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始まりましたね~、冬季五輪。新種目の女子ジャンプとか、とっても楽しみです。 残り容量330kb、果たしてどこまで貼れるか!?(笑)本日のネタはこちら! 白いウクレレ! 裏もまっ白! 私が塗ったのではありません、完全オリジナルです。弾かれた跡も見当たらず、ほぼミントコンディション。タグも付いてます。メーカーは・・・ ゼンオン!楽器関係でよく聞く会社ですが、「全音楽譜出版社」が正式名称とはググるまで知りませんでした。そしてアルファベットをハイフンで区切っている事も。この記事のタイトルを「ゼノン!」ってしようと思ってたのに、見事に肩透かしくらっちゃいました(笑) ラベルには「Morales」とあります。モラレス・・・楽器好きなら一度ぐらいはなんとなく聞いた事のある名前ではないでしょうか。といっても現在このブラント名では作ってないっぽいので、今時の若いコは知らないかも。ナンバーは102・・・って、ちゅーとはんぱやなー!(笑) その昔、「白いギター」が大流行して歌も作られた(順序逆かも)ぐらい白いフォークギターが世間に蔓延した時代がありました・・・らしいです。その後熱が醒めると一転、笑いのネタに。持ってると恥ずかしいってんで、市場はおろか家庭からも駆逐されめっきり見かけなくなりました・・・そうです。ちなみに私は赤いギター派です(笑) というわけで、そのブームにあやかって出したウクレレがこれではないかと思ったりもするのですが・・・そうでもないような気もします。例えばネック。 ボディーとツライチの指板なしタイプです。指板のエッジはちゃんと面取りされています。フレットも端まで来ていないので飛び出しは一切なし、丁寧な仕事です。 ヘッドを見ると 木ペグ仕様です。 このペグ、ボタン部分が端へいくに従って急激に薄くなっており、やや使い辛い(力が入らない)です。こんな仕様のウクレレがその頃にあったのかどうか・・・ないとは言い切れませんが、もう10年ほど前の物と言われた方がしっくりきますね。ネットで検索してもヒットするのはウクレレキットばかりで詳細は不明です。 なんにしてもそれなりに古い物である事は確かでしょう。白い塗料はさして陽に当たってないだろうにもかかわらずうっすらと黄ばみ、 所々に塗装のヒビやシミも発生しています。もちろん汚れも。 サウンドホールの塗りきれてない箇所で合板である事を確認。 表板にはウネウネと曲がり気味の木目が浮き出ています。なんにしても、たいした木でない事は確かでしょう(笑) ブリッジはサドル削り出しの一体タイプ。ローズウッドっぽく塗られていますが、断面の色が明らかに違いますね。薄く作られているので、弦高も低いです。ブリッジがやたらと分厚く調整に苦労する事が多い古レレの中で、この薄さは非常に良心的です(笑) でもネックの造りは雑。表側の丁寧さとは裏腹に、サイドが日本刀の刃紋のように波打っています。 おもしろいのがこれ、ポジションマーク。 キラキラとよく輝くのですが、よく見ると ラメラメ~!!金属片を練り込んだクリア樹脂が埋め込まれています。なんともハイカラ(笑) 肝心の音は・・・まあ合板なので、すばらしい!って事はありません。音量は結構あります。年季の入ったボディーがしっかり振動しています。残念な事にサドル位置がちょっと手前なので音がシャープしてしまいます。でも弦高が低いので追加オフセットサドルを挟めば使用に耐えるようになるかもしれません。 ・・・ふう、なんとか予定通り貼れました。この時点での画像容量は49.96MB。さすがにダイエットも限界です。というわけで残念ですが、楽天ブログでの新旧ウクレレご紹介はこれでおしまいとなります。次回からはこちらで何事も無かったかのように新たな記事をアップしていきたいと思います。まだ慣れていないのでスタートまでもうしばらくかかると思いますが、新しいネタは既に仕込み済ですので遠からずスタートさせられると思います。こちらのブログも書き込みはまだまだできますので、楽天市場内のお買い得情報など見つけたらアップしていきたいと考えています。なのでたまには覗きに来てやって下さい・・・ものすごく稀にいい事あるかもしれません(笑) 話変わって・・・明日明後日と幕張メッセに友人の会社の応援に行く事になったのですが。なんか天気がすごく荒れそうで心配です。遠出なんてめったにしないのに、よりによってこんな時に!? ちゃんと予定通り辿り着けるのか心配です。
2014.02.07
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前回の記事を書き終わった所で残り容量49.4MB。あと600KBほど残ってるので小ネタなら2・3回はいけるかな?ついこないだ楽天から「アクセスが増えるごとに容量が増えます!」ってメールが届いたけど、それにはあと13000アクセスほど必要。今のペースだと次の容量増加は・・・約5年後ですか。はい、そんなに待てません(笑) さて、本題に戻りましょう。私の部屋の隣、倉庫代わりにしている部屋でちょくちょくラップ音がします。ご近所さんも寝静まった深夜、隣室から「パキッ!」「キッ!」「キンッ!」という高めの音が聞こえてくるのです。以前屋根裏にイタチが棲み着いた事があったのですが、それとはまた違った音です。発生源が特定できずしばらくモヤモヤしていましたが実害もありませんし、次第に音に慣れてしまった事もありいつしか気にならなくなっていました。 ところがある日、さあ寝るぞと布団にもぐりこんでしばらく経った頃・・・ 「キン!」 ついに自分の部屋でその音が鳴りました!急いで照明をつけ音がした方向を確かめると・・・そこには1本の古レレが。丁度修理を終えたばかりの新入り君です。『お前が何か連れてきたんか?それとも修理の礼でも言いたかったんか?(ンな訳ねーよな、こんな素人修理でw)』などと思いつつ手に取り軽く弦をはじいてやると、多少弦が伸びてチューニングのずれた音・・・あれ?明らかに1本、大きく音程のずれた弦が・・・ 犯人発見&原因解明。古レレたちの、弦の張力に負けたペグが回った際に出す音でした(笑) そういえばチューニング時、滑りが悪くてキーキーいってたっけ・・・ 木やプラのペグはヘッド穴との摩擦によって弦の張力に対抗しています。当然擦れ合う面積が多いと強く、少ないと弱くなります。しかし摩擦が強いと思ったように回す事が出来ず、微妙なチューニングが困難になります。更に何度もチューニングしていくうちに摩擦面が磨かれツルツルになってきます。そうなるとチューニングの難しさも最高潮、チューナーの針がセンターの左右を際限なく往復しいつまで経ってもドンピシャの位置に止められません。なんかいい方法ないんかいな・・・と解決策をグーグル先生に尋ねた所、ありました。ペグの回りを滑らかにするアイテム!その名も「ペグコンポジション」!!・・・そりゃありますよね、ウクレレより遥かに歴史の長いバイオリンが木ペグなんですから。 早速楽天市場で検索をかけ・・・あった!リップスティックほどの大きさで1500円前後・・・高っ!(←貧乏性w) しばらく買いあぐねていましたが、こないだ期間限定ポイントがドバっと付いた時に通常ポイントを足してようやく購入できました。送料無料だったのでまんま品物分の価格。こういう時ポイントは重宝しますね。それがこちら。 「糸巻き用潤滑剤」とあります。まさに今回の症状にピッタリのアイテム。ちなみに同様のアイテムがゲッツ社という所から「ペグドープ」という名前で発売されていますが、こちらを取り扱っている店舗は見かけませんでした。 では、どんな物か見てみましょう。カバーを外すと こげ茶色の棒が筒の中に納まっています。 子供がイタズラして折れたリップのようなアバウトな切り口が笑えます。リップと同様、回すとニョキニョキっと出てきます。長さは約25ミリ(台座に埋まっている部分は含まず)。 では早速使ってみましょう。このテの物は使った事がないのでおっかなびっくりペグの摩擦部分にこすりつけます。ちょっと少なかったかな?もう一度、倍の幅ほどになるよう付け足しました。実際に使っている人によりますと「まんべんなく塗るのではなく、何箇所か部分的に塗ると良い」とありました・・・が、塗ってるうちにだんだん広がっていき・・・ベッタリは塗ってないし、まあ大丈夫でしょう(笑)ひとまずこの状態で挿し込み回してみます・・・お?今までキリキリとぎこちなかったのが、金属製ペグのようにヌラ~っと動くようになりました。なかなかやるじゃん。 ヘッド側の摩擦部。 擦れた部分にコンポジションが付着しています。少ないように見えますが、分量はこのぐらいでいいようです。 残り3本も同様に塗り、チューニング。動きが滑らかになったので、今までより早い時間で合わせる事ができました。これを全部の古レレに塗ればラップ音を聞く事もなくなるでしょう・・・やれやれ、さっさと買っときゃよかった(笑) と、良い事ばかり書いてきましたがそこはそれ。やはり万能ではありません。スムーズに回るようになったという事は、弦が緩む方向にも回りやすくなったという事を意味します。木ペグには金属ペグのようにトルクを調節するネジもありません。ヘッド穴との摩擦力が全てです。 緩まないようにするには今まで以上に強くペグをヘッド穴に押し込む必要があります。これを怠ると何かのはずみで一気にペグが逆回りし、弦がぽわんぽわんに緩んでしまいます・・・はい、実験中に何回かやっちゃいました(笑) 必要以上に塗布しない事、チューニングの仕上げにはしっかりとペグを押し込む事。以上2点に気を付ければかなり使えるアイテムだと思います。 【送料無料】Hill ペグコンポジション 糸巻き潤滑剤
2014.02.01
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あけましておめでとうございます! って、もう1月も終わりですやん・・・えらいこっちゃ(笑)年末は新年を迎える準備に追われ、年が明けると正月気分に浸りつつ2月に間に合う様のんびりと仕事をやってたんですが「さぁいい加減ブログ更新しないと」と思った矢先に家族が入院。容体は大した事ないものの日にちが掛かる治療だったのでその間家事と見舞いに追われ、一段落したら新年もこんなに過ぎてしまっていました。 と、言い訳はこれぐらいにして前回の続きを。 ブリッジ跡のレタッチも終ったので、表板を塗装します。例によって薄めた水性ニスを使ってのエアブラシ塗装です。 ブリッジ・・・は済んでいるので指板エンドとロゼッタをマスキングします。 ロゼッタにマスキングテープを貼ると貝の装飾が取れてしまうので、サイズを合わせた紙を軽く点付けしてカバーしています。今回は元の色に近い、薄目の茶に調色。 サイド&バックは トップよりやや薄い色を吹き付けました。ニスのダマが少し飛んだので乾燥後軽く耐水ペーパーで磨いています。 そしたらトップだけザラザラした触感になっちゃったので、ここも軽くペーパー掛け。ごくわずかですが、ギラギラした感じが減りました。ここで剥がれてしまったロゼッタの貝飾りを直したのですが、手持ちの中で一番白い物を使ったにもかかわらず元の物より暗くなってしまいました。どうやら飾り自体が非常に薄いので下地の黒が透けてしまったようです。瞬間接着剤で付けちゃったし非常に面倒な作業(M型に切ろうとしても割れたり欠けたりなので細かいかけらを組み合わせてパッチワークしました)なので、もうこれでよしとします。 次にサイド板の塗装を剥がした際に一部、ネック横の塗装も 剥げてしまったのでリペアします。濃い色を一度に塗るのではなく、薄目のを数回に分けて患部に吹き付ければ色ムラを最小限に抑えられます。 塗装を剥がした指板はフレットを磨いた後 再塗装はせず 椿油でトリートメント。 はいしっとり。拭き取ってからもしばらくは油が滲み出てくるので(付け過ぎ?)見つける度に拭き取ります。 試しに弦を張った所3・4弦がまだシャープしたので サドルを削りました。面倒なので弦が当たる所だけ削ってます(笑)硬度アップを期待して、サドルには瞬間接着剤を染み込ませています。この後ブリッジを塗って弦を張り、すべての作業が終了しました。で、塗装が乾くまでしばらく壁に掛けておいたのです・・・ が! 数日後「そろそろ写真撮ろうかな~」と取りに行くと・・・ ワーオ!ナンテコターイ!!(CV:浦野充) ブリッジがぶっ飛んどるやんけ・・・・・ 同じくぶっ飛んだ脳ミソをなだめつつ、原因究明にとりかかります。 表板を埋めたタイトボンドがきれいさっぱり剥がれ・・・いや、これは・・・ ボンドが表板を持ってっちゃってます。どうやらこの表板、思っていた以上にソフトだった模様・・・どうりであれだけ変形もする訳です。ここまで弱いと裏に板貼ってネジ留めしないとまたぶっ飛びますね。 という所でこのカスガ君、未だ手を付ける事無く現在に至っています。いずれ時間が取れれば修理するつもりですが、新しく仕入れた古レレもいっぱいあるしその日は一体いつになる事やら・・・ 以上、残念な結果が待っていたKASUGA SILVER MELLOW TONE No.19でした。 いつか必ず復活させるぞ!! いつか・・・
