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shiba_moto @ Re[1]:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) Neko月さん、こんにちは。コメントありが…
Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2004.11.16
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カテゴリ: 感想
 東野圭吾さんの『 片想い

 毎年恒例で開かれている元アメフト部の同窓会のあと、哲朗は10年ぶりに元マネージャーの日浦美月と再会した。そして、美月は男の姿をし、しかも人を殺したと告白する・・・

片想い

 以下ネタバレ。

 しかし、本当に語られるべきことはそれだけではなく、「自分のこうありたいと思える姿」と「現実の自分」との違いではないでしょうか。それは性のことだけではなく、自分が理想とする行動とそれを思いとどまらせる家庭や仕事の存在、学生時代に思い描いていた未来と現在とのギャップなどなど。

 「男」にこだわり、左眼の視力がないことを隠し続けた哲朗や、哲朗との夫婦生活に疑問を覚えカメラに走る理沙子、記者であることに徹しようとしながらも仲間のことを断ち切れない早田、事件から手を引きながらも気になって仕方がない須貝、人生の最後に大切なものを守ろうとする中尾・・・仲間たちはそれぞれに悩み続け、その代表格として取り上げられているのが性に悩む美月だったではないでしょうか。


 また、これだけ大きく、重いテーマを取り上げながら最後まで読ませる東野圭吾という作家はさすがだなあと思わざるを得ませんでした。性同一性障害という言葉に尻込みをしているのであれば、ぜひ手にとってほしい1冊です。





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Last updated  2004.11.17 16:39:26
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