機動戦士ガンダムSEEDMEMORY

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SEED MEMORYS 夜と星に祈る永遠


リンは暖かいコーヒーをフォーンに手渡すとフォーンはその手にはめている手袋でその手からコーヒーを授かる、二人はそのいつも着慣れた私服のまま大空を見つめる、夜という黒と青色に染まり、そして、月からの木漏れ日、雪の白い塊がしんしんと降る。その中、二人は互いに空を見る、それは自分たちが生きているという証と肖りたい。

「・・・・白いね」

「・・・うん」

リンはゆっくりとフォーンの腰に手を回すとそのまま雪、月、空を見る。フォーンもそれに答えるようにリンの肩に自分の顔を乗せる。そして、互いに温もりを感じる・・それは自分たちが今、存在しているという証・・・リンは月を見ながら語る・・それは自分たちの学んできた意味・・そして、生まれてきた意味なのだと。


「僕たちは生きている、それは理屈とか・・・奇麗事じゃない、本当のこと。争いが離れて・・それで、平和を手にしたら・・僕らはどうなるかは分からない、人だから。でも、未来がある、過去はない、過去には戻れない、だから、前に進む・・そして、共にいたい、君と・・」

リンはフォーンを見つめる、フォーンはこの寒い中外にいるから頬が赤いのかそれとも言葉に恥ずかしくて赤いのか分からないが頬を高潮させていた。そして、ゆっくりと頷く・・・二人の間には言葉はいらなかった・・これ以上は。フォーンは再び目を開けるとリンを見つめる・・・フォーンは静かに目を閉じ、リンの手を握る、リンはゆっくりと目を閉じると少しずつ顔を近づけさせ、互いの唇を重ねる・・それは祈りの証でもあった。













ディルノはそのいつもの服装にマフラーをつけ、白い息と共に手をさする。その寒さは結構こたえるらしい、ディルノは「遅いなぁ・・」といいながらも手をさする。そして、しばらくし、自分のほうに鈍い音がしながら何かが飛んでくる、そして、ディルノの顔に命中するとディルノはその場に倒れる。飛んできたのはお茶の缶。

「のわっ!?」

ディルノはしりから落ちる、そして、ディルノが起き上がったときに自分の手に缶が落ちる。ディルノはため息をつき、その投げた方向を見る。

「・・・優しい渡し方はできないのか?」

「えへへ~」

その先にいたのはニットの帽子に、赤と白となにやら変な模様がかかれた暖かいセーター、そして、下は青色の布のズボンという少しボーイッシュな服装。もちろん、ディルノとおそろいかマフラーは一緒だ、手袋は赤く、別に模様などはない。

「ごめんね、待たせて」

「まったくだ・・3分の遅刻だぞ」

「いいじゃない、それくらい!」

「よくない、待たせるほうのほうも考えろ」

「うう・・・」

リアナは少ししょんぼりする、その様子を見て、どんどん分が悪くなったディルノは俯きながらも謝る。

「・・・俺も悪かった・・・」

その途端、リアナの表情はパァと明るくなりすぐにいつものような表情になる。それを見て、ディルノも悪い気はしないという感じがした。
リアナは背中に隠してある袋をそのままにしながら、ディルノにたずねる。

「なんで此処に呼んだの??」

そこは海が綺麗に見える丘・・花は雪に積もられ隠れている。ディルノはその手の中にある、プレゼントをいつ渡すか迷っていた。そして、あいまいな返事をしてしまった。

「あ・・いや・・その・・・なんだ・・」

「・・・ねぇ、その手の中にある袋は何?」

「え・・・?いや!?それはその・・!君にッ!」

「私に?」

「あ・・・えと・・・」

またまた黙り込んでしまう、こういうのにはとことん弱かった、リアナは少しモジモジしながらも、顔を俯きながらディルノに自分のプレゼントを渡す。その袋の大きさからセーターだっていうのはディルノは分かった、ディルノは微笑みながら「ありがとう・・」といい、自分のプレゼントをリアナの手の上に乗せる、リアナはゆっくり顔を上げ、微笑む。

「物々交換だね~」

「・・・ああ」

「開けてみてもいい?」

「・・・・くだらないぞ」

リアナはゆっくりと、その袋を開ける、そして現れたのは綺麗なネックレス、銀の運命を司ったような翼が双方に分かれた天使のような羽のアクセサリーだった。

「うわぁ・・・高かったでしょ?」

「そんなことは・・・ないよ、お前と同じくらい・・いや、それ以下の価値だし」

ディルノは顔を赤くしながら言う、その一言にリアナは笑う、ディルノは「わ・・笑うなよ」と照れを出しながらも告げる。そして。朝日が昇り、リン、フォーン、ディルノ、リアナはそれを見つめる。ミリアも、自分の部屋から窓を開けるとその夕日を見つめる、アオイはスポーツカーから降りるとレール越しにその朝日を見つめた、ヴァン、ナナミも友達と共にその朝日を見つめる、ヴァンは一度ナナミに目をやるがナナミはそのままずっと朝日を見つめていた、ヴァンは目をはずすと朝日を見つめた。
ユミ、カズマらも、軍の車に乗りながらその朝日を見続ける、そして、道路の途中で止めると、そのまま朝日を見続けた。
リンとフォーンは手をつなぐ・・・ディルノとリアナも同時刻手をつなぐ・・・そして、祈りとして見つめる、その夕日は永遠の光のようだった。
そして、ディルノとリアナはその証を背負うかのように互いに目をつぶると唇を重ねる。
リン、フォーンも再び目を瞑り、唇を重ねあう・・・それぞれが想う願いは明日への光へと今始まろうとしていた・・・。




どんなときも 思い出してる 君の笑顔を

小さい頃に 遊んでいた 公園で また出会う

もう逃げたりしないから 

会えたときは 君に言うから 好きという言葉を

だから ずっと 待ってるから

あの滑り台の上で

そして 見つめよう あの綺麗な星を

優しく君と手が触れ合う その日を・・・



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