2014.01.30
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いやいやいや、メロウなんて嘘っぱち。どっちかというとメランコリック。 表板もの補強も終って次にブリッジを接着する訳ですが、前回調べた通り位置がネック寄り過ぎるので適当な位置にずらさねばなりません。12F~サドルの長さ=1~12Fの長さ+2・3ミリぐらいがいいそうなのでその分ずらしたのですが・・・元がかなりネック寄りだったので都合5ミリもずらす事に。せっかく凝った装飾してもこんなにずれてたら楽器としてアウトでんがなカスガはん、たのんまっせ!って、もう会社なかったんやっけ(´・ω・‘) ピッチのずれはこれで(多分)修正できたとして、次なる問題・・・丸見えの埋め立て部を何とかしなければなりません。以前のFamousでは板を貼ってごまかしましたが、こいつは美観重視でいきたい所。 さてどうする?といっても私にできる事は1つしかないんですが。すなわち・・・塗ってごまかす!! プラカラーでできるだけ木肌に近い色を作って塗る以外ありません。でも。どれだけ塗装がうまい人でも違和感なく仕上げるのは不可能でしょう・・・なぜかというと。木は繊維の集合体で、一見フラットに見えても実際には繊維の凸凹があります。その繊維がランダムに光を反射させているので、見る角度によってコロコロ濃淡が変わってしまうからです。なのでここは腹をくくって近似色で塗っちゃいます・・・実の所早々に結論は出ていたのですが、ここまでグダグタ考え(るフリをし)ていたのは開き直る為の時間がほしかったからだったりします(笑) という訳で 塗ったどー!!今の私にはこれが精一杯・・・ さて、それではさっき書いた差がどのぐらい出るか見てみましょう。まずはネック側から。 あっかる~い! 反対側から。クラーイ・・・ と、こんな風に見る角度で全然変わってしまいます。なのでこれ以上対応のし様がありません・・・トホホのホ。 と、ここで残念な事に。 う~ん、困った。まだまだ載せなきゃいけない写真あるのに・・・とりあえず今日はここまでにして、ちょっと容量減らしの旅に出てきます。
2013.12.20
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今年も残す所あと2週間、日々慌ただしさが増しています。 さてこのSILVER MELLOW TONE、ぱっと見にクリーニングすればすぐ使えそうにも見えますが・・・実際には結構深刻なダメージがあります。トップ板の反射が場所によってまちまちなので、定規を当てて歪み具合を確認。全体的に内側にへこんでいます。恐らく保管中、ずっとブリッジあたりで押さえつけられていたのでしょう。 ブリッジ左下にはクラックも。ここまでひどいとブレーシングも無事ではないだろな~、と思いつつ中を覗いたら・・・やっぱり両端が大きく剥がれていました。 トップ落ちでブリッジもクラウチングスタートよろしく前傾姿勢(笑)スケールを測った所、この傾きがなくても1~12F>12F~サドルでした。これではどんなにやんわり押さえても音は#してしまいます。なのでブリッジ剥がしを決行。 ブリッジの周りに水を付け、上からアイロンでジュッとやりつつ金属ヘラやペインティングナイフをゆっくりと潜り込ませていきます。ひび割れた塗装に水が染み込んでいきますが、そんなの気にしちゃいらんない。 剥がれた! ・・・表板もごっそり(泣)かなり慎重に作業した筈なんですが、元々柔らかい材質の上へたり気味だったせいでブリッジに持って行かれちゃいました。悩んでいても仕方ないので対策を考えつつ作業を続けます。次はこれ、 バックのクラック。幸い完全には割れきっていないので、パッチは使わずタイトボンド流し込みで対応。ボンドを流し込んだら板を当てて両側から押さえます。こんな感じ。板がずれないようビニールテープで留めています。こういう時ビニールテープは重宝します。粘着力がさほど強くないので後で剥がしやすいし、紙テープと違ってちぎれたり粘着剤が残ったりしません。また、板に貼っておくとタイトボンドがくっついても接着されないので容易に剥がせます。銀色の丸いのはネオジム磁石。フェライト磁石より遥かに強力です。厚みがあり、かつクランプが使い辛い場所では非常に強い味方です。ちなみに写真の物は直径13ミリの大型、ダイソーで4個入り105円也。セリアでも同じ物が手に入ります。内側は板を使わず直接押さえ込んでいます。放り込んだら勝手にくっついてくれるから便利ですよ~。ただし2個目からは慎重に、ね(笑) クラックがくっついたら次はえぐれたブリッジ部分の修復です。どっしよーかなー、表板の塗装を剥がしながらあれこれ考え・・・ タイトボンドで埋めました。いつものパテの方が早いし作業も楽なんですが、食い付きが弱いのとタイトボンドの相手にはタイトボンドが一番!と思いまして。思ったより早く固まったのとヒケも少な目だったので、結構簡単にできちゃいました。硬化するとこんなになるんですね・・・下の木目が透けて見えています。 お次は第2の山、ブリッジ周りのへこみの修正です。中を覗いた所、この部分のブレーシングは横1本だけでした。それもほとんど外れかかっているので、もういっその事外しちゃいます。指でグイグイ・・・パキッ。あっけなく外れました。 ちなみに貼り付いていた位置はこのあたり。このでっかい腹に剥がれかけたブレーシング1本だけじゃ変形もしますわなぁ・・・ さてさて、どう補強すんべか・・・生半可な補強ではまた変形するだろうし。かといってやり過ぎると鳴らなくなるし・・・困った。えーい、ド素人があれこれ考えた所でうまくいく訳にゃあ!やりたいようにやったらええがね~!! という訳で。こうなりました。まず横棒でサウンドホール下の凹みを戻し、縦棒でトップ落ちを防止。サウンドホールから斜めに2本とそれに90度交差する棒ででトップ落ち防止を補助しつつブリッジ下の波打ちを矯正。中央部はブリッジを貼れば裏打ちの必要はないだろう・・・うん、完璧!という目論見。 では貼り付けていきましょう。まず背板を外して・・・いえいえ。今回は思い切って箱を開けない方法にトライ!全部サウンドホールから中に入れて接着しちゃいます!! 手順は1→2→(3+4)×2と、4回に分けて貼り付けていきます。3と4は事前に組んでおかないと悲惨な事に(笑) 3+4を中に入れるのがちょっと難しかったですが、予行演習を何度もしたので無事貼り付けられました。3+4をクランプしている所。当然1と2も貼り付けの度にクランプして密着させています。 貼り付け終わったら定規で確認・・・歪みはほとんど修正されていました、ほっと一息。
2013.12.17
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12月も半ば近くになってやや寒さが身に沁みる日が多くなってきました。あ~やだやだ、寒いの。乾燥肌なのであちこちにひび割れができちゃうんですよね。特に指先のヒビは深刻。爪の角あたりからパックリ割れて痛いのなんの。思うように指に力を入れられず、工作もままなりません。 話変わって、今日の本題。『あのトーン』とは一体何だ!? これだ!どれだ!?カスガだ!メロウなトーンだ!! しかも「Silver」付きだ!!! はい、というわけで春日楽器製造の「SILVER MELLOW TONENo.19」です。ようやく手に入れたぞ、シルバー付きのメロウトーン!!以前の真っ茶色と違ってナチュラルなカラーリング。トップは松かシダー系ですね。トップ側にバインディング入ってます。 サイドとバックもあまり濃い色付けはされていません。材はメイプルでしょうか? とっても凝ったロゼッタ。ラインはバインディング、濁ってますがM型の装飾はシェルインレイです。大変薄い物で、いくつか剥がれています。 指板の材はよくわかりません。木目のはっきりしない、目の詰まった硬そうな木です。エンド形状は「 }」型。カスガでは珍しい形状だと思います。 オーソドックスなヘッドシェイプ・・・あれ? 「Mellow」がない!どこへ落としてきたの!?拾ってきなさい!!お母さん新しいのなんか買いませんよっ!!! てかこのロゴ・・・まんまこれですね。気持ち、フォントも似てるような・・・今こんな事やったら即訴訟でしょうな(笑) と、ここまでで残り容量が1MBを割りました。このブログで全部掲載するのは厳しいかも。
2013.12.11
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気が付けば今年もあと1ヶ月ですね。歳を取ると1年過ぎるのがものすごく速く感じると言いますが・・・そんな気がするのは私だけでは無い筈。だよね?ねっ!? 容量問題も一応の解決をみた所で、平常業務を再開。 例によって何の事かピンとこないタイトルですが、スポーツ用品の宣伝でない事は確かです(笑) 本日はこちら。ボディー塗装に特徴のある1本。 「みずのがっき」でいいんでしょうか、そんな名前の会社のウクレレです。 シルバー地のおしゃれなラベル。 よく見ると文字や模様は型押しです。凝ってますね。真中に「No.1」の型番(これがタイトルの由来)。 例によってググった所、1950年頃から愛知県にあるメーカーで、名前を変えて今も楽器の製造・販売をしているという記事がヒットしました。他にそれらしき情報もないので、この会社の製品じゃないかなーと考えています。そういえばキワヤさんのギャラリー紹介にもこの名前がありますね。 サウンドホールを中心にワインカラーでグラデーション塗装されています。サウンドホールを太陽にでも見立てたのでしょうか?名付けるなら「コロナバースト」?(笑) 例によってブリッジを取り付けてから吹き付けたようで、ブリッジ周りの色が薄くなっています。 材は・・・なんでしょう?木目はスプルースっぽいですね。 バックもバースト。こちらは表ほど濃い塗装ではありません。こことサイドの材はメイプルですね。 むむ?この光の反射具合、ひょっとして・・・ そう! 背板の すごい 盛り上がり Part2!! アウロスと同様、こんもりと膨らんでいます。ラウンドバッカーにはたまらない曲線です(笑) ちょっと細身のヘッド。マークもなんもありません。剥がれた跡もないので元から無印のようです。 ペグも至ってシンプル。大抵はノブの下にリングのような飾りがあるんですが。 指板もポジションマークのないシンプルデザイン。多分メイプルです。エンド部のエッジが尖っているのとテーパーの強いシェイプのせいで、シャープな印象を受けます。 ネックにもグラデーション、オサレです。ヒールに向かってなだらかな曲線を描いて太くなっています。まるでカブトムシのツノのようです。 大きなヒール。ヤマハのNo.80より細身ですが、長さがあります。 さて、状態はいかほど? ぱっと見は良さげですが、 バックの左ネック側にクラックがあります。また、ボディーエンドがパックリ。でも両方共綺麗に破損しているので、直すのは簡単そうです。 では修理を始めましょう。クラックは断面がとても綺麗なので、タイトボンドを流し込んで接着するだけで十分でしょう。 バックの剥がれはタイトボンドを付けてクランプで押さえ込み。あとはボンドが乾くのを待つだけです。 ・・・できました。いつもの弦を張ります。 何度見ても面白い塗りです。汚れを落としてポリッシュをかけたので光沢アップ! タイトボンドを流し込んだだけなのでクラックの線は消えていません。・・・おや?なにやら修理前には見られなかった線が。 はい、やっちゃいました。ブリッジ側にクラックを新造(笑)でもこれ、剥がれの様子を点検してる時にほとんど力入れてないにもかかわらず割れちゃったんですよね。よく見るとネック側のクラックと、見事に一直線に繋がっています。この部分だけ材が弱かったのか、ネック側が割れた時にこちらにも力が掛かっていて軽くヒビが入っていたのか・・・ ボディーエンドも綺麗に塞がりました。きっちり合わせたつもりでしたがわずかにずれちゃいました。まあこの程度なら支障もないし、削ると地がでるかもしれないのでよしとします・・・だんだんアジアンウクレレの影響を受けてアバウトになってきた?(笑) さて、音の方はどうでしょう?・・・ちょっと硬めです。ポロンポロンではなくカロンカロン、といった感じ。 アウロスと同じくエコー感があります。これってやっぱりラウンドバックによる効果なんでしょうかね? さて。 今日これを書き終えた所で残り容量約1.5MB。あと1回ぐらいは大ネタいけるかな?
