殿上人日記

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2017年04月20日
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カテゴリ: 中津川より



岐阜県中津川市にある絶景の苗木城。天空の城とか
日本のマチュピチュの一つとも言われる、この城に
桜の満開に合わせるように先週末に再び訪れてみた




高倉健さんの映画「あなた」をきっかけにして人気に
なった天空の城の元祖、雲海に浮かぶ竹田城がブームの
きっかけの一つかもしれないが、ここ最近は城ガールも
登場しての老若男女の城ブーム




世界各国の城郭に関する研究、調査事業を実施している

一環として数ある日本の城の中から、2006年4月6日の
「城の日」に認定をしたのが「日本100名城」で、うちの
あたりでは、女城主の酒蔵のある岩村城が選ばれている




その翌年からは100名城の選定記念スタンプラリーが開始
されたという。このあたりも昨今の城ブームのきっかけに
なっていると思われる。更にはゲームなどを通じての戦国
武将ブームの後押しも大きい




しいて言うなら特に大河ドラマが原因だという訳ではない
とは思うが、理由はともあれ城を通じて日本には様々な
国もあったし、生き残りを開けての戦いもされたといった
先人の歴史に興味を持ってもらえば何よりだ





先程の公益財団法人日本城郭協会が設立50周年の
記念事業の一環として数ある日本の城の中から、100名城に
続いての、続日本100名城を制定したので、今年の春には
城郭ファンはいつになくそわそわ、ワクワク




それ以前から城ファンのブログなどでは、この城はまず入る

既に集めた者は、続100名城のスタンプラリーの実施も
望んでいるようだ




はい、めでたく苗木城も続日本100名城に選ばれました
岐阜県からは他にも徹夜おどりの郡上八幡城、この前紹介
したばかりの森父子ゆかりの美濃金山城、関ヶ原の戦いで
西軍が本拠とした大垣城と、全部行った事のある城だった




東海地方4県(愛知、岐阜、静岡、三重)で15城が選定を
されるなど、流石に戦国の世には主戦場となった地方である
とは言っても、観光化もされた有名どころが揃っている前の
100名城に比べると知名度がちょい落ちるのか




私の場合は日本100名城で、実際に行った事があるのは
44あったのに、今回の続100名城では18しかなかった
これは率先して、続100名城にも意識して出かける必要が
ありそうだ




100名城にしても半数に行けない理由は、はっきり
判っている。私が全国で出かけた事がある都道府県は
35。行った事がないのが12都道府県で東北6つに
北関東2つ、四国3つと鳥取県だ




で、東北や四国などに名城が多いので、その一つさえも
行けていないのが大きい。しかも幕末の戦乱に無縁だった
為なのか、四国などは現存天守なども幾つも残されており
私にとったらユートピア




四国には現存天守だの、日本三大水城、日本三大平山城と
ワクワクするキーワードもいっぱいだ。この苗木城も川霧
などに包まれて神秘的な一面もあれば、天守からの眺めも
天下一品な訳で、更に言うなら岩城?




日本有数の花崗岩の産地である中津川市だけに、市内
各地には巨岩がゴロゴロしてて、奇岩、巨岩で有名な
恵那峡など景勝地もあり、この苗木城にもゴロゴロと




それらの岩を取り除く事もなく、天守閣も巨大な自然岩の
上に設置をされたというのも驚きだ




中津川市街地を見下ろす、周囲45メートルという巨大な
花崗岩は「馬洗岩」という。戦いで敵に水を止められながら
こんなに水があるんだと、この岩の上で見せつけるように
馬を米粒で威勢よく洗ったそうだ




あっちを見ても、こちらを見ても巨岩が目に入って
なんとも迫力満点です。いざ、天守へ!




