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通りすがり@ ??? 氷室さんは永眠なされてます。
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Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2008.01.16
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カテゴリ: 感想
 三軒茶屋に位置し、常連客が度数の異なる4種類のビールとオリジナルの料理、そして謎解きをお目当てにやってくるビアバー香菜里屋。だが、マスターの工藤はある日突然店を閉めてしまった。姿を消した工藤のことを尋ねて不審な男が常連客たちの前に現れ・・・

 シリーズ完結編。
 冒頭の 「ラストマティーニ」 から常連客など工藤の周囲の変化が描かれています。また、 「背表紙の友」 までの、常連客が人生の岐路において香菜里屋から離れていく様は、完結編らしい物悲しさ、喪失感に満ちています。工藤は今までどおりの香菜里屋らしいもてなしで常連客を送り出しますが、やはりそこにも何か違うものを感じるのです。うまいですね。
 最後の表題作は、ボーナストラック的に冬狐堂、雅蘭堂、蓮丈那智など北森作品のシリーズキャラクター達がそろい、にぎやかな完結編となります。ここで明かされる工藤の人物像は彼らしくもあり、今までと違った一面のようでもあり。

 まさに完結させるための1冊。ミステリとして読もうとすると若干弱いかもしれませんが、シリーズ通して楽しませてもらったことに感謝。いつか別の土地での活躍も読ませて欲しいものです。

収録作:「ラストマティーニ」「プレジール」「背表紙の友」「終幕の風景」「香菜里屋を知っていますか」
関連作:『 花の下にて春死なむ 』『 桜宵 螢坂 』
2008年1月11日読了





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Last updated  2008.01.18 11:23:45 コメント(2) | コメントを書く


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