「オメラスから歩みだす人々」
テレビドラマ「MOZU」で この本の短編が引用されていました。
オメラスという美しい街が此処ではない何処か遠い所にある。
オメラスは幸福と祝祭の街で、この世の理想郷であるという。
人々は精神的にも物質的にも全てに満足し、誰も心にやましさなど持っていない。
オメラスの街の何処かに閉じ込められている子供がいる。
窓もなくろくな食事も与えられず、ずっとずっと閉じ込められている。
汚い部屋に永遠に。
その子供が犠牲になることで、オメラスは繁栄しているのだ。
そして、街の人はみんなそのことを知っている。
美しい街も全てはその子供が不幸であることが条件なのだ。
といった内容。
衝撃的な内容でとても胸がドキっとしたが、きっとその理想郷は遠くない。
今現在居る此処がそうなんじゃないかとなんとなく思いました。
犠牲の上で成り立っているとは直接的には思えないけれど
それは立場が違うだけなのかなと思う。
私たちはなんとなく知っている、誰かの犠牲のうえに成り立っていることを。
だからきっと衝撃を受けたのかもしれない。