのために、重要なマーケティングで大失敗をしてしまい「インディ・ジョーンズ」などの大作が並ぶなか興行成績まで落ち込んだ。

【感想】
 作品自体の好みも非常に分かれる作品ではないでしょうか。クールでスマートなジェームズ・ボンドが、一転復讐に燃えて色んな手段で敵を殺していく。射殺、謀殺、焼殺…ちょっとエゲつなくもあり、作品の雰囲気もちょっと辛気臭いですが、本来ボンドはスパイであり、手段を選ぶべき立場でもないと思うので、そんなのもアリだと思います。
 作品の雰囲気がちょっと辛気臭いと評しましたが、流石はジョン・グレン監督。大型タンクローリーの片輪走行などを始めとするアクションは迫力満点、各キャラクターの使われかたも良かったと思います。しかもタイトルどおりライセンスを剥奪されるどころかティモシー・ダルトンが役まで剥奪されてしまうというオチつき(^^;)
 とにかく、個人的には非常に楽しめました。


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