ここ苗木城の評価は随分と高く、日本100名城の方に
選ばれていてもおかしくないという人などもおり、今回の
マニアなどの続日本100名城でもまず選ばれるだろう
といった当確が付けられていた




少ない石高でありながら城持ちであった苗木遠山家に
よる苗木藩。長らく武田だ織田だ、徳川だなどと戦国
時代には戦いの最前線として、翻弄されてきただけに
いくら平和な世になっても、防衛上の城は欠かせない
存在であったのかも




木曽川をはさんだお隣の国には中山道が通り、人の往来も
多いだけに、両国を守るように見晴らしの良い小高い山の
上に建つ城は、平穏な時代のものというよりは、戦国の世の
もののようだ




まっ実際に戦国期にこの地に建てられて、武田に攻められ
織田に攻められ、森に攻められて徳川に頼った遠山氏が
帰還できたのは1600年で、領地を安堵されたんだとか
幕末期に1万石の大名で城を持っていたのは、ここだけ




てっぺんまで登ると、普段は見られないような人の数
うちのように桜につられた近隣の人もいるかもしれない
けど、やっぱ続日本100名城に選ばれたりした事や
昨今の城ブームで、確実に登城する者が増えている




その証拠に、城の専用駐車場はこの地方で見かける
尾張小牧ナンバーなどの他に横浜とか、随分と遠方の
車もとめられていた




この唐突に椿の木もないのに、椿の花が散らばっている
のは、誰かが置いたもの? とかいいつつ私も写真を
ぱちり。木曽川の向こう側は中津川の市街地と恵那山




どこでも言える話だが、シルバー層のご夫婦と思われる
行楽客が多かったりする。うちの場合でも私は行楽好き
旦那も若い時にバイクで一人であちこち出かけるタイプ
だったので、おデートに夕方から車で愛知県の春日井市
まで夕飯を食べに行く




なんて無茶な事もしていた。帰ってくると10時近く
旦那自体がかなり出歩くのが好きなので、舅の指南
付きの農業がネックなだけで、それがなければ車で
あちこち出かけたいばかりかも。でも1年前に戻って
きた娘がちゃっかりと、後部座席に乗っているから
夫婦旅は皆無だ




今までは私の行きたいところや、食べたいものが優先
されてきて、帰りには日帰り温泉も寄っていたりした
のが、私は蕎麦嫌いだし、温泉も入りたくないという
娘の意向が通り、行き先もショッピングとか食べ歩き
飲み歩き




大きな自然石の上にかつての天守も建てられていたそうで
当時の柱の位置なども、忠実に再現されての櫓の再建で
あるらしい




こちらは西側の木曽川と、笠置山。




桜も本数が多い訳でもなく、ほんの数本があるだけ
なのだが、樹齢も丁度よいのかなかなかの花付きだ
一年で桜の頃が一番、華やぐ天守跡




しかし季節にかかわらず、ここからの絶景は変わらず
家から車で15分で、気軽にこのような絶景が眺める
事が出来るとは贅沢な話だ




見下ろしてみる。爬虫類も好きな私は高いところも
絶叫系遊具も大好きだ




今年の桜は例年よりも数日遅れで、愛知県内の桜を
見る事はかなわなかったが、いつもの飯田の桜とか
地元の桜とか、それなりに楽しむ事が出来た




ここ苗木城も日曜日の好天気に満開という、これ
以上ないという絶好のタイミングで




見頃の期間は短く、4月は雨の日も多い中で
週末にお花見できるって、かなりチャンスも
少なく感じるだけに、桜の花はかなり特別な
存在であるのかもしれない




皆さん、かなりハイキング姿で登城をされているが
もしかしたら、ここより険しい日本三大山城である
岩村城とか、馬籠から妻籠の中山道歩きもセットに
来られているような気も




やっぱ日本のマチュピチュというのが似つかわしい
三の丸の大矢倉もまた、この春の桜に彩られていた




こうして苗木城址を後にして、山道を歩き向かうは
一面の桜の山。苗木城址の北側斜面にある桜公園だ
その紹介はこの次に




近況。4月になって旦那が59歳の誕生日を迎えて
定年まで1年を切った。ボーナスもあと2回しか
貰えないと思うと心もとない。とは言えそれ以降も
給与は安くはなるが、再雇用させて貰うようだが
果たして幾ら貰えるんだろ?




旦那的には定年の遅い同期の人たちは高い給料で
雇用期間の違いで退職金も差が出るし、不公平感も
あるみたいだし、年金は一番早く貰えるんだからと
慰めもするが。 ↓左の小高い山が苗木城址だ




    平成29年4月16日に岐阜県中津川市で撮影


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最終更新日  2017年04月20日 11時26分21秒
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