医師が病気になったとき-特発性大腿骨頭壊死-

医師が病気になったとき-特発性大腿骨頭壊死-

大腿骨頭壊死はどんな病気?4


特発性大腿骨頭壊死の場合、超早期以外はレントゲン写真で診断が可能である。
厚生省特発性大腿骨頭壊死症調査研究班のstage分類が一般的。
a;単純X線写真では著明な変化はなく、壊死の診断はできない。Stage1
b;骨頭に帯状硬化像(矢印)が存在する。骨頭の圧潰は認めない。Stage2
c;骨頭にあきらかな圧潰(矢印)が存在する。関節症性変化は認めない。Stage3
d;骨頭の圧潰が著明で関節裂隙が狭くなり、亜脱臼し二次性股関節症になる。Stage4

わかりやすい図が3月23日の日記にありますので参照してください。

私の場合
単純写真では帯状硬化像などの所見はなかったのですが、軟骨下骨折をしめす黒い線がレントゲン写真で認められました。ちなみにこのステージ分類ですが、MRI検査が進歩した現在、あまり有用でない気もします。私はせいぜいステージ1か2なのですが、実際のMRIの写真を見ると壊死域が広く、大手術を受けるはめになってしまいました。重症度、予後、治療方法を左右する分類は、後日フリーページに公開する予定です。

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