2003年08月11日
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矢野の戦線離脱でこれから1,2週間は野口がマスクをかぶることになりそうだ。
しかし、ここまでの野口を見ていると
「獲得したときの期待よりは、いまいち働いてないよな・・・」
というのが率直な感想ではないだろうか。
野口は今年も日ハムに在籍していれば、一番多くマスクをかぶっていただろう。
いわば、正捕手だった選手を阪神は獲ったのだ。
だが、今の野口は、「移籍した捕手」と「第2捕手」という難しい役割をダブルでこなさなくてはならない状況だ。
成績低迷もある程度仕方がないかなという印象。

「移籍した捕手」が難しいのは想像に難くない。

リーグが変われば相手も覚えなくてはならない。
矢野も中日から移籍してきたときは、苦労したと言っている。
昨年は、谷繁と中村が移籍したがお互い苦労したことだろう。

さらに、「第2捕手」という難しい役割を背負わされた。
まず、一般的に第2捕手というのを考えると
1.正捕手と相性の悪い投手を受ける。
2.正捕手の打撃が弱い場合、打撃のいい捕手をおく(右・左をそろえたり)
などが考えられる。
1.のケースは、有名なのは、アトランタ・ブレーブスの魔ダックスがレギュラー捕手のロペスには受けさせず、ペレスやブランコに受けてもらうというのがあるが、
「最近、A捕手で調子が出てないみたいだから、B捕手でやってみよう」
という起用の仕方も含む。

Aが慎重、オーソドックス派ならBは強気に・・とか。
(キャッチングや肩に大きな差がないとして)

まぁ、上に書いたのは一般論の控え捕手の話で、
古田とか城島とか今年の矢野のように、
正捕手が打撃よしリードよし守備もよし・・となると、第2捕手の役割は随分変わってくる。

というのが、第一の要望である。
いってみれば、非常時のみに必要であり平時には必要がない。
この役割は、若手なら
「ベンチで勉強させてもらうっス。」でプラスに捉えられるが、
野口のようにある程度経験をつんだ捕手にとっては、かなり苦痛だったにちがいない。
星野監督も、シーズン序盤は下柳と組ませたり、モチベーション維持に気を使っていたが、ここまで必ずしもうまくいっていない。
さらに正捕手がうまくやっていての代役だけに、すべてを「自分らしく」やっていくのは難しい。
ある程度、うまくいっていたものを踏襲していかなくてはならない。

野口はこういうプレッシャーをヤクルト時代は常に感じていて、うまく「古田の代役」をつとめることはできなかった。
日本ハムでは、正捕手を勝ち取り、他人との比較でなく、「個性」を出すことができたからうまくいったともいえる。
さて、阪神で「矢野の代役」をつとめることができるのか・・・。
ずっと応援している選手なのでがんばってもらいたいが。





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最終更新日  2003年08月12日 01時52分35秒
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