ゆきちゃん。
写真の左横から机の隙間に入りこんでいます。
かがんで静かに呼ぶと、ごろごろしだして
力の抜けた手を幽霊みたいに一本そっと私に出してきます。
でも私以外の人の声がすると隙間に隠れます。
ゆきちゃんは以前どこかであったような気がしていました。
そうそう、東照宮の猫。
見れば、体の左側には黒い丸の模様もあります。
なによりも接していると不思議な感じがして
雰囲気が似ています。
そういえば猫の保護活動をしている、老夫婦の友人
の家で、「猫にお金ばっかり使っているけれど
この子たちはいつか、恩返ししてくれるのかしらねえ。」と
冗談でいっていましたが、猫の恩返しもあるのでしょうか。