(旧)信州伊那谷~笑顔あふれる家づくり

2009.05.07
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カテゴリ: 徒然に・・・

これから紹介する文章は、上伊那地域に住む小学5年生が書いて、文集に寄せたものです。




前にテレビで「地球温暖化が進み、このままでは、2030年には、北極に住む白くまが絶滅してしまう。」と言っていました。「くまは、冬は冬眠して過ごすのなら、暖かくなれば、冬眠する期間が短くなっていいじゃない」と私は思いました。でも先日、ドキュメンタリー映画「アース」というのを見て、白くまの今の苦しみを知り、びっくりしました。

 白くまも冬の間は冷たい雪や氷の中で冬眠して過ごします。春や夏には、外に出て、海の上の割れた氷の上に乗って、アシカなどを獲って餌にします。ところが、温暖化によって、足場になる氷が、春から夏にかけて融けてしまうのです。なので海に住むアシカを獲って食べる事が出来ないのです。白くまも上手に泳げるのですが、アシカの方が早く長く泳げるので、捕まえる事が出来ません。冬眠して2ヶ月以上も何も食べずに、自分の子熊にはおっぱいを飲ませ、お腹を空かせた母熊は結局何も食べる事が出来ません。母熊が、食料が無くて死んでしまえば、自分で狩をする事の出来ない子熊も、いずれは死んでしまうのです。

 陸地にいるセイウチを餌にしようと、白くまは一生懸命たたかうのですが、セイウチは体が大きく、長いキバをもっているので、何頭もで白くまを襲って来ればたちうちできません。この姿を見て私は涙が出てきました。白くまたちはなぜこんな事になってしまったのか少しも判っていないのです。私たち人間が地球温暖化を進めているからです。エアコンや冷蔵庫を使ったり、大量のゴミを燃やしたり、車で排気ガスを出したりする事がいけないと思います。人間にとって便利な事が地球にとっては良くないのです。

 少しでも私に出来る温暖化防止をして行こうと考えました。

●使っていない電気を小まめに消す。
●歯磨き・石鹸での手洗いの時、水道を小まめに止める。
●ゴミを出す時、きちんと分別する。

●リサイクル・リデュース・リユースをする。

 かわいい白くまがずっと暮らせる地球のために、私たちができる事をもっとして行きたいと思います。

『上伊那小学生文集4・5・6年』 第56号よりほぼ原文のまま引用させて頂きました。
私たち大人が考える以上に、子供たちは考えています。

『現在の地球環境は先祖が残してくれたものではない。 未来の子孫から借りているもの...』

私たちはこの子ら・ホッキョクグマのために何をしてあげられるんでしょう。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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Last updated  2009.05.07 04:39:41
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