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2013.11.24
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カテゴリ: 音楽

汚れが溜まりまくりんぐ、割れや欠損もあるアウロス。

ちゃんと弾けるようなるまで直してあげましょう。

まずは汚れを落とします・・・

落ちました、雑巾の色が変わるぐらい。

ン十年の間に蓄積した汚れはハンパないです。

次にボディーの塗装を落とします。

いつものリムーバーでスイスイ落とせましたが背板の すごい 盛り上がり

部分はスクレーパーが使えずちょっと手こずりました。

塗料が落ちたらボディーエンドの欠け埋めに入ります。

いつもなら例のパテでさっさと埋めてしまう所ですが、今回はちゃんと

木を使って埋めてやりました。

側板はメイプルっぽいですが、断面が結構茶色かったのでマホガニーっ

ぽい平板を使いました。

欠損部分を削って四角く整え、形を合わせた板を貼り付け表面を整えます。

この作業の際にひどい工作ミスを発見しました。

なんとエンドブロックが表板に届いておらず、大きな隙間が空いちゃって

ます。

025.jpg

修理後に撮った写真。エンドブロックと表板の間に2ミリ厚の板を

かませ接着しました。

このウクレレにはライニングがありません。ただでさえ接着面積が

小さい上に弦の張力がもろにかかる部分ですから剥がれてしまったのも

無理ないですね。 

エンド部が済んだら次は表板のクラックです。

ここもいつもなら裏から板を圧着するところですが、今回はタイトボンドで

接着するだけにしました。というのも表板が割れから割れへと反っている為、

力をかけて戻すと新しいクラックができかねないからです。

幸いタイトボンドを擦り込むだけでガッチリ接着できました。クラックを

埋めようかとも思いましたが、あまりきれいに直してもオールドっぽさが

消えてしまうのでそのままにしました。

スケールを測った所12フレットからサドルまでの距離が少し足りなかった

ので後ろへずらしました。また、少し弦高が高かったので接着面を削り

込んで低くしています。

これで工作は全て終わりました。ダークオークの水性ニスで塗りまくります

017.jpg

・・・塗り過ぎました。

え?そんな事ないって?

いえいえいえ、↑の写真はカメラの設定をいじったのでかなり明るく

写っています。

実際の色は

027.jpg

こんなです。OH、黒い・・・

018.jpg

バックは山の部分を強調する予定だった為、結果的にそこだけ薄目に

抑える事ができました。

019.jpg

補修したクラックの波うちも木目に向かって見ると目立ちませんが、

022.jpg

横からだとこの通り。

020.jpg

欠損部分もまあまあ違和感少なく直せました。

023.jpg

指板は両端にシャドウを吹いて、軽くグラデーションをかけました

・・・はい、ボディー色にマッチさせる為の苦肉の策です(笑)

024.jpg

指板の傷も埋めずにレタッチだけにとどめました。

026.jpg

最大の難関、ロゼッタ。

オリジナルはペイント描きの3重丸。当初、以前の スズキ のように

マスキングして塗ろうとしましたがテープがうまく貼れずに断念。

仕方なく手持ちのソフトでデータを作りフィルムに印刷した物を

貼り付けました。

ちょっと円が太くてカクカクしてるのとフィルムの断面が見えてしまう

点がイマイチですが、今回はあまり綺麗に仕上げられなかったので

これでよしとしました。

弦はいつものGHSクリアナイロンを張っています。

さて、音の方は・・・

ちょっと硬めかな?ナイロン弦なのにフロロカーボン弦のような、

金属的な響きです。

音量はラウンドバックの面目躍如という所でしょうか、大きいです。

ただ、「大きな音量」と言っても例えるならヤマハは近くでダイレクトに

届く音の よう ですが、こちらはホールで少し離れて聞いたような・・・

ちょっとエコーがかかっているように感じました。

・・・あ。これ、あくまでシロートの感想ですので話半分(1/4でも

いいかな?)程度にとっておいて下さいね。






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最終更新日  2016.03.26 14:01:07
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Re:なおすっス!(11/24)  
矢野忠 さん
お~僕も存在は知ってましたが
まだ、生で見たことのないAUROS Ukuleleですね!
ロゼッタがあるのとないのでは大違いですよね
アーチバックも海外製ではあまり見ない
古い日本製ウクレレの魅力のひとつですね
でも、ホントに素晴らしい作業と思います♪
矢野 (2013.11.25 11:47:46)

Re[1]:なおすっス!(11/24)  
万 原造  さん
こんばんは!
私はピアレスの方がまだです、あの大きなエンブレムに惹かれているのですが(笑)
ロゼッタがペイントの場合、塗装を落とすと消えちゃうのが悩みです。
現在、うまくマスキングしてロゼッタの外だけ塗り直す事ができないか思案中です。
背板の膨らみには高い加工技術を感じます。あとちょっぴり色っぽさも(笑) (2013.11.25 20:40:20)

Re:なおすっス!(11/24)  
矢野忠 さん
ども!
お返事ありがとうございます♪

ピアレスは切った断面を研磨しないでそのまま上から塗装を塗ってあったり、同じ型番でも製造時期の違いなのか?同じメーカーなのか?と思うほど個体差の大きい大胆なメーカーですね(笑)

>ロゼッタ
スズキの仕上がりは完璧と思いました♪
古いウクレレを再生してる人たちの共有の悩みですね

万さんにいつか
リペアの講習会を開いてほしいです♪
次回も楽しみにしています♪

矢野 (2013.11.27 01:37:23)

Re[1]:なおすっス!(11/24)  
万 原造  さん
またまたこんばんは!です。

こちらこそ度々コメントをいただき恐縮です。

そうですかー、ピアレスって時期によって完成度にムラがあるんですね。よく見てから手を出す事にします(笑)

ロゼッタのマスクは幅広のマスキングテープの端を重ねてサークルカッターで切り出して作っていますが、サウンドホールがあるので貼り付けるのが難しいです。
また、2重丸は幅の狭い丸を1枚貼るだけで済むのですが、3重丸になると2枚になるので難易度が格段にアップします(綺麗に貼れなかったり他のテープにくっついてずれたり)。

こ、講習会ぃ!?
ムリムリムリムリムリムリ、私ごとき小手先リペアマンモドキがやるなどおこがまし過ぎます(恥) (2013.11.27 23:15:10)

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