2013.12.01
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そろそろヤヴァくなってきました・・・もう残り少ないです。 収納スペースが?まあ確かに。小さな楽器とはいえ、ン十本も集まれば結構スペースを取ります。壁に吊ってあるのはまだいいとして、ハードケースがかさばります・・・縦方向に置けないし。でもこの事じゃなかったり。 では資金が?う~ん、あると言えばあるし、ないと言えばない(笑)そういえば最近、ちょっと相場が過熱気味です。私が手に入れた物が当時の2倍、あるいはそれ以上の額になっています。 私のせいか?私がこんなブログ作ったせいで高騰したのか?いやいやいや、それはない。1日平均10アクセス程度の過疎ブログにそんな影響力があるわけがない!・・・うう、書いててちょっと悲しい。 まあムチャをする気はないのでしばらくは大丈夫でしょう。 じゃあ何なのよ!? これです。 写真を登録できる容量がもうあまり残ってないんですよ。ここ最近、重複画像を消したり画像をリサイズしたりしてなんとかやりくりして来ましたが・・・そろそろ限界のようです。しかしまあ、これだけの枚数よく撮ったもんだ(笑) じゃあどうすんの? 「ちゃらんぽらニストのチラ裏ブログ」終了? 最近の更新ラッシュは燃え尽きる直前のロウソクの輝き? まあ、画像貼らないこのブログに存在価値などないでしょう。なので。 現在「新館」を建設中です。 まだ用地だけでな~んにもしてませんが、とりあえず続けられそうな場所は確保できました。あっちは1日50枚&2MBまでおK、最大2.5GBの容量があるので今回のような心配はせずに済みそうです。 むしろネタと根気が続くかの方が心配ですね(笑) 【送料無料】けいおん! 山中さわ子 モデル 【中古】
2013.11.29
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アジア製ウクレレに興味を持ち始めてしばらくの事。オークションでふと1本のウクレレが目にとまりました。メーカー不明、オール単板でトップはスプルース、指板にワンポイントのインレイ。多少傷有りとの事でしたが、なかなか可愛かったので落札しました。 それがこちら。 バックのシマシマ模様が綺麗です。アカシアコアでしょうね。ヒールには突板まで貼ってあります。 東南アジア3大?工房(サムズ、ブルースウェイアート、アントニオ)のどれかで作られたであろう事は想像がつきますが、残念ながら製造元を示すものは何もありませんでした。 曲線で構成されたヘッド。ここだけ見るとサムズ工房のような気がします。角が欠けてます。前のオーナーさんはよく外に持ち出して弾いておられたそうです。 ペグは重厚でしっかりした物が使われています。ゴトーで例えるとUKAクラスでしょうか、なかなかスムーズに回ってくれます。 ごっつい突板。小振りなヘッドなのでペグがやたら大きく見えます。 指板はローズウッド。ポジションマークや花(ハイビスカス?)のインレイはシェル。古レレの細いフレットを見慣れた目にはまるでジャンボフレットのように見えます。ネックはサイズに見あわぬ分厚さです。ナット下で19ミリもあります。アウロスから持ち替えるとそのギャップたるや相当なものです(笑) 2重のアバロンロゼッタがオシャレ。 耳付きな上ネジ留めなローズウッド製ブリッジ。100年経っても大丈夫そう。サドルはちゃんとオフセット加工されています。 マイファーストウクレレ、LUNA No.1とのサイズ比較。 大きなサウンドホールです。 サドルの位置を合わせてみました。丁度1フレットの分だけスケールが短いです。ナットからヒールまで、ほとんど太さの変わらないネックが特徴的。 ボディーサイズも一回り小柄。でもLUNAより重いんですよね、これ。 さて、音の方はどうでしょうか。出品者さんは「ラジオのような音」と表現しておられましたが・・・ ・ ・ ・まさしくその通りでした。昔の携帯トランジスタラジオのような、淡泊で厚みのない音です。ですがそれがまた面白くもあり、このウクレレの性格付けに一役買っています。 でもなんでこんな音なんでしょう?通常より小さいとはいえそれなりのサイズはあるのに。 調べてみましょう。表板の厚みは・・・分厚いな・・・あれ?何か断面のようなものが見えます。鏡を入れてみると ありゃま。アバロンロゼッタの裏打ち補強用でしょう、サウンドホール周りに板が1枚貼り付けられています。 次はブレーシングを確認。表板は・・・サウンドホールの上下に1本ずつ・・・はいいとして、縦に平行して3本!山型に削ってあるとはいえこれはちょっと・・・やり過ぎでね? この分だと裏板も・・・まずはセンターに割れ止めが一本、他には横に・・・3本!? おいおいおいおいおい、このサイズにこの本数はどう考えても付け過ぎでしょ。やいこら製作者!お前はブレーシングマニアかっちゅーの!! こんなハードにインナーボンデージされていたら鳴るわけないですよね。
2013.11.28
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連発でもじりタイトルになっちゃいましたが・・・前回と同じ法則性なので、勘の鋭い方は見た途端にお分かりになった事でしょう。今日はこれ。あこがれの フェンダーを ついに てにいれたぞ! フェンダーのテナーウクレレは「HAU'OLI」「NOHEA」「PA'INA」の3種。今回購入したのはその中で 一番廉価な「HAU'OLI」です。メーカー希望小売価格26250円也。ボディーはマホガニー合板。インレイもフェイクアバロンと、スペックも価格相応・・・いや、ちょっと割高?3つの中で一番ほしかったのはコア合板のNOHEAでしたが、既にハデなインレイをちりばめたコア単板テナーを手に入れていたのでなかなか購入の踏ん切りがつかず何度も見送り・・・とある日、つらつらと楽天のウクレレカテを見ていたら目についたのがこれでした。訳あり品という事で、お値段は・・・なんと5980円也!!通常15000円前後で売られている物なので、訳ありの理由次第では超お買い得品です。早速商品ページを開き確認・・・なるほど、こういうことか。 ブリッジ剥がれ品でした。剥がれといってもご覧の通り、かなり綺麗に取れています。外れたブリッジもちゃんと付属との事でしたので速攻ポチりました。 数日後、ブツが届きました。梱包をひっぺがして早速チェック。剥がれた箇所を見てみると、傷を付けて接着剤の食い付きをよくしていますが・・・接着の跡、ドコ~!? 何度見てもはっきりしないのでブリッジの方を確認。 おー、あったあった。 ・・・なにこれ。接着剤ケチり過ぎ!そりゃ外れるわ。こんなんでよく検品終わるまでくっついてたもんだ(笑) ともあれ、これならブリッジ貼り直すだけの簡単作業で復活させられます。いやーいい買い物でした。 というわけで修理開始。表板にブリッジの形をくり抜いたマスキングテープを貼って軽くヤスリを掛け、ブリッジ裏の接着剤を落としてタイトボンドで貼り付け。これだけ。あとは接着剤が固まるのを待つだけ。 はい、できあがり。 古レレの修理に比べたらチョロいもんです、これで1万円近く安く手に入るんならどんどん接着剤ケチってちょ(笑) さて、いい加減憶えてる人もいないだろうけど、そろそろあの時に張った伏線を回収しておかないと ・・・本当は弦を張るまで忘れてたんですけど(笑) そう、KALAの赤い弦・テナーバージョン。 2・3弦が巻き弦になっています。説明書に「巻き弦は切っちゃダメ!」って書いてあったのでぐるぐる巻きにしたのですが想像以上に長く、危うく2重巻きになる所でした(笑) ※ 通常、こんな撒き方をしてはいけません。ポストに巻いた弦が伸びていつまでも チューニングが安定しませんので。 さて、例の伏線です。ソプラノは巻き弦とノーマル弦で音の伸びが随分と違いましたが、テナーはどうでしょう? ・ ・ ・伸びの違い、ほとんどないっぽい・・・スケールが長くなった分1・4弦の振動が長続きするようになって、ノーマル弦と巻き弦の差がほとんどなくなったように思えます。これならあまり違和感を感じずに使えそうです。ただ、巻き弦の触感と左手をスライドさせた時に出る「キュッ」という音が気になる方もいらっしゃる事でしょう。 おまけ。弦を張ってしばらくの事。弾いたら何か変。2弦が1オクターブほど低くなっており、ペグを回しても音程が上がりません。不思議に思ってチェックすると弦が切れかかってました。弱いぞ、巻き弦!切っちゃダメって注意しときながら自分から勝手に切れるとは何事だ!!(笑) 一瞬慌てましたが、前述の通り巻き弦はイヤというほど余っています。切れた部分を炙って固め、結び直して復活! 【ジャンク品特価!!】KAMOA E3-SV ビンテージレッド ソプラノウクレレ
2013.11.27
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汚れが溜まりまくりんぐ、割れや欠損もあるアウロス。ちゃんと弾けるようなるまで直してあげましょう。 まずは汚れを落とします・・・落ちました、雑巾の色が変わるぐらい。ン十年の間に蓄積した汚れはハンパないです。次にボディーの塗装を落とします。いつものリムーバーでスイスイ落とせましたが背板の すごい 盛り上がり部分はスクレーパーが使えずちょっと手こずりました。 塗料が落ちたらボディーエンドの欠け埋めに入ります。いつもなら例のパテでさっさと埋めてしまう所ですが、今回はちゃんと木を使って埋めてやりました。側板はメイプルっぽいですが、断面が結構茶色かったのでマホガニーっぽい平板を使いました。欠損部分を削って四角く整え、形を合わせた板を貼り付け表面を整えます。この作業の際にひどい工作ミスを発見しました。なんとエンドブロックが表板に届いておらず、大きな隙間が空いちゃってます。修理後に撮った写真。エンドブロックと表板の間に2ミリ厚の板をかませ接着しました。このウクレレにはライニングがありません。ただでさえ接着面積が小さい上に弦の張力がもろにかかる部分ですから剥がれてしまったのも無理ないですね。 エンド部が済んだら次は表板のクラックです。ここもいつもなら裏から板を圧着するところですが、今回はタイトボンドで接着するだけにしました。というのも表板が割れから割れへと反っている為、力をかけて戻すと新しいクラックができかねないからです。幸いタイトボンドを擦り込むだけでガッチリ接着できました。クラックを埋めようかとも思いましたが、あまりきれいに直してもオールドっぽさが消えてしまうのでそのままにしました。スケールを測った所12フレットからサドルまでの距離が少し足りなかったので後ろへずらしました。また、少し弦高が高かったので接着面を削り込んで低くしています。 これで工作は全て終わりました。ダークオークの水性ニスで塗りまくります ・・・塗り過ぎました。 え?そんな事ないって? いえいえいえ、↑の写真はカメラの設定をいじったのでかなり明るく写っています。実際の色は こんなです。OH、黒い・・・ バックは山の部分を強調する予定だった為、結果的にそこだけ薄目に抑える事ができました。 補修したクラックの波うちも木目に向かって見ると目立ちませんが、横からだとこの通り。欠損部分もまあまあ違和感少なく直せました。 指板は両端にシャドウを吹いて、軽くグラデーションをかけました・・・はい、ボディー色にマッチさせる為の苦肉の策です(笑) 指板の傷も埋めずにレタッチだけにとどめました。 最大の難関、ロゼッタ。オリジナルはペイント描きの3重丸。当初、以前のスズキのようにマスキングして塗ろうとしましたがテープがうまく貼れずに断念。 仕方なく手持ちのソフトでデータを作りフィルムに印刷した物を貼り付けました。ちょっと円が太くてカクカクしてるのとフィルムの断面が見えてしまう点がイマイチですが、今回はあまり綺麗に仕上げられなかったのでこれでよしとしました。 弦はいつものGHSクリアナイロンを張っています。さて、音の方は・・・ちょっと硬めかな?ナイロン弦なのにフロロカーボン弦のような、金属的な響きです。音量はラウンドバックの面目躍如という所でしょうか、大きいです。ただ、「大きな音量」と言っても例えるならヤマハは近くでダイレクトに届く音のようですが、こちらはホールで少し離れて聞いたような・・・ちょっとエコーがかかっているように感じました。 ・・・あ。これ、あくまでシロートの感想ですので話半分(1/4でもいいかな?)程度にとっておいて下さいね。
2013.11.24
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最近PCの調子が良くないです。10日ほど前の朝、Winが立ち上がった直後に画面が突然ブルーに切り替わり強制終了。何度立ち上げ直しても同じ症状が出て立ち上がってくれません。 こんな画面です。仕方なくゴリ押しはやめて一旦セーフモードで立ち上げ、再起動・・・するもやっぱり同じ。もうこりゃシステムを復旧するしかないかと、直近(5日前)の状態に戻すとすんなり立ち上がりました。ハード・ソフト共に追加したものは無かったんですが・・・何だったのでしょう。 更に2・3日前にまたリセットがかかり、その時は再立ち上げでなんとかいけましたが今朝立ち上がらなくなって(今度は立ち上がる所まで行かない)再度システム復旧というていたらく。恐々使っているのが現状です。予備PC買った方がいいかな・・・でも安い買い物じゃないし、もう少し様子見よっと。 と、愚痴を書いて少しは気が持ち直した所で。本日はこれ! 「AUROS」という名のウクレレ。 汚いです。長年の汚れや埃がこびりついています。 全身真っ黒に塗られています。KASUGAより黒いです。 特筆すべきがこれ! 背板の すごい 盛り上がり! こういうのが真のラウンドバックというものなのでしょう。西之島の横に顔を出した噴火口もこれぐらい水面から出てほしいものです(笑) ヘッド形状はオーソドックスですね。どでん、と大きなエンブレムが自己主張しています。弦はカサカサのボロボロ。引っ張ったらあっけなく切れそう。でもって1・2弦の巻きが逆だぞ、オイ!(笑) 指板は指で良く押さえる部分の塗装が剥がれています。ポジションマークは大き目のシェル製ドットが5・7・10フレットに貼られています・・・こりゃまた随分ヘッド側に寄ってますね(笑) 特徴的なのがネックの厚みとヘッドの角度。 ネックが薄いです、ナット付近で約12ミリ。ナット幅が約37ミリなので扁平率なんと32.4%・・・1/3未満!?器具が見当たらないので角度は測っていませんが、今時の物よりかなり折れ角が浅いです。 ブリッジは結び目を引っ掛けるLタイプ。格納スペースに余裕がある分、接着面積が犠牲になっています。取り付けてからボディーを吹き付け塗装したのでしょう、塗料が下まで回りきっていません。 ラベル。斜めに撮ったのではありません、まっすぐに立てて撮っています。いやはや、なんともアバウトですね。 No.800・・・当時の定価は800円? メーカーは「N.G.&CO」とあります。調べてみましたが詳細は分かりませんでした。「AUROS」で検索した所「トヤマ楽器」というメーカーがヒットしました。また、幾つかのサイトで「アウロスウクレレはトヤマ楽器の製品ではないか」という記述も見かけました。私も当初は「ここだ!」と思いましたが、今は断定できかねています。といいますのもトヤマ楽器のアウロスロゴはこれ。でもってこのウクレレのロゴは これ。あっちは「L」でこっちは「R」。また、トヤマ楽器は管楽器専門のメーカーの様で、ウクレレを作っていたという記録も見当たりません。せめてラベルの製作所名が「T.G.&CO.」だったらもう少し確信も持てたのですが。とはいえイイダ楽器製のPIRLES(ピアレス)というブランドが現在も「Peerless」と綴りを変えて生産されているという事実もありますし・・・やっぱ分からん!(これだけ長々書いといてこの結論かよw) さてさてさて、いかにもこのブログらしい怪しげなウンチクが出た所でウクレレ本体に戻りましょう。 各部を見ると、汚れ相応のダメージがあります。 トップ上部にクラック。トップ下に集中してクラック。そしてさらにその下に剥がれと欠損!直し甲斐がありそうだ、フッフッフッ・・・・・・・トホホ。 数量限定特価★無くなり次第終了となります。【送料無料】カラ ウクレレ ポケット KALA PUSMH【あす楽対応】
2013.11.23
