輝く未来への虹の架け橋

輝く未来への虹の架け橋

2019.07.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
  京都で、テロのような悲惨な事件が起きました。

 犠牲になった人達には心からのご冥福を申し上げます。

 まだまだ詳しい情報がないので深入りはできませんが、非常に残念な事件です。

 エゴが膨らみ怒りの塊のような人間が、とんでもない事件を起こしたことは事実です。

 あまりにも悲惨な事件なので精神鑑定が必要だと思います。

 犯人像は、川崎、登戸のカリタス学園殺傷事件の犯人の生い立ちと類似していて・・・。
 両親が離婚して、不幸な環境に身を置かれ、強烈に傷つく経験や境遇で育つと「うらみ」を持ち続け、怒りと激情が犯行を生んでいるように思います。

 犯行の動機は、犯人が吐き出した言葉が報道されておりますが・・・、本当の目的は、悲惨な事件を犯して世間の注目を集めることにあり、その背後には親への深い恨みと復讐心があると思います。

 大阪・吹田市交番襲撃 拳銃強奪事件の犯人も、生い立ちは違えども、親へのうらみが根底にあるように思います。

 メルマガの第408回にネガとポジの言葉リストを紹介しました。

========= 

  ネガティブな感情をポジティブな感情で浄化して手放していくと、ニュートラルになり・・・・。

 中庸の状態になればなるほど、根源からのエネルギー、直観、インスピレーションが、湧いてきます。 
 シンクロニシティも頻繁に起きてきます。 

==========
 ・恨むこと⇔許すこと
 ・執着すること⇔手放すこと 
 ・いらだたせること⇔心を癒すこと

  許すというのは、手放すことで、恨むというのは執着することです。

 人を呪わば穴二つ!ということわざもあるように、人を恨めば、自分の墓穴も掘ることになります。

 人を憎むは身を憎む!墓穴を掘る!自業自得!という同じような意味の言葉もありますが・・・。
 恨むとか、呪うとか、憎むなどのネガティブな後ろ向きな感情は、自分に返って来ることを昔の人は熟知していたのです。

 恨んでも過去は変わらず、今の現状が悪くなるだけです。

 長年、恨みを続けていると、心の闇に魔物は棲むようになりますから・・・。

 恨めば恨むほど、自分の人生がめちゃくちゃになり、自分の大切な人生が、どぶに捨てるようになるのです。
 ・恨むこと⇔許すこと
 ・執着すること⇔手放すこと
 ・うらやむこと⇔感謝すること
 ・思い込んでる⇔気づいている

 うらむ と うらやむ は非常に似ています。

 『うらやむ』の語源は、『裏』が『病む』つまり、裏の心が病んでいるということ。 
 ですから、裏の心が病んでいるという点からは、同じ範疇になります。

 それにしても、恨みのエネルギーは、蓄積すると、莫大な負のエネルギーになります。

  それを  ⇔許すこと
      ⇔手放すこと
      ⇔感謝すること
      ⇔気づくこと 
 と、前向きに、ポジティブにシフトして正のエネルギーに転換するのです。

 学校でいじめられた・・
 実家が貧乏で周りの友人がうらやましかった・・

 成功した人の伝記や本を読むと、このような体験があります。

 劣等感やうらみ、復讐心など、ネガティブな感情も、使い方によっては、人生を好転させることを示唆しています。

 ソフトバンクの孫さんも、子供のころは、家が貧しくて、差別され、親や祖母を恨んだそうです。

 幼児期にはあんなに大好きな祖母だったのに、学童期になると恨んでしっまった!と、後悔しているのです。

 けれども、自分の愚かさに気づいて、その恨みの負のエネルギーを、事業家になる正のエネルギーに変えたのです。

 彼の場合は、ネガティブな感情をポジティブな感情で浄化して手放して、ちょうどのニュートラルになったように思われます。

 中庸の状態になればなるほど、根源からのエネルギー、直観、インスピレーションが、湧いてきて、色々な奇跡を起こしているのです。

 松下幸之助氏も根源のパワーを引き出し、あり得ない奇跡を起こした人物でした。

 有り得ない奇跡を起こしたジョブズ氏の根源のパワーも共通しています。

 ジョブズ氏は、若い頃から禅に傾倒した仏教徒であり、21歳の時に初めて参禅されて以来、30年近くも坐禅修行を続けられたそうです。

 東洋の思想に魅かれ、インドにも修行に行っているそうです。

 彼は、本格的に禅を学んでいるようで、一時は日本の禅寺で修行僧になろうと考えていたこともあったそうです。

 話は長くなりますが・・・。

 アップル社創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の愛読書の一つが「弓と禅」であると、彼の自叙伝に書かれております。

 スティーブ・ジョブズ氏は、この業界の既成の概念や常識をことごとく打ち破った人で、1度は潰れかかったアップル社を、わずか15年で時価総額世界一にまで大躍進させた比類なき経営者でした。

 「弓と禅」の本が、彼の精神に多大に影響していることがわかります。

 さて、ジョブズ氏の愛読書の「弓と禅」の内容も、西洋人の合理主義や常識がことごとく打ち破られるもので、主人公のドイツの大学教授の心の変遷をジョブズ氏は自分の教訓として学んでいたと思わ
れます。
 大正末期から東北帝国大学の講師であった、ドイツの哲学者オイゲン・へリゲル氏(1884-1955)は、日本に滞在中に、弓聖と呼ばれた阿波研造氏に弓を習いました。

