静岡の畳屋の姉さんが語る株式会社新海畳店

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2010年11月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

こんにちは。

畳の表替えのお手伝いをする畳屋の姉さんです。

先日、とっても重くてしっかりした畳が、表替えのために弊社に運び込まれました。私一人では全く動かす事ができないほど重~い藁床の畳でした。

 私はこれを社員さんやパートさんと協力し、糸を切って縁と畳表を剥がしていきました。

 ほとんどの畳は見えないところにホッチキスを使ってあるのですが、この畳はホッチキスを全く使っていませんでした。

角の裏にもホッチキス無しの畳

「框(かまち)」という、縁の付かない辺も手縫いでした。↓

框も手縫いの畳

畳表を剥がすためにこの糸を切っていきますと・・・↓

框の糸を切る

中から新聞紙が出てきました。

畳の中の新聞紙

日付はなんとびっくり

畳の中の新聞紙

 昭和62年といえば、私は大学4年生。この頃はどこかの小学校か中学校に教育実習に行っていたかもしれません。または大学で絵の具か粘土か木屑まみれになっていたか・・・。

つまり、この畳は23年振りに表替えをしたということなんです! びっくり

畳の表替えは7~8年毎が目安

 あらためて畳の表側を見てみました。

23年前の畳の表面

 23年前の畳・・・その割には綺麗です 。(右下隅の赤い線は、畳床修正のために社員が書いた線です。)

畳表も畳床も品質がいいですね。お客様の使い方もよかったのでしょう。

 藁床は、藁を縦横互い違いに並べて、圧縮して作ってあります。

下の写真は畳の縁を途中まで外したところです。下の方は藁の断面が正面向きになっているので、普通はストーロー状になっている藁の丸い穴が見えるはずなのですが、それがほとんど見えないくらいに圧縮されています。重いわけですね。

藁床の断面






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最終更新日  2010年11月10日 09時47分39秒 コメント(12) | コメントを書く


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