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さて、どんな塗装にしよう。サウンドホール周りが寂しいからなんとかしたいな・・・そうだ、こないだ見たアレっぽくアレ風にしよう。これとこれを使って・・・プシュ~っと・・・こんな感じかな? よしよし。 できた! アンティークバースト! 横もくびれを強調したバースト。 ネックもバースト。 ヘッドもバースト。とにかくバースト(笑)エンブレム周りに残った古い塗料が光っちゃってますが、正面から光を当てて見ない限りここまではっきりとは見えないので気にしない方向で。そのうちフラットクリアでも吹いてやりますか・・・って、やっぱ気になってんじゃん(笑) ペグはHUS-100RSから外していたゴトーのUKBを移植しました。そのままではブッシュがはまらないのでヘッドの穴をリーマーで広げています。 指板はコテコテ塗料を剥がして元のポジションマークを外してネイルシールで新造。ブランド名にちなんで5・7・10フレットの順に満月・半月・三日月型にしました・・・が、失敗していびつになっちゃいました。 サイドにポジションマークを追加。指板のマークってよほど大きくないと弦に隠れてはっきり見えないので、ここに目印がある方が実用的だったりします。「指板のマーク?あんなのは飾りです、偉い人には(ry」 フレットが端に届いてないのを利用して、指板端をバインディング風に黒く塗装。 ナットはマホガニーっぽい角棒で新造。 ブリッジもグラデーション塗装。 弦の溝に沿って軽くグラデをかけると、よりアンティークさが増します。 横から見るとブリッジは傾斜がついています。高さ9ミリの範囲内でサドルを削り出す必要があったのと、弦の結び目を収納するマージンを確保する為です。弦高は超低目。普通のストロークでギリギリフレットに当らない高さになっています。弦はORCASのフロロカーボン(ハード)を張りました。この弦のおかげもあってか、粒立ちの良いシャープな音でよく鳴ってくれます。 と、ここでいきなり エンブレムのどアップ。何かあった?はい、ありました。今回ボディーを塗るに当たり、ヘッドの表を除き全部古い塗装を剥がしました。その際グラデをかける直前までそこだけマスキングしていました(エンブレム部分はプラ板を当てて直接テープが付かないよう保護してました)。いよいよグラデをかけるという時に剥がしたまではよかったんですが・・・ 綺麗に剥がせてホッとした瞬間、指が滑ってテープがポトッ・・・運悪くエンブレムの真上にくっつきあそばされました。かなり慎重に剥がしたんですがその甲斐もなく「もっていかれたあぁぁー!!」 月とか星とか金枠とか。このステッカー、意外ともろい・・・トホホのホ。仕方なくパイナポールナと同様、描き足しました。その部分はちょっと形や色が変わっています。 あーもう、あの時もうちょっとしっかり持ってたらこんな事にはならなかったのに・・・ でも、ちょっとした発見がまたありました。 このエンブレム、銀箔の上に印刷されていたんですね。 以上、ジャンクだったのをいい事に遊びまくってみたLUNA No.400でした。
2013.11.20
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音が出せないジャンク状態のLUNA No.400。なにはなくともブリッジを取付けてやらねばなりません。ジャンクパーツを取付けるか、新造するか・・・そういえば部品取り用のALA MOANAがあったっけ。あれのブリッジを使いましょ、うんそうしよう(←安直な方に流れた)。 確か外してどこかにしまってあったはず・・・ ・ ・ ・ 無い。どっかいっちゃった。 うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!! と、ひとしきり慌てふためいてから落ち着いた所で自作すべく材料を仕入れにホームセンターへ。 といっても普通のホームセンター、ローズウッドやエボニーなどあるはずもなく。マホガニーっぽい木もこのサイズはありません。使えそうな角材を探し、見つけたのが栂(ツガ)の木。木目も綺麗できめ細かく、加工もしやすそう。よし、これから削り出そう。 910×18×9ミリの物を買って帰りました。さて、どんな形にしようかな。オリジナルに近い形でもいいけど・・・せっかくだから変えてみよ、でもって接地面積を増やす為に耳を付けて・・・ などと考えつつ手を動かしていたらこんなのが出来ました。サドル削り出しの一体成型です。綺麗に溝切りする自信と工具とサドル材がなかったので(笑)この写真ではよく見えませんが、ちょっとしたお遊びで1~4弦の穴サイズを変えています。また、少し柔らかい材なのでサドル部分には瞬間接着剤を染み込ませて強度アップを図っています・・・気休めレベルですが。 ホディーに合わせてみます。ちょっともっさりしていますが、まあまあ見られますね。この時点でボディーは塗装を落としています。 ナチュラル仕上げはどうかなと思って、クリアニスを塗ってみました。 木目は綺麗ですが白木だとイマイチ締まりがありません。ボディー色に合わせて塗る事にします。 そのボディー、どんな色で塗りましょうか・・・
2013.11.19
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先回のNo.60AでYAMAHAがLUNAに追いつきました(共に4本)。しかしそこはジャパニーズウクレレの王者LUNA、とんでもなく多くのグレードやバリエーションがあってネタが尽きません。というわけでまた1本増えちゃいました。これでまたルナが1歩リード(笑) 今回入手したのはこちら。 No.400です。 適度に小汚いですね(笑) 造りはしっかりしており、古レレにつきものの板の割れや剥がれ等はありません。 今までの物と違い、手に取るとずっしりと重いです。ボディーはそれほどでもないんですが、ネックにかなり目の詰まった木材が使われているようです。「MODEL BY KAMAKA」のNo.350なんてバルサみたいに軽いんですが、こちらはまるで鉄木のよう。 エンブレムは綺麗に残っています。ペグは今時の安レレに付いているようなオーソドックスな物です。なので作られた年代は今迄の物より比較的新しいと思います。 指板はローズウッド。指の跡が付くぐらいには弾かれています。エンドは一直線に切られています。12フレット仕様なんだから凝ってもいいのに・・・ちょっと味気ないですね。ポジションマークは小さめのパーロイドです。フレットはブラス。結構内側で切られているので端が指の腹に当るような事はありません。 1弦のすぐ横が欠けてしまっています。ヘッド側ならあまり影響ないですがネック側だとビビりかねません。修理で済ませようか、交換してしまおうか・・・。 ロゼッタはありません。そのせいで締まりと味気がありません。 おや?ラベルをがいつものデザインと違います。マルKマークの代りにエンブレム、「LUNA」もゴシック体ではなくロゴのフォント。おなじみの「ESTALISHED」が無く、その下の製造元標記が筆記体で書かれています。違いは他にもあります。裏板にラウンド処理がなく、横一直線のペッタンコです。 ボディーの厚みも他の物より5ミリ程薄いです。 一番上の写真にもありますが、弦がありません。それもそのはず、ブリッジがない。きれいさっぱり外れています。真ん中に穴が開いています。以前の持ち主さんが穴開けてネジ留めしたのか、オリジナルのものか。 気になったのでネットで同じタイプの物を見た所、ブリッジ中央に何かが映っています。どうやら元からブリッジに飛び防止の留めが打たれているようです。これは筆記体ラベルモデルの独自仕様のようです、今の所他のタイプでは見かけていません。 にしてもここまでされて飛ぶブリッジって・・・よほど接着が甘かったんですね。↑の写真を見ても真ん中に帯状に接着剤が残ってますが、その前後には跡が無く、塗装だけでくっついていた感じです。 と、このように各部を点検しましたがブリッジが無い以外は特に大きな問題はなさそうです。とりあえずやらなくちゃいけないのは新しいブリッジ作り。他の部分は作ってる間にどうするか考える事にします。
2013.11.18
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全身まっかっかでとっても目立つYAMAHA NO.60A。背板のクラックとブリッジの欠けを修理します。背板を触った所、まだまだしっかりしています。なのでタイトボンドを流し込んで接着するだけで大丈夫のようです。 できました。クラックに溜まった汚れが綺麗に取れなかったのでちょっと黒ずんでしまいました、残念。まあ裏板だからいいか。 次はブリッジです。いつものパテで 欠けた部分を補填し形を整えヤスリでそれっぽく木目をつけます。側面には導管のボツボツがいっぱいあるので、押しピンチクチクでへこませます。 終ったら調色したプラカラーを塗ってはい出来上がり。フレットも錆びているので磨いちゃいましょう。指板をテープでマスキングしてスチールウールでゴシゴシ。キラッ☆ 終わりました。弦を張って出来上がり。チューニングして試し弾き。No.80や90と同様、よく響きます。音質はそれらより柔らか目でしょうか、カドのない優しい音です。 でも。弦高高目&サドルのマージンとってないせいでシャープ気味なのが気になります。ブリッジやサドルを削らずに音程を合わせる方法ないかな・・・ダメ元であれやってみるか。 ぱらららっぱら~、『追加オフセットサドル~!』サドルの後ろと弦の間に挟み込んでピッチを調整するチートアイテムです。材料は2ミリのプラ角棒。2~4弦のシャープが強かったので一番後ろまで下げています。これをセットして再度チューニング。さてさて、効果の程は・・・ うーん、少しはマシになったけどまだシャープしてる。弦の接点は確実に後退させられたものの、元のサドルに当らないようちょっと高目にせざるを得ない為弦高が上がってしまい、効果が弱まってしまったようです。 まだまだ改良の余地あり、ですね。
2013.11.15
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その鳴りの素晴らしさで私を虜にし、着実に勢力を拡大しつつあるヤマハの古レレ。とうとう4本目が加わり、当ブログでの紹介本数がLUNAと並びました。今回我が家を侵略に来たのはこちら、 No.60Aです。赤い! 裏も赤い! 横も赤い! 全身まっかっか。お父さんが作ったお弁当系の色が多いヤマハ古レレの中でひときわ異彩を放っています。 例のデータベース(現在改装中で閲覧できません)によりますと1963年3月に製造開始、 販売終了年は不明。定価は1,200円。ボディー材はタンギール、それ以外は不明となっています。ちなみにナンバー60シリーズには少なくともA・B・Cの3種があります(Bはデータベースに載っていませんが、以前オークションで見かけました)。 では各部をアップで見てみましょう。 ロゼッタはNo.80・90と同じく白黒5重構造。 おなじみのトリコロールラベル。比較的綺麗ですが、裂けています。 ヘッド。 多少擦れや小さな凹みはありますが、かなり状態は良いです。ロゴも無傷。お約束の木ペグですが、噛み合わせが良く今時の安物ペグよりよほどチューニングしやすいです。 フレットはブラス製で13フレット、ポジションマークはパーロイド。 上位機種のNo.80はホワイトでしたね。ボディーカラーといい、お洒落重視? 激しく巨大なネックヒール。No.80・90もいいかげん大きいですがこちらはそれらの1.5倍はあります。 ブリッジ。No.80や90のような後部の丸みはなく、角ばっています。そして例によって分厚いです。 では破損チェックを。 50年近く前に作られたにしてはなかなか状態の良い個体ですが、全くの無傷ではありませんでした。 バックにクラック。画面上部のはっきり写っているものの他に1ヶ所亀裂があります。ラベルが裂けていたのもそれが原因でした。 ブリッジにも 角の欠けが1箇所。 弾いてみた所音のビビりもなくそのままでも使用に耐えますが、割れている物をそのままにしておくのは気分がよくありません。汚れ落としも兼ねていつものように修理してあげましょう。
2013.11.14
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おもしろい物がとっても安く売られているのを見つけたのでお知らせ。KORGのマルチエフェクター、「PANDORA mini」。とっても小さいのにエフェクトがなんと200種も入った優れモノ。 私が今使っている前機種「PANDORA PX5D」の倍の数が収録されています。メーカー希望小売価格は9975円、ちょっと前までの平均的な売値は7000円前後。最近新機種が登場したせいで4000円前後で販売する店舗も見かけます。 でももう一声安くならないかな~とウォッチしていた所イーグルス日本一セールの時に3580円で売っているお店を見つけました。が、買うたやめた音頭を踊っている間に売り切れてしまいました(欲しかった黒は既になかったし)。それが今回別のお店でさらに安い、3500円で発売されています。ちなみに私は購入しました、もちろん黒い方。黒のがボディーの文字が見やすそうなので。 (ここから15日に編集) ・ ・ ・届きました。値札付いてます(ネット販売は上述の通り3500円です)。店頭在庫をそのまま送っているようです。 電池入れて電源オン、よし起動した。まずはヘッドフォンで聴いてみよ。一旦切ってあれこれ繋いで・・・おや?音が出ない。 しばらく悩んで気付きました。今まで使ってたPX5DにはPhone出力が無かったのでOutputに突っ込んで使ってたんですよね。で、miniにもつい同じ繋方をしてました。miniにはちゃんとPhone出力があるのでそちらに繋げばよかったのでした・・・よし、音が出た。あーよかった(笑)早速プリセットのエフェクトを一つずつ試して・・・ うーん。エフェクトによっては音が小さくてはっきりと聞き取れません。歪ませ系はよく聞こえるんですが、アコースティックに近い系が小さいです(アンプ出力では小さ目なものの、ちゃんと聴き取れる音量が出ました)。あと、歪ませ系でノイズが混じります。レビューでよく見るデジタルノイズのようです。無音の時はなんともないんですが、鳴らした途端にシュー、という感じのノイズが混じります。また、音が小さくなるにつれ「キー」という小さいけど甲高いノイズが発生します。ダイヤルを回す時も「キン、キン」という甲高いノイズが出ます。PX5Dではこのような事は全然無かったのでちょっと不愉快。なので皆さんへのお薦めは取り消します、商品リンクも消しました。 一通り遊んだらネットで紹介されてるノイズ消しやってみようかな?絶縁したアルミ箔を基盤の間に挟むやつ。 分解大好きだし(笑)
2013.11.13
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良い材料に装飾てんこ盛り、それでいてお値段控え目な台湾・ベトナム製ウクレレ。人気が高くてもおかしくないはずなのですが、評価は芳しくありません。一体どんな理由があるのでしょうか・・・ ズバリ、クオリティーの低さでしょう。ネットの小さな画像や少し離れて見る分には申し分ないのですが、ぐっと近づいてじっくり観察するとその造りの粗さが浮き彫りになります。 バインディングが一定の太さではなく、薄い部分にできた隙間を埋めています。そんのがなあちこちにあります。パーツと工作の精度が低いんですね。 ヘッドの分厚い突板。ナット付近で大きく削られて急に薄くなっています。指板の縁もナット付近で削れています。ぶつけたのかウロがあったのか、4弦下のサイドに埋め物の跡。他にもちょっと目立つ擦り傷が付いていたりと、終始雑な扱いを受けていた雰囲気を漂わせています。 艶消しなので気付きにくいですが、塗装もコッテリと乗っています。ブリッジやネックの接合部等、角が丸くなる位。 一番の特徴であるシェルインレイも ズームすると ボディーのインレイ埋め込み部が貝よりよりずっと大きく彫られており、大きく空いた隙間を埋めた跡がはっきりと見えます。輝きの鈍い部分には埋め物がうっすらかぶさっています。足なんて線を書き忘れている?段差をなくす時に削ったら消えちゃった? こちらもクチバシに埋め物がかぶさっていますね。まるでミュシャの絵のような太い輪郭線ができてしまっています。 更に言いますと、絵が稚拙。指板の方も 黒いので気付きにくいですが、極太の輪郭ができています。 しかも鷲に見えない(笑)木も枝が切れているのでサンゴのよう。 写真では見えにくいですが、インレイにはヤスリ掛けの跡がしっかり残っています。 このように細工はてんこ盛りなものの、その完成度がかなり残念なせいで今一つ評価が上がらないのであろうアジアンウクレレ。音の方はどうでしょうか。ネットで「悲しい程音がいい」などと書かれていますが・・・ 音質はいいんですが、サイズの割には音が小さい? 弦はAquilaのNylgutなので申し分ないはず。だとしたら問題は・・・ ボディーをあちこち点検した所、板が厚い事に気付きました。表板を測ってみた所・・・なんと3ミリ以上!テナーサイズなので強度を上げる為厚くなるのは当然ですが、それにしても厚過ぎるのでは?背板も恐らく同じかもう少し分厚いでしょう、インレイが入っているんですから。更に表板裏、サウンドホール両横に補強板。ホールからブリッジへ放射状に3本のブレーシングもあります。加えて前述のコテコテ塗装ですから板の振動が抑制され音が小さくなってしまうのも無理もない事で。たまにしかケースから出さず、出しても眺めているだけな事が多いのも原因の一つだと思いますが(笑)