 そしてドイツに帰国後、彼は日本での弓道の修行の体験を、「弓術における禅」=「弓と禅」という本に著しました。

 へリゲル氏はドイツの哲学者ですから、現代人と同じく西洋の合理主義者です。

 論理的な思考と方法論を持ち、この西洋の論理的な考え方を子供の頃から植えつけられ、合理主義は彼の絶対的な信念になっていたのです。

 西洋の合理主義の背景には、自分たちの考えが絶対であり、その考えを守るためには、相手の考えを攻撃し、戦争をもいとわない!という・・・

 キリスト教の精神が根底にあり、自分達の考え方こそが常に正しい!と絶対視する傾向があります。

 現代の日本人もそうですが、科学に盲信しすぎて、自分達の考えは最も科学的で合理的であると信じ込み、自分たちの考え方以外は断固として認めないのです。

 そんな西洋の合理主義が、頭のてっぺんからつま先まで染み込んでいるへリゲル氏の論理的な考え方が、弓道の師の教えによって、ことごとく否定され、打ち負かされ・・・

 ついには論理の限界を超越してしまい、その後へリゲル氏は素直になり「弓道の奥義」を少しづつ修得して行くのです。

 この本には、その過程がドイツ人の大学教授らしい感覚で、精密に描かれています。

 この本が西洋に紹介されて、さらに日本にも逆輸入という形で伝わり、禅の心も、弓の名人である阿波研造氏も注目されるようになりました。

 さて、この本の中でのクライマックスは・・・

 阿波研造師範の教えである、

 「的を狙ってはいけない。心を深く鎮めれば、的と自分が一体となる。自分自身を射なさい」という言葉に、完全に行き詰まってしまうのです。

 ・弓を射るのに、筋肉を使わないで弓を引く。

 ・矢を放つには、これを放とうという意志を全く持たないで放つ。

 「あなたは精神を集中し、まず意識を外から内へ向け、次に内にある意識すらも無くしていくことを努力しなさい」

 阿波研造師範の教えは、これまでの自分の価値観とは、180度違うのですから、論理的に物事を考えるドイツ人にとっては、全く意味不明、理解不能だったのです。

 さらに、極めつけは・・・「的を狙わないで、自分自身を射る!」

 という教えですから、一体全体何のことを言っているのかも分けが判らないし、ふざけるものいい加減にして下さい!と言わんばかりに、へリゲル氏の心は反発し、悩み苦しんだのです。
 ある夜、阿波師範はへリゲル氏を呼び・・・

 的を狙わずにあてることなどできる訳がない!と固い信念を持っているヘリゲル氏の不信感を取り除くために、暗がりの中で実演してみせます。 
 論より証拠!を、弟子の目の前で実証してみせたのです。

 微かな線香の灯が方向を示すだけで、的は暗がりの中に没して見えない。

 その時、阿波師範は2本の矢を続けて射ました。

 へリゲル氏が的に近づいて確認すると、第一の矢は的の真ん中に命中し、そして第二の矢は第一の矢の軸を貫き、第一の矢軸を二つに割っていたのです。

  →⇒◎(的)・・・二本とも命中です。
 師範は言いました・・・

 「こんな暗さで、いったい何を狙うことができるものか、良く考えてごらんなさい。的の前では、仏の前に頭を下げるのと同じ気持ちになろうではありませんか」

 さらに、阿波研造師範の言葉に・・・

 「的に向かって目を閉じる、すると的の方から近づいて来る。しだいに的と一体になる、それは自分と仏が一体になることです。

 的は自己の不動心の中心にあるから狙う必要なく、矢を目の前の中心におくだけです。

 だからあなたも自己の心の神性に気付き、的と矢と一体になれば、的はあなたの心の中心にありますから、狙う必要はありません」 とあります。

 暗闇の中で的のど真ん中に命中し、しかも二本目は、一本目の矢軸を2つに割くほどの正確さとは、まるで漫画のようで、有り得ないことだと思いませんか?

   →⇒◎(的)
 「的は、あなたの心の中心にあります」という表現からも、心の中心とは命の中心でもあります。

 命の中心にあたるのですから、命中になります。

 この本によれば、弓に対する西洋人の考えている常識と、弓の名人の教えがことごとく違うので、へリゲル氏は、不信感や反発の連続だったのです。

 けれども彼は、名人の神業を現実に確認して以来、疑うことも、問うことも、思い煩うことも、きっぱりと諦め、自我を捨て、素直になり、ひたすら師匠の教え通りに精進したのです。

 ・論より証拠!
 ・百聞は一見に如かず!

 これだけの奇跡を目の前で見せつけられたのですから、へリゲル氏の驚きは、長年培ってきた信念を覆すほどの、大変な衝撃だったのです。

 西洋人の固い信念が、もろくも崩れ去った瞬間です。

 ですから阿波研造師範の教えの通りに、私心を捨て、素直に従ったのでしょう。
 そして、これがヘリゲル氏の素晴らしいところでもあり、本物を本物として素直に認める、ドイツ人の律儀な性質が感じられます。

 ありがとうございました。
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 『奇跡を呼び込むS氏の能力開発』メルマガより抜粋して掲載しております。





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Last updated  2019.07.25 20:27:21


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