タルヲシル



店として特売品を用意した、原価無視の価格で、お客様が来た。
『まだ、引けないの?』 ・・・。(負け?)どっちの、

高価なモノを用意した、値引率も結構ある、○○マン円です。
『じゃぁ、それでいいよ。』・・・。(勝ち?)だれが、


最近なんだかよく登場するけどウチのオヤジさん。
ガンの摘出手術をする前日、廊下向かいの大部屋に若い子が入院をしていた、お見舞いに同年代の子がゲラゲラ大きな声で笑っていたり、ラジカセの音も聞こえてくる。

聞きたくも無かったが、どーでもいいような内容の会話。30分、1時間、2時間・・・。家族共々、イライラしてきた、こっちはこれから大きな手術が控えてるのに、かなりの時間我慢した。『ちょっと、注意してくる!』兄が切れた(この人メチャメチャつおい)


『やめな!』


とっさに止めた。みんな、なんで?そんな顔だった。
『ひょっとしたらだけど、後一ヶ月で前の部屋の子死んじゃうのかもよ』『本人は知らないけど友達が知っていて、友達は知らないけど本人が?』『お互いで何かを残そうとしてるのかも。』懸命に家族に話しをしていた。言った自分も含めて、全員冷静になれた。

騒音という公害から開放された。さっきと何も環境、変わっていないけど。その翌日、賑わいは変わらなかった。でも、ウチの病室も明るかった。そして、精神的にベストコンディションでオペ室に向かった。ちょっと、不思議だった。

そして、自分が勝手に思ったこと、


『タルヲシル』=『コミュニケーション』


コミュニケーションを好意的に良く取り計らえば、


『心ここに在らざれば、視れども見えず、
聴けども聞えず、食えどもその味を知らず』


も、回避することが出来、勝ち負けの商売スタイルからも開放サレルカモシレナイ・・・。


『こころケーション』(造語です)



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