2013.11.12
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日本で容易に手に入るアジア製ウクレレといえば中国の物が圧倒的ですが、近年は他の国で作られた物も手に入るようになりました。特によく見かけるのがベトナム製と台湾製。アントニオ工房、ブルース・ウェイアート工房、サムズ工房などが有名です。どの工房の物もボディーにはマホガニーやメイプル、ローズウッド、アカシア等の単板を使用、アバロンインレイがボディーにちりばめられてとてもきらびやか。それでいてお値段は控え目なので、安くてゴージャスな見た目に目のない(ややこしい言い回しだ)私が放っておける筈もなく・・・気に入ったデザインの物を探し、ゲットしましたのがこちら。 サムズ工房のテナーサイズです。アカシアコア製。 デカい・・・画面に余計な物が入りそう。一見おとなし目のデザインですが、メインのインレイはこちらに入っています。 「ALULU」というシリーズ名が付けられています。よくあるクラウンタイプとは違うヘッド形状。上述の工房製品はこの形の物が多いです。アジアンウクレレの基本形でしょうか?突板がすごく分厚いです。一般的な物は1ミリもない、いわゆる「化粧板」ですがこちらは2ミリほどもあり完全にボディーを構成するパーツと化しています。ペグはクローズドのギア式、スムーズに回ってくれます。 流れるような縞模様の木目が印象的なトップ。ハワイアンコアよりベタっとした印象を受けます。 生産国表示なし、シリアルもなしなラベル。ここから得られる情報は少ないです。「UKT」って・・・単にテナーのウクレレってだけじゃん(笑) ロゼッタはもちろん本アバロン。艶消し塗装なので輝きは控え目です。 ブリッジはローズウッド。一通り磨かれており、ささくれ等は見受けられません。ボディーと同時に塗装されており、全体にガッツリ塗料が乗っています。サドルや結び部の白い部品はボーンです。 このウクレレの目玉、大胆にあしらわれたシェルインレイ。トリさんです。松の木?に降り立とうとする鷲。ハデですね。 もう一カ所、指板にも鷲さん。ポジションマークがありませんが、ネックサイドにちゃんと付いてますので演奏時に困る事はありません。 そしてもう一つのポイント、ハードケースが付属しています。ビニール貼りで決して上質な物ではありませんが、有ると無いでは大違い。 以上、ざっと全体を見てきました。よさげな材に派手なインレイを入れつつも手頃なお値段で手に入るアジア製のウクレレ。 次回はもう少し細かく見てみましょう。
2013.11.09
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機を逃す事ン回。やっと手に入れたYAMAHA No.80ですが、さすがに無傷とはいかず、そこそこよろしくない箇所があるので直してあげる事にします。といってもさほど工程は多くありません、ボディーの再塗装とブリッジ4弦部の成型ぐらいです。 まずはボデイーの塗装を剥がします。ブリッジとネックをマスキングし、中に紙を敷いて剥離剤をぺたぺた。塗料が浮いてきたらスクレーパーで大雑把にすくい取り、残りはアセトンを染ませたティッシュで拭き取ります。 はい、綺麗に取れました。 同様にサイドとバックも ぺろぺろりん。 おや? ヤスリ掛けの跡やケバ立ちでお肌が結構荒れています。珍しく仕事が粗いですね、ヤマハさん。軽くペーパー掛けして整えたらいつものように水性ニスで塗装します。スズキのNo.3である程度要領を掴んだので、エアブラシ塗装でシュー、っと。トップは色を付けずにクリアーで。水性ニスは薄めても結構粘りが強く、うちのローパワーコンプレッサーでは塗料のダマができてしまうので乾燥後に耐水ペーパーで軽く磨いてやります。 はい、できあがり。同様の作業をサイドとバックに行います。こちらは複数のニスを混ぜてネックの色を参考に調色します。 次にブリッジの4弦スリットを直します。周囲をマスキングし、いつものエポキシパテで埋めて形を整えたらプラカラーで色を合わせます。ちなみにこの作業、なぜトップ塗装の後にしたかというと・・・無塗装の板にマスキングテープを貼ると、作業が終わる頃にはくっきりテープの跡が残っちゃうからだったりします。どんな木材でもなるという訳ではないようです、主に松系の材でこの現象を体験しています。 はい、できました。 弦を張って完成。例によってテンション低目のGHSのクリアナイロン弦です。お年寄りは労わらなくちゃね! 「綺麗だろ・・・これ、50年前に作られたウクレレなんだぜ」(CV: 三ツ矢雄二)指板の杢目が美しいです。 エンブレムの打痕は元に戻らなかったのでそのまま上から欠けた部分を塗りました。まあやらないよりはマシという事で。 では音を出してみましょう。軽く鳴らしてみます。 ・・・なんで?なんでヤマハのウクレレはこんなに大きな音が出るの?No.90もそうでしたが、まるで中に反響板が入っているかのよう。 正直ヤマハは好きじゃないんですが、認めざるを得ません・・・素晴らしい! とはいえ欠点がない訳ではありません。カマボコのような分厚いブリッジのせいで弦高が高いんです。その為ハイフレットが押さえ辛く、音もシャープがち。 そのあたりの影響を極力抑えるべくサドルにオフセット加工をしてみましたが、多少は改善されたもののぴったり合う所まではもっていけませんでした・・・残念。 当時はジャカジャカメインでこの程度の狂いはあまり問題ではなかったのかな?今風の弾き方をするにはせめてナット溝を削ってローフレット側の弦高を下げる必要があるでしょう。できればブリッジももっと低くしたい所ですが・・・ だめ、勿体なくて手を入れられない(笑)
2013.11.05
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祝・イーグルス日本一!!本日のご紹介は・・・・・ついに来ました手に入れました! YAMAHA No.80!! 数あるジャパニーズ古レレの中でも特に評価の高い一品。 オークションでも注目度が高く、なかなか手の届く価格で終わってくれません。程度が良さそうな物は1万を超える事も・・・さすがにその額ではキツいです。 しかし!競り負ける事ン回、ようやく予算内で手に入れる事ができました。 多少傷みは見られるものの、状態はさほど悪くなさそうです。 とはいえさすがに作られてから50年近く経ってますのでダメージが無い筈もなく、 ボディーの塗装が一部溶けたりしてます。過去のLUNAやSUZUKIにもありましたが、ソフトケースに長期間収納しているとラッカーやニスがビニールに含まれる可塑剤に反応して柔らかくなっちゃうんですね。 幸い塗装がやられているのはボディーのみで 他は綺麗です。指板に削れ跡などが無い所を見ると、あまり使われてなかったようです。 ほぼ無傷のヘッド。ロゴの一部に小さな打痕がある以外、目立った傷はありません。 だがしかし。大事な部分に問題がありました。 4弦のスリットが広がってしまっています。届いた時は辛うじて弦が引っ掛かっていたのですが、ちょっと溝掃除しただけでダメになっちゃいました。 使用感が少ないのはこのあたりが原因かもしれませんね。3弦のスリットがずれているのは・・・まあご愛嬌(笑) おなじみ赤枠青文字のラベル。よく見るとピアノ絵にも「YAMAHA」と入っています。ロゼッタは白黒交互の5プライバインディング。No.90と同じです。 というわけで以前修理したラベル上貼りNo.90とツーショット。 瓜二つですね。ボディーシェイプや各パーツのサイズ等、全く同じ。目立った違いはペグ(90は非純正品ですが元の物も金属でした)と指板&フレットの材、ナット、ポジションマーク(80はホワイトで90はパーロイド)でしょうか。ヤマハの旧製品データベース(現在閉鎖中)でも不明な部分が多く今一つ違いがはっきりしません。トップ材もエゾ松と松になってますが・・・多分同じでしょうね。
2013.11.04
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イーグルス負けちゃいましたね。勝敗は最終戦へ持ち越しになっちゃいました・・・残念。 ブログさぼってた間も色々と買い込んでいたのですが、それらをちょっとほっといてつい先日購入したこちらを急遽ご紹介。 シマシマ鮮やかなゼブラウッド(合板)のウクレレ。コンサートサイズです。 ゼブラウッドを使ったウクレレはまだまだ流通が乏しく、あっても結構なお値段でホイホイと興味本位では買えません。以前手に入れた通称(?)「猿爺」も購入できたのはほとんど偶然でした。 そこへ!今回登場したのがこちら、サウンドハウスのオリジナルウクレレ、PLAYTECH PTUK350CZ。 これ、お幾らだと思います?なんと税込3,980円!! 「衝撃価格」が売り文句のストアですが、今回は久々にマジで衝撃を受けちゃいました。 コンサートサイズな上にゼブラウッド材ですよ、これ。コストパフォーマンス抜群で評判のALA MOANA UK-160シリーズ(マホガニー合板・ソプラノサイズ)ですら実売が3,500円前後である事を考えると、凄まじいまでの破格値です。 非常に特徴的な縞模様。木目は選べないので賭けになります。うちにはコアのようにややカーブした物が届きました。塗装は艶消しの極薄で、導管の凸凹が出る「オープンポア」と呼ばれるタイプです。裏側は直線で、一部モヤモヤっとした模様が入っています。表裏共にブックマッチでシンメトリーな柄が楽しめます。 側板も左右ブックマッチです。こちらはすごく目が詰まった柄でした。背板はブリッジ裏あたりで盛り上がったラウンドバック構造、しっかり楽器してます。 ちょっとセンター飛び出し気味の鋭角的なクラウン。 ヘッドにもゼブラの突板。安楽器によくあるペグ穴のずれもなく整った顔立ちです。ペグはクローズドタイプのギア式。ちょっと重くなりますが、動きはスムーズです。裏に貼ってあるビニールシールがめくれたりずれたりしていますが安物にはよくある事、気にしない。 「PLAYTECK」のロゴは今一つ不鮮明です・・・でもわりとどうでもいい(笑)ネックの材は不明、多分サペリあたりでしょう。指板はローズウッド、14フレット接続のトータル18フレット。シェイプはやや太めのカマボコ型。細すぎず太すぎず、握りやすいです。 指板も平ら、フレットも しっかり打たれていて波打ちもなし。 フレット端の削りは平面的。指板端も角があります。こういった所はコスト削減の対象なので、安楽器では仕方のない所でしょうか。一部僅かにはみ出していて指の腹に引っかかりを感じますが許容範囲でした。気になる人は軽くヤスリで削るといいでしょう。艶消しボディーなので多少指板を削ってしまっても目立たないと思います。 驚いたのがこれ!ネック画像で気付いた方もいらっしゃるかと思いますが ポジションマークにアバロンシェルが使われています! 普通は樹脂製のパーロイドですよね?この価格帯で使われているのを見た事ありません。「プレイテックの安ウクレレは化け物か!?(CV:池田秀一)」みたいな。 他にも地味ですがこの価格帯では見られない仕様が盛り込まれています。 ナットは質感から察するに、ボーン(牛骨)です。弦との接触面が少なくなるよう斜めにカットされています。Gibsonのギターがこの形を採用していますね。 溝は浅目なのでちょっと弦高は高いかな?そのせいで音程は弦によってはややシャープ気味です。気になる人は調整しましょう、元々ナットは個人の好みで手を入れる箇所ですし。弦 も安物によくあるヘロヘロのナイロンではありません。この色・テンション・音色・・・AQUILAのNYLGUT?だとしたらつくづく価格に見合わない贅沢仕様です。ブリッジはローズウッド、木ネジで留められています。2つの〇はその穴隠し。ここは少し造りが甘いです、角に一部ささくれがあります。 サドルはナットと同じ素材っぽいので多分ボーンでしょう。 ボディーにはバインディング。 アイボリー調でトップには黒白黒の3プライラインまで入っています。 ライニングもギター仕様のしっかりした物が使われています。裏材もしっかりゼブラウッドですね。てっきりラワンでお茶を濁しているだろうと思ってたのでビックリ。 以上、コストカットの痕跡がそこそこ見られるものの、その価格に見合わない贅沢仕様には驚かされました。この内容で税込3,980円、送料手数料を入れても4,610円で手に入るんですからもう安レレ好きの私としては購入するしかありませんでした(笑) では最後に恒例のオチを。このウクレレ、1箇所だけ残念な部分があります。ロゼッタリング。キラキラ光ってるのでここもアバロン?と思いきやアップで見ると何やらドットが・・・アルミ箔に模様をプリントしたデカールでした、チャンチャン♪
2013.11.02
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ダレモイナイ、コウシンスルナライマノウチ・・・・・ お久しぶりです。気が付けば前回の更新から4か月経ってます・・・ちょっと暑さにやられていました。 さて前回ご紹介のVICTORウクレレですが、塗り直すとサンバーストや5重ロゼッタが消えちゃうし(あんなん書き直すのムリ)フレットやポジションマークの方にかなりの労力を割かれちゃうので剥げた部分をレタッチするだけにとどめました。 で、できあがったのがこちら。フレットとポジションマークはこちら、部品取り用ALA MOANA UK-100から拝借しました。このウクレレ、音は悪いはフレットは波打ってるはで調整してもどうにもならない粗悪品でした。音はともかく造りは個体差があるのでこのシリーズが全部ダメという事ではありません、念の為。私がハズレを引いてしまっただけです。 フレットはビクターの物よりかなり太いので細く削ってから取り外し、移植します。ポジションマークは元の物より少し小さかったので、残っていた5フレットの物も取り替えます。できました。移植したフレットはよく見るとちょっとだけ太いですが、弦の当たる部分はセンターに合わせてますのでピッチの狂いはほとんどありません。 ぱっくり口を開けていた裏板はタイトボンドで貼り合せて塗料の剥げた部分に色づけ。 浮いていたブリッジは一旦外し、少し接着面を削って弦高を低くした後貼り付け。 弦の結び目が入るスリットが狭かったのでここも少し削って広げました。 弦は ORCAS/ウクレレ弦 OS-MED LM (Midium/ライムグリーン)にしました。 音はというと・・・ボディーの材・形状+フロロカーボン弦という事もあってかちょっとギターっぽい、いかにもジャパニーズウクレレサウンドという感じでしょうか。まあこれはこれでいいものです。
2013.10.30
