「Man, You must be Kenny Garrett!!」と小生が言うと、ニコニコしながら「そうです」と彼。マイルス・デイヴィスの最後のメンバーで、当世を代表するアルト・サックス奏者のケニー・ギャレットその人だったってわけ。マイルスのバンドでライブも見たし、写真では何度も見た顔だったのだ。いやービックリしたよなあ。なんでそんなに日本語がうまいんだ?という感じ。そうやって日本人を驚かすのが趣味なのだろうか(笑い)。
翌日は、朝5時に起きてシカゴに飛ぶ。帰ってすぐに着替えてゲイリー市のマウント・モライア教会でゴスペル・ギグ。さらにシカゴに戻り、夜は北部郊外のグレンコー市にあるレイク・フロント・ビーチでギグだ。豪邸が並ぶこのエリアはよく知られた高級住宅地。イタリア風のビーチ・ハウスもお洒落で日曜の夕方を過ごすには最高の環境だ。JR(ベース)、リッキー・ネルソン(ドラム)というファンキー・リズム・セクションに、ジェラルド・マクレンドンが歌で入り<Knock on wood><Stand by me><My girl><I feel good>などのソウル、モータウン・ナンバーを1時間ほどプレーする。とても楽しいパーティで、こんなギグなら毎週でもやりたい(笑い)。10時でビーチが閉まってしまったのは実に残念。波の音をBGMに、集まったみなさんとプレー後の打ち上げをやるには最高の場所だったのに。次の機会を楽しみにしよう。