2003年02月15日
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次子は現在“調節性内斜視(目が内側による疾患)”で、
8ヶ月の頃より眼鏡をかけている。
私は最初に、「眼鏡で治療しましょう」という先生の言葉に耳を疑った。「はぁ???赤ちゃんに眼鏡ってどういうこと???」…きょとんとする私に先生は「眼鏡をかけることによって目の寄りも目立たなくなっていくんですよ」とおっしゃった。
でもいまいちピンとこない。眼鏡を作るために、病院で視力を調べ、仮の眼鏡をかけられた次子を見て、それでもぴんと来なかった。そしていよいよ眼鏡が出来上がって次子の顔を見ていて、思ったより違和感はなかった。
・・・でも。やっぱりショック。そもそも、眼鏡をかけた赤ちゃんなんて逢ったこともなかったし。
何でこんな眼鏡をかけなきゃいけない疾患を抱えちゃったのかなぁ。ごめんね。ちゃんとした眼に産んであげられなくって。
そんな想いが後から後から浮かんでは消え浮かんでは消え…。
でも、眼鏡をかけている次子は、まったく嫌な顔もせず、
まして私を責めるでもなくニコニコ笑っている。…救われた。

「きもちわりぃ」とすれ違いざまにいう子供。そんな声しか最初は耳に入ってこなかった。そんな声を聞くたびにそこから立ち去りたい衝動に駆られていた。でも、まったくわけのわからない次子はやっぱりニコニコ笑っていた。

そしてある日、ネットの検索で出会ったホームページで「眼鏡をかけるということはかわいそうなことではなく、眼鏡をかけなければきれいなものもきれいに見えない、かわいいものもありのままかわいく見えない、その方がよっぽどかわいそうだ」という言葉に救われた。
また「あら~かわいいわねぇ」というおばちゃんに救われた。
「私の子供も斜視であちこち病院通ったんだけど、お母さん、がんばってるわね」という先輩ママに救われた。
「私も斜視だったけど、子供も斜視で」…というママに力づけられた。
「この子がどうして私は眼鏡をかけているの?と聞いてきたので、
 あなたがあまりにもかわいいから、神様がちょっといじわるしちゃったの」そんなママの言葉にも救われた。

次子が斜視という贈り物を神様にもらってくれたおかげで、私は人よりもずいぶん多くの宝物をもらっている気がする。
だから今では胸をはってあちこち歩いている。
じーっと見る人には余裕で微笑を返せるようになった。
不思議そうに「どうして赤ちゃんが眼鏡をかけてるの?」と聞いてくれる子にはきちんと「眼が寄っちゃうからなのよ」ってそのママにも聞こえるようにお話する。

子供は「どうして水は冷たいの?」「どうして空は青いの?」
それと同じ感覚で「どうして赤ちゃんが眼鏡をかけているの?」ってそう聞いているだけのことだから。

そして今は、自我の芽生えてきた次子はなかなか眼鏡をかけてくれない。どう眼鏡をかけさせるかの戦いが続いているのであったぁ…。





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最終更新日  2003年02月16日 20時29分16秒
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