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今回の品は楽器メーカーの物ではありません。 『ビデオはビクター♪』なんてCMが昔ありましたが。ウクレレブーム華やかなりし頃、音響に関わる会社がそれにあやからないはずもなく。はい、かの有名なビクター社のウクレレです。といっても自社生産ではなく、以前紹介した信濃楽器のOEMだそうです(ネット調べ)。それにしては共通点が全然ありません、全く別物に仕上がっています。 ボディーは アコギを意識したようなドレッドノートシェイプです。サンバーストというのもギターっぽいですね。トップがスブルース、サイド&バックはよく分かりませんがメイプルっぽいです。 トップにバインディング。経年劣化で縮んでいます。その内側にあるラインはペイントです。 ロゼッタはペイントですが、白黒交互に5重に塗られています。凝ってますね。残念ながらラベルは剥がされてました・・・う~んもったいない。 ブレーシングにシリアル発見。 ネックヒールは直線的で、明らかにARSとは違っています。 指板横の斜めカットも無し。 今回入手した物は少々状態が悪く、5フレット以外のポジションマークが取れてなくなっちゃってます。 ・・・あれ? なんとっ!5フレットが欠損!!マークの欠損には気付いていましたが、こちらは画像では判断できず。届いてびっくり・・・なパターン。 他にも破損があります。 バックがぱっくりと開いています。これは接着して塗装すれば簡単に直るのであまり気になりません。 ブリッジも右に向かって浮いています。 まあオークションではこんな事もありますよ、という事で(苦笑)。 特徴的なヘッド。縦長でサイドが絞られたデザイン。ペグも上下の間隔が広いです。このヘッドを見るとエヴァ弐号機を思い出しちゃうんですよね。なんでだろ・・・ 色々と残念な所もありましたが、それらを相殺して余りあるのがこれ! 長年ビクターのシンボルマークとして使われていた『His Master's Voice』の絵!このシールがほとんど傷みもなく残っていたのがとても嬉しかったです。 やっぱこれがないとビクターっぽくないですね。とっても感動的なエピソードのある絵なのに(詳細を知りたい方ははググって下さいね)なんでやめちゃったんだろ・・・もったいない。
2013.06.25
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では昨日の続きをば。 まずはヘッド。なんとも個性的で好みが分かれそうな形状。ロゴは金属箔(アルミ)でしょうか?以前紹介したMAHALO UK-45Gと同じ材料だと思います。『sulはイタリア語で「~の上」』なんて説明が商品ページにありましたが、韓国の人ってイタリアが好きなのかな? Italia Guitars ( イタリアギターズ ) Mondial Classicも韓国のメーカーですし。 オープンタイプのギアペグ。2弦の物だけ精度が低く、ガリゴリという表現がぴったりな感触です。グリスを塗ってみましたが、今の所さほど改善されていません。 1・4弦ペグの下に継ぎ目が見えます。ネックの途中で継ぐ「スカーフジョイント」というのはよく見ますがスカーフヘッドは初めて見ました(笑) ローズウッドの指板にパーロイドのポジションマーク。サイドマークもあります。12フレットジョイントのトータル15フレット。丑三つ時にこっそり見てみましたが、残念ながら18フレットには化けてませんでした(笑) 商品ページでは白いバインディングでしたが、届いた物は黒いバインディング。多分木製。フレットは指板内に収まっているので引っかかりはありません。ネックはマホガニー。『MADE IN CHINA』のシールが必要以上に激しく自己主張しています。てか逆さまだし(笑) ヒールはフォークギターのような3角形。 ボディーバインディングも商品ページでは白のようでしたが実物はアバロン調。こちらの方がおシャレですね。 ブリッジも非常に個性的な形です。木ネジ隠しでしょうか?パーロイドが2個埋め込まれています。サドルはボーン。かなり分厚いです、3ミリぐらいあります。 ナットもボーン。こちらもかなり厚いですが、斜めにカットされているので弦との接触面積は小さいです。 ボディーの板は3層構造。裏側もゼブラウッドです。 ユニークなボディーシェイプ。 通常のソプラノより幅と厚みがあります。グロス塗装ですが、平面ではなく木目の凹凸がうっすら出ています。 側板の曲げの緩い部分が座って持った時腿にフィットし、安定度が高いです。 サウンドホールのネック下が広いのでネックブロックが良く見えます。ブレーシングは表板が2本、裏板に1本。表板にはセンターに1本、トップ落ち防止用の角材が取り付けられています。 ざっと全体をチェックしましたが、造りは丁寧とは言えないけど雑とまではいかない、といった感じです。届いたままの状態では弦がテンション強めのアクィーラという事もあって1フレットが少し押さえ辛いです。ナット溝を削って少し低めにした方が押さえ易くなるでしょう。ピッチは僅かに♯気味ですが、問題ない範囲でした。気になるならサドルを削って弦の接点を後ろにずらせば改善されるはず。音色はアクィーラ弦+ゼブラウッドという組み合わせのせいでしょうか、硬めです。とはいえフロロカーボン弦にあるような金属的な音ではなく、不快感はありません。 また、音がぼやけるような事もなく、ストロークでもそれぞれの弦の音がはっきり出ています。ナット&サドルがボーンという事もあってか、音もよく伸びます。 付属品のソフトケース。文字は刺繍。(ペラい)持ち手の他ショルダーストラップが2本付いており、背負う事ができます。ただし縫い付けなので外せません・・・手で持つ際には不便ですね。さすがに安レレのケースとは違い、ウレタンのクッション入り。 その他、入門セットという事で小物が付属しています。ストラップ・クリップチューナー・コードスタンプ。ストラップはギターのようにピンに取り付けるタイプです。なのでそのままでは取付不可・・・あれ?商品説明には『首から吊り下げるタイプ』とありますね。これは誤りですね、楽器屋じゃないから違いが分からなかったのでしょう。この金具をサウンドホールに付けたら傷だらけになるし、布部分も輪になっていません。でも私が欲しかったのはこのタイプなので、むしろこっちのがありがたかったり(笑)クリップチューナーは文字が大きく明るいので視認性は高いです。一軸ジョイントなので上下スイングのみで左右に回せないのがちょっと残念。コードスタンプはレビューを書くともらえるオマケです。今の所使い道はありませんが、もらえる物はもらっておくのが私(笑) 以上、ちょっと風変わりなゼブラウッドのソプラノウクレレ、Sul-Gでした。今回スーパーセールに合わせ通常売価21,000円が10,500円(送料込)という事で、この価格なら・・・と思い購入した訳ですが(過去に各種単板モデルを2万円以内で購入した経験上それらを上回る価格での購入は抵抗があります)、個性的なルックスに加え単品で揃えるとそれなりに高くつく付属品もセットにされており、私個人としては大当たりの買い物でした。
2013.06.07
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前回購入宣言したSul-gウクレレが届きました。 じゃん! じゃじゃん!しましま~! 商品ページの写真のようなハデな柄はアイバニーズのスポルテッドマンゴーで間に合ってるのでゼブラらしいまっすぐな木目がいいな~(通販のデメリットというか博打的射幸心というか)などと思いつつ待っていた所、届いたのがこちら。あーよかった。でも全部まっすぐという訳ではなく、 中央部にワンポイント。ブックマッチなのでいい感じにシンメトリーです。同じ部分から取った材が使われているので、トップにも同じ模様があります。 変わった形のサウンドホール。動物の頭っぽい形ですね。そしてこれが先程の木目と合体すると、 なんか未知の生物が(笑) ラベルはウッドプレートで焼印でマークが入っています、シンプルでおシャレです・・・接着剤のはみ出しが残念。 これ、なんて読むんだろ?と思いつつググると『スル ジ』とありました。しかしこの形、キツネザルの頭のようですし英語だと「サル」が一般的な発音だったような・・・よし、君の事は『サルジー』と呼ぼう。命名『猿爺』。 ちょっと(かなり?)残念な呼び名が付いてしましましたが気にせず続け・・・ すみません、都合により続きは明日にさせて頂きます。
2013.06.06
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今日は古レレの紹介はお休みして、ショッピングで見つけた面白そうなウクレレをご紹介。★限定特価50%off!!届いたその日に演奏出来る!嬉しい3点セット付き★【Sul-g】ウクレレ入門セット 「Sul-g」 という聞いた事の無いブランドで、メイドインチャイナ。サイズはソプラノでフレット数は15。商品説明では18になってますが、何度数えてもやっぱり15。 ボディー材にゼブラウッドという、縞模様のはっきりした材が使われています(ただし合板です)。グロス仕上げなのでぱっと見の高級感もありそうです。そして特徴的なのはその個性的な形。横に張り出たボディー上部はすぐ下でくびれ、そこから横に大きく広がりエンド部まで直線的なラインを描いています。エンドは結構鋭角的。更にボディーの形を模したようなサウンドホール。動物の頭のようにも見えます。不定型生物を思わせるようなヘッドの形状も面白いですね。ペグもギア式でチューニングが楽そうです。指板にはバインディングが施されています(最初の写真には無いですが)。個別に写された写真ではボディーバインディングもあるようです。 ナット&サドルがボーン、弦もアクィーラという事で仕様も割と本格的ではないかと思います。 普段はソフトケース・チューナー・ストラップ付きで21,000円で販売されていますが、スーパーセール期間(5日午前2時まで)に限り半額の10,500円。この価格が安いか高いかは正直判断がつきません。小売希望価格は43,000円となっていますがこれはショップ側が自由に設定できる値段なので参考になりませんし。 セール開始前から買うた止めた音頭を数日踊った末、とりあえず私はポチりました。できれば実物が届いてから紹介したかったですが、手元に来る頃にはスーパーセールも終って価格が元に戻ってしまっていると思いますのでやむなく本日掲載しました。 どんなのが来るか、今からとても楽しみです。届いたら改めてレビューしますね。
2013.06.03
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フォースといってもForceじゃないです、Fourthです。つまり4番目に手に入れたLUNAで、 Y-01というモデルです。 ラベル。 汚れやよれもありません。 今までの物とデザインや表記が違っています。 そう、これは第1世代のルナ楽器製ではなく第3世代のキワヤ製で比較的新しい物です。トレードマークが『〇にK』からFamousでおなじみの『〇に音符巴並び』に変わっています。しかし・・・ 『ESTALISHED』はそのまんま。スペルミスは忠実に受け継がれ、もはや伝統と化した?(笑) ヘッド。 いかにもルナらしいシェイプ。比較的新しい物なので傷みはほとんど無く、クラウンの先端も痛そうな位尖っています。LUNAのエンブレムもとっても綺麗。 ブリッジもほとんど傷み無し。サドルがオフセット処理されている事からも新しいルナである事が分かります。 ボデイー内もチェックしましたが破損はなく、拭き掃除と弦交換だけで使えそうです。 しかし・・・見れば見るほどFamousとそっくりです。以前紹介したNo.150と並べてみました。本当にそっくり。指板エンドの形状とペグ、ナット&サドル(Lunaは樹脂、Famousは木)が違うぐらいでしょうか。 ・・・ん?改めてしげしげと見ていて気が付きました。ヘッドのエンブレムなんですが。印刷技術が向上して綺麗になっているのは当然の事として・・・左上と右下、白い部分にある縦線の数が違います。新ルナはオリジナルより1本多い!各パーツの形やバランスも変わっていますね。 些細な事ではありますが、コレクターにとってこういった違いは非常に興味深い発見で心が躍ります。
2013.05.25
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というわけで洗剤を付けたボロきれで汚れを拭き取ります・・・ お? おお? 汚れ落とし前から少し気になってはいたのですが、綺麗になってはっきりしました。ヘッド~ネックは貼り合せた板の削り出し!総勢4ピース・・・なんとも珍しい。 感心しつつフレットを磨きます。マスキングテープで指板を保護しサビ取りスプレーをシュッと一吹き。ある程度落ちた所でスチールウールで磨きます。サビ取りスプレーだけだと鈍い銅色ですが、磨くと真鍮色に輝きます。 全てが綺麗になった所で次はナットの掃除・・・と、ここで残念な事に気付きました。 1フレット目、1弦と4弦で長さが明らかに違います。4弦側が幅広なんです。調べた結果、全フレットが斜めに打ち込まれている事が分かりました。これは困った・・・フレットの打ち直しも考えましたが、労力に見合った結果が得られるとも思えません。何より見栄えが悪くなりすぎます。なのでナットがフレットに対して平行になるように指板を削る事にしました。これが一番安直且つ効果的(笑) ナットを外して4弦側に向かって斜めになるよう削り・・・これが結構難しいです。できました。削った分隙間の開いた箇所はいつもの光硬化パテで埋めました。手抜きですが、こんな所しげしげと見る人もいないしこれで十分でしょう。 ところで、このナットなんですが。荒削りな表面を整えるべくヤスリをかけていると・・・以前に嗅いだことのある懐かしいかほりが。そう、これは昔の下敷きやピン球(卓球のボール)を削った時のあの匂い。まさかと思いつつ削った粉に火を近づけると、シュバっと一瞬で燃えつきました。 間違いありません、これはセルロイドです。 昔はこんな物がナットに使われていたんですねー、驚き。 リペアが終わったので弦を張ります。 今回使ったのはORCASのフロロカーボン弦。フロロカーボンはナイロンより張力が強いのでめったに古レレには使わないんですが、このウクレレは合板で作りも頑丈そうなので使ってみました。さて、このウクレレのはどんな音で鳴ってくれるのでしょう・・・ポロロン。 尖りの無い優しい音が耳に沁みます。音も大き目で、周囲にふわっと広がっていくような感じです。単板モデルの芯のある音とはまた違った優しい音色が大変印象的な一本でした。 AZ 瞬間サビ取りスプレー 100ml ORCAS/ウクレレ弦 OS-HARD
2013.05.22
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以前からちょっと気になっていたウクレレが手に入りました。 信濃楽器の古レレです。 ボディーはマホガニーのオール合板、バインディングどころかロゼッタすら無い非常にシンプルなデザイン。 ヘッドには「ARS」のマーク。一体どう言う意味があるんでしょうか?クラウンの曲線が控え目な以外はオーソドックスなヘッドです。2弦ペグの斜め上に打痕がありますが、他に目立った傷はありませんでした。 このウクレレ、前述の通りボディーは合板製で飾りもほとんどありませんが、造りは非常に丁寧です。 ネックエンドはとても綺麗な曲線を描いています、まさにヒールという名称がふさわしい形状です。 指板はローズウッド。綺麗な木目です。ネック幅が広めで、弦落ちし難いよう配慮されています。更に エッジが斜めに削られており、手触りがとても良いです。エンドまできっちり面取りされています。 ポジションマークはパーロイドではなく本物の貝が埋め込まれています。 ナットは・・・ボーンのような、樹脂のような。ブリッジもローズウッド。サドルはナットと同じ材料のようです。竪琴マークのラベル。花模様の色ずれがレトロっぽいです。 サウンドホールの内側には黒のパーフリング。右上に「S_4」の型番。ブレーシングはボディーのくびれ部あたりに表裏1本ずつ。合板のせいか、シンプルな構造です。 ざっと全体を見ましたが汚れがひどいだけで大きな傷みもなく、クリーニングで十分使えそうです。
2013.05.21
