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2005年01月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「なるほど」という言葉に敏感に反応してしまう。

(あっ、あの人いま「なるほど」っていった)
町を歩いていても、テレビを観ていても、ビリッと反応する。

そしてぼくが「なるほど」という言葉を使わなくなって十年ほどになる。
この十年間、人前でただの一度も「なるほど」と言ったことがない。


あれはまだ営業マンをしていたころのことだ。

ぼくは得意先まわりで、ある不動産屋さん(個人経営に近い規模の)でそこの社長さんにアンケートをお願いしたことがあるのだ。

ぼくはメモを取りながら、何の気なしに「なるほど・・・」と相槌を打った。
その途端!

「なるほどとは何だ! 何がなるほどなんだ!」
「!・・・?」
ぼくは何が起こったかわからず、ただしどろもどろに対応して、尻尾を巻いて逃げ出してきたのだ。

何故、その社長さんが突然怒り出したのか?
その疑問は一年以上分からないままだった。

それから随分後になって、本か何かで読んだのだけれど、「なるほど」という言葉は目上の人、あるいは礼を取らなければならない人に対しては使ってはいけない言葉であるということを、その時初めて知ったのだ。

いわれてみれば、馴れ馴れしい感じがする。
親しい間柄には問題ないかもしれないが、年上の人と会話していたらやはり気をつける必要がある。


それから何だかちょっと恐いような気がして「なるほど」という言葉が使えない。
他の誰が使っていてもその「なるほど」を耳にした途端、あの社長さんの憤怒の顔が脳裏で明滅するのだ。





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最終更新日  2005年01月26日 15時49分54秒
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