青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2023年06月12日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆Takeharu FT150 セッティングです
 ギターオーナー様は、HF様です。
 工房のブログにご訪問頂いた事がご縁で、N県から宅配便で大切なギターを
 託して頂きました。
 有難うございます。

◆画像から確認して行きます

●段ボールinハードケースで送って頂きましたので、問題無く届いておりますので
 ご安心下さい。
 1977年に製作されたギターですが、殆ど弾く事無く保管されていた様なコンディションです





●ローポジのフレットは僅かに弾かれた痕跡が有るだけです



●バック側も殆どキズが有りません

◆リペアのオーダーを確認致します 
 ・全体的なクリーニング
 ・ネック調整
 ・弦高調整
 ・ナットを牛骨へ交換
 ・サドルをエボニーへ交換
 ・エンドピンの交換 
 ・その他


●梱包直前に1E弦が切れたとの事で、新しい弦に交換して送って頂なくて良かったです
 セッティングは弦を張ったり緩めたりを繰り返しますので、セッティングの時だけ
 切れなければ良いと言う、リペア料金を押さえる為にサウンドハウスさんの
 安価な弦を使います
 ナットはオイル漬けボーンに交換します


●サドルはタケハルと抜群の相性の良いエボニーに交換します


●ストラップピンも交換します

 多くのタケハルをリペアしました経験上、ネック&ボディの剛性が不足して、
 お届け後に、弾き終わってから必ず弦を緩めても弦高が上がって来る事は確実です
 リペアする立場ですと、010~のEXライト弦がお勧めで、EXライトでは細過ぎてNGでしたら
 011~のカスタムライト弦でお願いしたいと思います。



●Xブレーシングと間の補強ブレーシング2本と言う、非常にシンプルな構造です
 これに対して、012~ライトゲージを張りますと、ブリッジ周りの隆起とネックの元起き
 が発生する事は間違い無いと思います


◆リペア開始して行きます

●バック側のブレーシングに異常は有りませんでした


●トップ側のブレーシングはOKでしたが、サウンドホールの際の補強板が1カ所
 画像の通り剥がれてました


●タイトボンドを流し込んで接着固定します


◆使用する弦をEXライトにゲージダウンする了承を頂きましたので、
 リペアをドンドン進めて行きます 


●エンドピンは敢えて新品を使わずに、年代の合うビンテージ物に交換しました


●セッティング用のEXライト弦を張って、ロッドの締り具合を確認してからセッティングに
 入って行きます。
 1フレットにスペーサーをセットして、現状の弦高を測定して行きます


●6E/12Fで3.50mmを僅かに超えてます
 1フレットも高くて12フレットが3.50mm有りますと、弾く事イコール修行と言う事に成ります


●1E/12Fも3.25mmを僅かに超えてます



●ロッドの効き具合を確認しますと、理想的な状態に調整出来てますが、
 ロッドを調整した直後なので、チューニングした状態で1時間後に弦高を確認して
 その後は弦を緩めて一晩放置してから、セッティングを決めて行きます


●ペグを回すと6E弦のペグの回り方が、ギヤの摩擦を感じますので、グリースを塗って
 回転させてストレス無く回る様にします。ダダリオに交換する時に更に回してバリでは
 無いですけど、お互いが素直に回る様にします


●1フレットにスペーサーをセットして、セッティングして行きます


●弦高は前日と変化が有りませんでしたので、ロッド調整でネックは落ち着いています


●1E側も変化は有りませんでした


●既存のサドルを基準としてエボニーのサドルを削り出しました


●画像の通りブリッジから出ませんので、ブリッジから出る高さのサドルを作って弦高を2.8mmで
 我慢して弾くか、ブリッジトップを1.80削って弾き易いセッティングにするかの2択ですが、
 迷う余地は無いと思います。
  また、この時代のブリッジはハカランダが使われてまして、その木目を分厚いクリアを塗って
 隠すのか不思議です。クリアを落とす事は音質改善に良い結果しか有りません


●サドルの高さを確保するためブリッジを1.80mm削りました
 ブリッジの全方向を削って木目を出して有ります


●オイルフィニュッシュで仕上げますが、ブリッジに使うオイルフィニュッシュ材は
 表面に被膜を作って材を保護するタイプのオイルを使ってます



●オイルフィニュッシュ剤は4時間以上は乾燥させる必要が有りますので、ボディ全体にバフを
 掛けておきます
 バフ掛け前が綺麗でしたので、何時もの様な劇的な変化は有りませんでしたが、
 JPビンテージの感じは充分に出てます


●仮のセッティングを確認しておきます


●弦を張り戻します


●6E/12Fで2.25mmは予定通りです


●ナットを交換して行きます


●粗削りの状態です


●全体のシェイプを整えて1フレットの調整も済みました


●セッティングを確認します
 6E/12Fは2.25mmで予定取りです


●1E/12Fは1.75mmで予定通りです

◆セッティングが安定している事が確認出来ましたので弦を交換します

●オイル漬けナットの仕上がりです


●ブリッジ周りの仕上がりです


●ダダリオの010~に交換しました
 弦を交換する際には銘柄は問いませんが、010~047のエキストラライトゲージを使って下さい
 ゲージアップされますと、セッティングのバランスが崩れて弦高アップは勿論ですが
 ブリッジ周りの隆起やネックの反りに繋がりますのでご注意下さい


●ビンテージギターには、オイル漬ナットに限ると思います


●厚く塗られたクリアを剥がしましたので、ハカランダのブリッジの木目が良い感じです

🌻2日程セッティングに変化が無いか確認した後に、お届けさせて頂きたいと思います

◆セッティングが安定しているか確認して行きます

●1フレットのクリアランスOKです


●6E/12Fは2.20mmでOKです


●1E/12Fは1.75mmでOKです


●ヘッドストック周りの仕上がりです


●フレットボードの仕上がりです


●ブリッジ周りの仕上がりです


●ペグの動き自体はスムースに成りましたが、チューニングの際の微調整は微妙な感じです
 これは経年変化と言うよりも、当時のオープンバックタイプ・ペグの精度そのものと言う事だと
 思います。自宅弾き専用でしたら問題は無いと思いますが、ライブ等でお使いになられるのでしたら
 ペグ交換をお考えに成っても良いかも知れません


●ネック裏の仕上がりです


●ボディバックの仕上がりです


●リペアの完了です
 リペア前の弦高から考えますと、本来の姿に戻ったと言う事だと思います。
 弾き易く、出音も現在のFT150のポテンシャルを最大限引き出せたと思ってます

 お届けに関しましてはメールでご案内させて頂きます



🌻K2ギターファクトリー
  千葉県八街市 八街 に-67-3 
   代表 加藤 和久
   ☏ O8O-5376-O998       
   ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております





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最終更新日  2023年06月22日 05時49分00秒
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