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というわけで、いつも通りブリッジを外して塗装を剥がし。残るはネックヒールの修理ですが、ここで埋めるだけにとどめるか一旦ネックを外してきっちり合わせるか思案しました。結局ちょっとネックが起き気味で弦高が高くなっているようだったので練習も兼ねて一旦ネックを外す事にしました。ボディー内の接着部を水で濡らしネックに力を入れ・・・指板は簡単にボディーから外れました、元々接着が弱かったようです。問題はネック。ネックに力を入れしばらくゆさぶっていると接着面は剥がれたのですが、そこから一向に外れる気配がありません。少しずつ力を強くしながらヒール側に向かって力をかけていると・・・ バキッ☆ 大きな音と共にネックが外れました、ネックを引っ張ってた腕が視界から消えるぐらい勢いよく。今の外れ方だと無事では済んでないだろな~、と思いつつ恐る恐る見ると・・・とんでもない事態になっていました。 ネックブロックがダボ穴から真っ二つに割れ、半分ほどネックにくっついてきました。その部分に接着されていた側板もネックにくっついてきています。ボディー側側板もブロックがぶち抜いた勢いで左右とも7センチほど割れてしまいました。表板も指板左横が3センチほど割れています。・・・大崩壊。ほぼ真っ白になった頭の片隅でどうしたらリカバリーできるかを考え・・・結果、 こうなりました。ネックブロックにくっついた側板はそのまま残し、ボティー側のささくれを取り除き断面を整えた後桧の板を貼り付け穴を塞ぎました。木目が全く合ってませんがもうこの際気にしません、気にしても仕方ない。あまり深く考えないよう心掛けつつネックを接着し、弦高を調整したブリッジも取付けます。 各パーツがしっかり接着されたら残るはボディーの塗装です。当初はいつも通りできるだけ元の色に近づけて塗るつもりでしたが大きく破壊してしまったので今回は実験を兼ねて以前からやってみたかった サンバースト塗装にしてみました。私が普段塗装用に使っているのはGSIクレオスのL5というコンプレッサーでして、お世辞にもパワーがあるとは言えません。果たしてひ弱なコンプで水性ニスを吹けるのか・・・不安でしたが、かなり薄めれば吹き付けられる事が分かりました。ただ普通の塗料より粘性が高いのか、やけにハンドピースのニードルカバーにニスが溜まります。また時間を置くとノズルやニードルに膜を張って吐出を邪魔する為、こまめにクリーニングをしないといけないのが面倒でした。ネックが元の色。チェリーサンバーストっぽくしたかったので赤味を強くしています。 ぶっ壊したネックエンド。結構目立ちますが、アクセントとして割り切ります(笑) ロゼッタは元の位置に合わせてマスキングテープを貼り、グレーを混ぜたホワイトを吹き付け塗装しました。 以上、大失敗してしまったスズキのNo.3。一時はどうなる事かと思いましたが、なんとかリカバリーできました。 また、怪我の功名で今まで手を付けなかった部分を触れて大変参考になりました。
2013.05.13
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またスズキの古レレを手に入れましました。ラベルには No.3とあります。 メーカーデータによると1927~33年の製造とありますが・・・ホンマかいな?そんなに古そうには見えませんが。 他社のデータベースにも歯抜けがありますし、半世紀以上も前の非主力製品ですから今一つ正確さに欠ける所があるようです。 また、製造年と金額に関するデータしか載っていないので材は一切不明です。勘違いしていました。鈴木バイオリン社は戦後、鈴木バイオリン社と鈴木バイオリン製造の2つに分割されました。前者を木曽スズキ、後者を名古屋スズキと呼ぶそうです@Wiki。調べ直した所、以前紹介したNo.125は名古屋スズキ製で今回の物は木曽スズキ製。上記データは名古屋スズキのものなので、あてはまりません。 素人目には古レレの最もポピュラーなパターン、スプルース+メイプルに見えます。 指板もメイプルのようです、うっすらと杢が出ています。 ポジションマークはパーロイドの埋め込み。 フレットが浮いています。これも古レレではよくある現象です。ビビるようなら修正しないといけません。 ヘッドはスズキによく見られるアゴの無い曲線的なデザイン。メーカーロゴはシンプルなデザインのシール。 ロゼッタはペイントの二重線。経年劣化でくすみ、ヒビがいっぱい入っています。 ブリッジ・・・は外れたのでしょうか、接着剤がベットリとはみ出た状態で接着されています。 乾燥の影響でしょうか、ネックヒールが反って剥がれています。 ボディーやブレーシングは大丈夫そうなので、ブリッジとネックヒールを修理すれば綺麗になりそうです。
2013.05.12
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それでは修理を始めましょう。 ニカワの除去は比較的楽でした、経年劣化で弱っていたり既に外れていたりしましたので。それよりブレーシングが気になります。両端の削りが大きく、強度的に不安が残ります。おまけにブレーシングからエンドブロックまでなにも補強がありません。道理で割れたりトップ落ち気味だった訳です。このだだっぴろいおなかを補修しつつ喝を入れる事にしましょう。 ・ ・ ・ はい、できました。 買い込んでおいたマホガニーっぽい平棒で割れを全体的に接着、トップ落ち防止に5ミリの角棒を縦に貼り、たわみ防止にヤマハNo.90をまねて桧で作ったブリッジプレートを取り付けました。 角材はエンドブロックとブレーシングに突っ張らせるような感じで取り付けました。このぐらいはしておかないと不安です。 次は側板の割れを直します。曲面に平棒の貼り付けは難しいのでパッチを使いました。 割れ自身もしっかりと接着します。 全体。 ブレーシングも元の物が頼りなかったのでニカワを除去するついでに付け替えました。サウンドホール周りのタールのような接着剤もきれいきれいしました。 次は裏板。こちらも結構傷んでる箇所があります。 ブレーシングがぱっくり。曲げた板にこの木目方向はダメでしょ・・・ 当初気付かなかったのですが、板にも割れがありました。表板と同じように平棒を貼ります。 これで補修は終わりましたのでボディーを元に戻します。 裏板を貼り付けて接着部を整えたら次は塗装です。今回はかなり濃い目の色なので、ダークオークでなるべくムラにならないよう気を付けつつ・・・ ちょっと濃くなっちゃいました。塗装に入る頃には元の色を忘れており、ヘッドと同じ色だと思い込んでました。塗り上がってから補修前の画像を見て愕然・・・が、時すでに遅し。とはいえ例によって水性ニスを使っていますので、塗り直しはさほど難しくないと思います。しませんけど(笑) トップのクラックは完全には消えませんでしたが、波打ちやトップ落ちはなくなりました。 サイドの割れも目立たなくなりました。 ヘッドの先に3つ、打痕があったのでアイロン蒸気攻めで元に戻そうとしましたがうまくいきませんでした。その部分だけ塗装を剥がし色を合わせてお茶を濁しました。 ちょっと段差ができちゃいました。 ポジションマークは ネイル用のシェルステッカーをポンチで打ち出して接着しました。これが非常に厄介で、何度やっても割れてしまいます。仕方ないのでいくつか作った物の中から程度の良い物を選んで貼り付けました。 ロゼッタが痩せて隙間ができていたので、UVレジンで埋めました。分かりにくいですが透明な樹脂に埋まっています。 この素材はいいですね。適度な粘度で作業もし易いし、整えた後UVランプに数分当てれば完全硬化します。模型用の光硬化パテと違って表面もベタつきません。今後色々な場面で活躍しそうです。 弦を張り、いよいよ音の確認です。果たしてメロウなトーンとはどのような音なのか!? ・・・分かりませんでした。そもそも『メロウなトーン』がどのようなものか知りませんでした(笑) ネイルシェル(天然貝)ステッカー 【28%OFF】清原 UVクラフトレジン液 25g入【30%OFF】清原 家庭用クリスタルUVレジンランプ (36W)
2013.05.11
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それではいつものように開封の儀に入ります。内部から水を付けた筆で裏板の縁をなぞり、しばらく時間を置いて表から濡れタオルをかぶせアイロンでジュッ。剥がれた所へカッターや金属ヘラを挿し込み、板を割らないようじわじわと拡げていき・・・ 外れました。ライニングが平棒のタイプは接着面も小さく、自身の強度もあるので外し易いです。 中を見て・・・思わず顔をしかめました。表板の接着が非常に汚いです。ブレーシングには接着力強化のつもりか ニカワを垂らしてあります。塗ってるのではありません、「垂らして」ます。よく見ると他の接着も押し付けただけで、はみ出しを除去していません。 あちこちで糸を引いています。中には次に移る葉を探すアオムシのように天を仰いでいるものまで・・・なんともはや。 サウンドホール周りも 接着?に使ったようなタールのような物がてんこ盛りにこびりついています。雑な作業もここまでくると呆れを通り越して笑えてしまいます。なまじ表が綺麗で凝っているだけに激しくギャップを感じます。 ネックブロック。ここもニカワが大サービスされています。センターが大きくずれています。まあこれは外見に影響なければあまり気になるものではありません。接着面にはなぜか赤い塗料が。不良品のエレキをバラして再利用でもしたのでしょうか? 非常に投げやりな接着痕をひとしきり笑い堪能しましたので、余計なニカワ等の除去に移ります。
2013.05.10
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LUNA THE THIRDの修理も終わり次なる獲物を物色していた所・・・見つけちゃいました、これまた以前から探していた物。それがこちら、 春日楽器製造のメロウトーンです。「The Kasuga」や「K.Country」、「Heerby」ブランドの方が馴染み深い方も多いかも。この春日楽器製造という会社を創立したのが民社党の委員長を務めた春日一幸さんというお方。そのお知り合いとご縁があったので、古レレに興味を持って以来ずっと探していました・・・と、まあそんな事はおいといてブログの本分に戻りましょう。 ボディーはマホガニーの単板で、鮮やかな木目が出ています。 サイド・バック・ネックは同色に塗られています。私が集めた国産古レレはスプルースやメイプルが大半なので、並べると抜きん出て南国っぽい雰囲気を漂わせています。 フレット数はオーソドックスな12、ポジションマークは大き目の物が貼り付けられていたようですが、剥がれています。白い塗料が残っているので恐らく貼られていたのは貝でしょう。 カスガウクレレの特徴、指板エンド斜め切り。勿論他の形もありますが、一番多く見かけます。 ヘッドはオーソドックスな形です。表面に走る斜めの筋が盛り上がっています。樹脂が滲み出たようにも見えますが・・・ ナットもマホガニー。一部塗装の剥がれや白濁が見られますが、それほど状態は悪くありません。 ブリッジ部のみ別材で接着面を多く取った形状。その分弦の収納スペースが狭いです。サドルの木は弦との接点が斜めに削られています。元々硬い木ではないせいもあって、弦の張力に負けて随分とへこんでいます。 更に張力に負けてナット→ブリッジと二段構えで前傾しています。この様子だとトップの強化も必要そうですね。 非常に凝ったロゼッタ。 白、黒、白黒(大)、白黒(小)と4重構造です。更にサウンドホールにパーフリング。 そして特筆すべきがネックヒール。 なんとワンピース削り出しです!通常、ネックはヒールと2分割で作られています。 この様に、ネック材にヒール材を貼り付けて作る事により材料の節約と切削の手間を減らしているのです。何かうまい材の取り方を考案していたのでしょうか・・・普及価格帯の楽器では非常に珍しい構造です。 さて、一見程度の良さそうなこのウクレレ、実際には トップに3本、サイドに1本の大きなクラックがあります。これらを現状のまま修理を施すには大変困難です。なので、バックを外して割れ修理と補強を行う事にしました。
2013.05.09
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それではやる事も決まったのでちゃっちゃと作業しちゃいましょう。いつも通りトップの塗装とブリッジを剥がし、 軽くペーパー掛けをします。そしてブリッジの貼り付け予定地に塗料が乗らないようマスキング。 ロゼッタ周りの隙間は いつものエポキシパテを詰め込んで整えます・・・ちょっと隙間が空いてる所もありますが気にしない(笑)ペーパーを掛けるとロゼッタも真っ白になりました。 次はブリッジ。傷は表面を軽く削っただけで消えました。思ったほど深くなかったです。接着面側を削って弦高が下がるようにし、手持ちのマホガニ―(っぽい)平棒でサドルを作ります。 そして完成・・・また作業中の写真撮るの忘れてました。 元の色が赤茶っぽかったので、以前ダ〇ソーで買ったケヤキ色のニスを使ってみました。 ハケでさっと塗った所、縞模様になっちゃいました。本来なら失敗ですがこのシマシマが気に入っちゃったのでこれ以上塗らない事にしました。 この〇゙イソーのニス、数日後に湿った手で触ったらベタついたので慌ててクリアを上塗りするはめに・・・安物買いの落とし穴(笑) 修理したブリッジ。プラカラーで軽く色付けしています。 ロゼッタも上から塗装したら白っぽさが消えて古めかしさが戻りました。周囲にちょっと以前の色を落とし損ねた部分がありますが、これもまあアンティークっぽいという事で。 アナザー350と並べて撮影。細いですね。 幅がこんなに違います。 ヘッドも細いです。フレットの色やポジションマークのサイズも異なるのでまるで別メーカーのよう。更に、ペグが アナザーは樹脂製、サードは木製。ヘッドの木目も対照的ですね。 以上、色々新しい発見があって楽しませてくれたLUNA No.350 "MODEL BY KAMAKA"でした。
2013.05.08
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そんなこんなでわりと珍しいモデルを手に入れてゴキゲンではあるのですが、残念な事にこのままでは具合がよろしくなかったりします。といいますのもこのウクレレ、弦高が結構あります。 それをなんとかしようと前オーナーさん、 サドルをブリッジごとガッツリと削り込んでらっしゃいます。漢らしい豪快な削り込みです。てか、これだけ削っても↑の弦高なので、『ここまでやらざるを得なかった』と言うべきでしょう。 現状では弦高が高過ぎるのと、トップに これまたガッツリ弾き傷が付いてます。また、経年劣化でロゼッタが 痩せてしまい、隙間が空いちゃってます。なのでトップの塗り直しとブリッジの再生・調節をする事にしました。 サイド&バックにも傷や剥げはありますが、塗り直さなければいけないほど状態は悪くないのでタッチアップ程度で済ます事にしました。
2013.05.07
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皆様GWは有意義に過ごせましたでしょうか?私は・・・まあぼちぼち、ということで。 さて、今回ご紹介しますは3本目の古LUNA、No.350であります。え?350は前に分解修理してたじゃん・・・と思われた方もごく僅かにいらっしゃるかもしれません・・・が。 明らかに仕様が違うんですよ。今回手に入れたのはこれ。 で、こっちが以前のNo.350。ね、違うでしょ? ぱっと見にも細身のボディーでロゼッタのパターンが違います。細部にもいろいろな違いが。 まずは材。前回の物はマホガニーの2層合板でしたが今回入手した物は(恐らくメイプル)オール単板。単板のLUNAを私は初めて見ました。木目も柾目ではなく板目です、表裏共に。側板にもきれいな木目が。 国産古レレではこういった木目は定番と言ってもいいぐらいよく見るのですがことLUNAに関しては今までに見た事がありませんでした。 フレットもニッケルシルバーだったのが今回の物はブラスです。ポジションマークもサイズ大き目。ナット&サドルも樹脂ではなく木製です・・・同じナンバーで何故にこんな違いが? などと色々ありますが、何といっても特徴的なのがこれ!!おなじみのLUNAロゴの下にプリントされた『MODEL BY KAMAKA』! このプリントは一時期だけのものなので、オールドルナの中でも更に個体数が少ないそうです。その存在を知ってからずっと探してましたが、ようやく手に入りました。KAMAKAマーク入りルナ、ゲットだぜ!
