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Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2005.11.06
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カテゴリ: 感想
 3日に、桜庭一樹さんの『 少女には向かない職業 』を読了。

 東京創元社の「ミステリ・フロンティア」として刊行された作品。

中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。

 冒頭のこの一文がすべて。
 すなわち、この独白から2つの殺人の過程が描かれていくわけですが、葵の感情や内面が非常に丁寧かつ過不足なく描写されていて、これが秀逸。特に昨今の桜庭作品ではこの点に定評があったわけですが、少なくともshiba_moto既読の『 推定少女 』や『 ブルースカイ 』よりも上のような気がします。
 この物語は少女たちの戦いと日常からの逸脱であり、そのなかで殺人という行為がミステリらしくサスペンスフルなタッチで描かれています。その中で、静香が提案する殺害トリックがちょっとユーモラスでおもしろいです。


 実は桜庭作品の中では『 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 』をなんとなく敬遠していたのですが、この作品を読んで、『砂糖菓子~』も読みたくなりました。

 まったくの余談ですが、母親をタリウムで毒殺しようとする少女と桜庭さんが描く少女、どちらが現在の一般的な十代の少女に近いのかと考えると、前者のような気がします。このように考えざるを得ない現状は、とても不幸なのではないでしょうか。


少女には向かない職業 推定少女 ブルースカイ 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない





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Last updated  2005.11.07 11:17:06コメント(0) | コメントを書く


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