2013.05.06
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傷みがひどく大がかりな手術を施したYAMAHA No.90ですが、作業中に思わぬ発見がありました。 中に貼ってあるラベル。背板を剥がす前から気付いていたのですが、2重になっています。なんでこんなブサイクな事を?気になったのでちょっと水をつけて透かしてみました。すると! !! なんとNo.80の文字が!これは一体どういう事でしょうか?私はヤマハの資料ページを見て以来、No.90はNo.80の後継ではないかと考えていました。価格も近いですし、使われている材木も同じ。生産開始年はNo.80が1963年4月、No.90は1966年1月。終了年は不明ですが、この時代に発売された他のウクレレの生産期間は約3年でです。以上の点から自分なりに考えてみました。No.80の生産終了が決定(多分値上げに伴うもの)しNo.90の生産へ移行した頃既にNo.80としてある程度(少なくともペグ穴を開ける直前)まで組み立てられていた物があったのではないか、と。ボティーの仕様に変わりはないのでそのまま製造を続け、出来上がったら既に貼り付け済みの旧ラベルの上へ新しいのをペタリ・・・あくまで当て推量ですが、十分あり得そうです。恐らくこのウクレレはその過渡期に製作された1本なのではないかと考えています。 ・・・全くの妄想でした。No.80と90は同時期に発売されていました、カタログに並んで写ってましたので↑のような事は絶対にないとは言えませんが考え難いです。恐らく単なるラベルの貼り間違えでしょう ;^^) 偶然手に入れたウクレレに意外な謎が隠されており、リペア以外にも楽しめた1本でした。
2013.04.27
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内部の補修(&お遊び)を終え、背板を接着しました。残るは外側です。ボディー全体に軽くペーパーを当てて表面を整えます。 裏側は接着部を念入りに。角はわざと丸くしました。 ↑は綺麗に貼れた所。背板を剥がす時に傷めた箇所↓は 隙間が空いたので埋めています。 トップの角に欠けがあります。ささくれを整え木を貼ると綺麗に仕上がりますが 面倒なのでいつものパテで埋めちゃいます。多少色が違いますが、気にしない。 サウンドホールの欠損部もちょっと明るくなっちゃいましたがあちこちに傷みがある事ですし、もうこれで良しとします。 フレットをスチールウールで磨きます。くすみが取れてとっても綺麗に。 残るはヘッドですが・・・ここをどうするかでずっと悩んでました。ボディーの色落としをした段階で色は付けずに塗る事を決めていたんですが、ここにはロゴマークがあります。出来ればそのまま残したいですが、はたしてそううまくいくかどうか。ダメ元で文字部をマスキングし剥離剤を塗ってみました ・・・が、見事に失敗しました。諦めて全部落とします。更にもう一つ問題が。ペグが1つ足りないので新しい物を付けなければいけないのですが、ヘッドの穴が異様に小さいのです。通常のペグはブッシュ(ポストとヘッドの間にかませる丸い部品)をヘッドの穴に打ち込んで固定する構造なのですが、オリジナルペグはただのワッシャ―です。 全然違っています。 その為ヘッド穴径≒ポスト径で穴が狭く、加工しないと新しいペグを取付けできません。慌ててリーマーを買いに行き、穴を広げました。 これで加工は全て終わりました、残るは塗装のみです。前述の通り、色は付けずにクリア塗装のみとしました。グロスにすると傷が目立つのでフラット仕上げにします。 弦を張って完成。 修理前は濃いブラウンだったので、印象ががらっと変わりました。トップは古びた感じが程よく残っています。サイドはメイプルの杢目が鮮やか。 背板。こちらは杢というよりムラといった感じ。 サウンドホールの欠け部分は塗装したら 色が濃くなってあまり目立たなくなりました。 ヘッドにはタトゥーシールで作ったロゴを貼り付けました。 タトゥーシールは印刷面側が接着面になっている為、文字を反転させて印刷しなければいけません。うっかり反転指定を忘れてプリントしてしまう事もしばしば。また、シールが非常に薄いので貼り付ける時に力を入れ過ぎるとうにょ~んと伸びてしまいます。やってしまいました。まっすぐ貼れずにあちこち歪んでいます。でもやり直しは簡単にできるので、とりあえずはこれでよしとします。 そしてペグ。以前ギアペグに替えたAla Moana UK-160Pの物を取り付けました。しかしここでまたも問題が。ヘッドが今時のウクレレより薄く、ネジを限界まで締め込んでもペグが固定されません。これはまずい、と急きょ 手持ちの六角ナットを間に挟みました。これがまた偶然サイズがピッタリで、ヘッドへの固定はもちろん留め具の凹みにもぴったりはまって動きません。 更にワッシャ―の役目もしてくれて微調整がし易くなりました・・・怪我の功名とはまさにこの事。では音を鳴らしてみましょう。なにせ手に入れた時はボロボロだったので、ちゃんと音を出すのは今回が初めてだったりします。どれどれ・・・おお!?小柄なボディーに似合わない大きな音で鳴ってくれます。 全身が振動して音を増幅している感じです。音質はスプルース+メイプルという材のせいか、ギターっぽいカラッとした感じです。作られてから50年以上経っている点も少なからず音に影響を与えている事でしょう。 さて。無事に修理も終わり、いつもならここで記事はめでたくおしまいなのですが・・・実は古レレスキーにとってはちょっとした発見がありました。 次回はそれをご紹介。
2013.04.26
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ブレーシングの接着が済んだら次は背板の割れ修理です。前回はマホガニーの(名で売られていたそれっぽい)平棒を貼りましたが、今回はパッチを当ててみる事にします。使ったのは桧の平棒。1辺8ミリ位の正方形に切り出し、やや間を開けて貼り付けます。 割れにパッチの対角線を合わせて貼ります。こうすると割れが広がらなくて良いのだとか。ささくれを取る為ブレーシングの角を削ったのですが、その際うっかり余計な力をかけてしまって完全に割れちゃいました。 全部で10枚、ちょっと分厚い気もしますが気にしない。 接着剤が乾いたら ペーパーをかけて表面を均します。元から割れていた部分は消せませんでしたが、自分で割ってしまった所は綺麗に繋がりました。 トップ強化と遊びを兼ねて ブレーシングを追加してみました。効果の程は不明。 ついでに元からあったブレーシングを波型に削りました。もちろん効果の程は不明。 サウンドホールの欠けをパッチの端材で埋めました。 これで内部の修理と加工は全て終わりました。表板の塗装を落として背板を貼り付けます。前回は糸でくくりつけましたがうまくいかなかったので 輪ゴムでがんじがらめにしました。輪ゴムの方が滑り難いので作業しやすかったです。 この状態で接着剤が乾くまで放置します。
2013.04.25
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あらかた写真を撮り終わった所で修理にかかります。まずはブレーシングとバックの割れを治す為に背板を外します。以前と同じく外と中から水でニカワをふやかせて、剥がれた箇所からカッターを入れて少しずつ、慌てず急がず慎重に・・・ やったつもりでしたが、結構ライニングが背板についてきちゃいました。まあ戻す時にくっついてくれれば問題ないので気にしない事にします。ちなみにNo.170のようなシリアル表示はどこにもありませんでした。 ブレーシングの外れ具合を確認。 てっきり側板から外れた側が浮いていると思っていたのですが、反対側がやられていました。 しかも木目に直交して割れています。木目に沿って割れているのはよく見かけますが・・・なんとも不思議。 側板を見ると数字が書かれています。が、何を表してるのか不明。 あちこちに 鉛筆で位置決めの印が書き込まれています。 何気にブリッジ裏の補強材は表面が山なりに削られています。 エンドブロック前の矢印。 「ネックはあっち側だよ」って事? いや、さすがにそれは分かるでしょ。 ブレーシングは割れた部分にタイトボンドを塗ってクリップで挟み接着します。箱を開けてしまえばこの作業は非常に楽ちんです。開けずに接着する時の困難さと言ったらもう・・・特に今回のように背板ブリッジ下あたりに取り付けられているのが外れていたりすると泣きたくなります。
2013.04.24
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先日紹介しましたヤマハNo.170がなかなかの物だったので、がぜんヤマハ古レレへの興味が増しました。No.80を求めて三千里・・・が、依然手に入らず。とはいえニアピンというか至近弾は当てたりしています。No.170に続いて手に入れたのがこちら、No.90です。「番号が10多いけどこれも結構いいモデルなんじゃないかな?」と思い、購入する事に。ヤマハのウクレレ、セカンドゲットだぜ! ヤマハのサイトデータによるとこのモデルは1966年1月から生産が開始されています。終了年月は不明です。価格は2,000円。材はトップが松、サイド&バックがカエデ。先日のNo.170と同じです。ただしその他の材は不詳となっており、イマイチはっきりしません。 しかし・・・これは。お世辞にも綺麗とは言えません。というよりかなり傷んでそう。ざっと見ただけでも塗装の剥がれ、打痕があちこちに見受けられます。サウンドホール周辺。周りには細かい打痕が多数。ロゼッタ内の塗装が剥げ、全体的にボディー内へ向かって落ち込んでいます。 更に1弦付近には欠損も。 更に更に、中層部が朽ちたかのようにえぐれています。ロゼッタは樹脂製なので多少経年による収縮はあるものの、しっかりとしています。 ヘッド。塗装剥がれや打痕は言わずもがな、ペグが1つ足りません。ここで目に止まったのがペグのつまみ(ボタン)。 よくある楕円形ではなく、ギブソンのギターによく見られるキーストーンシェイプになっています。おしゃれですね。パーツ数は少ないですがヘッドとボタンの間に厚手の金属ワッシャ―が入っており、スムーズに回るよう工夫されています。直接擦り付けないのでヘッドにも優しいです。つくづく足りない事が残念です。 ロゴもかなり傷んでいます。 ナット。この時代の物は木製が圧倒的に多いのですが、こちらはボーン製です。ちょっぴり高級っぽいですね。 背板に大きなクラックが一本。割れてから相当の時間が経っているのか、大きな隙間が空いています。これだけ大きく破損していると、ブレーシングも確実に外れているでしょう。 また、クラックから右側が側板から剥がれています。更に側板もエンドブロックから少し剥がれている様子。これはもうやるしかないですね、開腹手術。 ・・・と。その前に先日のNo.170と並べて記念撮影。 ボディーシルエット他、各部のデザインが結構違います。
2013.04.23
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楽器でヤマハといえばピアノやギターが有名ですね。でもごく僅か、スポット的にではありますがウクレレも製造しています。ネットで検索して最も多くヒットする古レレはNo.80というモデルで、とても評判が高いです。しかしそれ故に人気も高く、なかなか手頃な物がありません。何度か手に入れ損なっているうちに目に止まったのがNo.170というモデル。「聞いた事ないけど90も番号数多いし結構いいモデルなんじゃないかな?」と思い、入手する事に。ヤマハのウクレレ、初ゲットだぜ!多少くたびれてはいますが、状態は良さそうです。ヤマハのHP資料によりますと、これは1960~63年に生産されたモデルで表板は松、側・裏板はカエデ。今風に言えばトップはスプルース、サイド&バックがメイプルですね。オール単板です。ネックはシナ、ブリッジがラワンで指板はオノオレ(斧が折れるほど硬い木、という意味で付いた名前だそうです)となっています。当時の売価は1,700円です。ちなみに1963年3月よりNo.220が2,200円で発売されていますがデザイン、各部木材の仕様が全く同じ。ナンバーの数が価格を表しているので、単に値上げに伴ってナンバーが変わっただけなのでしょう。 ※後にNo.220を入手し、この推測が間違いであったことが判明します。 ヘッド。 埃まみれで多少塗装剥がれはありますが、打痕もありません。メーカーロゴが剥げてしまっているのが残念。ペグは勿論木製。削り残しやささくれもなく、丁寧な作りです。 ナットも端の塗装が欠けているだけで傷みは少ないです。ちょっと溝が浅いですね。 フィンガーボード。フレット周りが白いですが、これはパイナップルナのような塗装の白濁ではなく埃です。ポジションマークはパーロイドで5、7、10、12フレットに打ち込まれています。12フレットモデルの最終フレットにマークが付いているのは珍しいですね。 特徴的なエンド部。断面に筋が見えますがこれは削り痕で、合板ではありません。 ブリッジはオーソドックスな四角い形。白いのはワックスの拭き残しでしょうか? 1弦溝の上部が欠損しています。弦がすっぽ抜けた時に持って行かれちゃったのでしょう。2重に結び目を作ってかろうじて引っ掛かっている状態です。 ラベルは楕円形で、おなじみの音叉を3本合わせたマークが印刷されています。 ネック側のブロックにシリアルナンバーが。こ、この番号は・・・あだ名は「ヤクちゃん」に決定ですね(笑) ブレーシングは裏表に2本の計4本。背板の片側だけ外れていました。 以上、気になる破損はブリッジとブレーシング1箇所で比較的ダメージは軽めでした。 では全体を清掃し、破損個所を修理しましょう。 ブレーシングの剥がれはタイトボンドを塗った後、割り箸をつっかい棒にして背板に押し付けます(すみません、写真撮り忘れていました)。 今回の目玉(?)ブリッジの欠損修復。エポキシパテを詰め込んで成形し、それっぽく導管の筋を入れ 疑似色に調色したラッカー塗料を塗ります。 ちょっと失敗しました、改めて塗り直します。 はいこれでオーケー、よほど近づいてしげしげ見ないと分かりません。 塗料が乾いたら弦を張って終了。 汚れを落とし、細かい塗装剥がれをレタッチしただけで随分と綺麗になりました。やや細めのボディーですが、よく鳴ってくれます。 今回使用したエポキシパテはこちら。軽量で比較的柔らかく、硬化後の加工も容易で木との相性が良いです。模型店やホビーコーナーのある大手電気店等で手に入ります。ウェーブ・エポキシパテ(軽量タイプ)
2013.04.22
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念願叶って手に入れたパイナップルナ、昨日は外側をざっと観察しました。今日はちょっぴり中を見てみます。ラベル。モデルNo.は18とあります。 しかしこれに関しては全くの謎です。私の知る限りでは1から700まで、様々な番号があります。「ESTALISHED」・・・「ESTABLISHED」のスペルミスでしょうか。外側がこれだけ傷んでいると、内部も無事ではない可能性が高いです。一番危ぶまれるのがブレーシング(力木)。裏表に2本ずつ、全部で4本貼り付けられています。 いきなりラベル横の剥がれが目に止まりました。 反対側も浮いています。さらに奥、やはり 背板側が浮いています。ここはなんと、ライニングを持ち上げて外れていました。背板は程度の差こそありますが、大抵微妙に丸みを持たせて作られています。なので必然的に端に負担がかかります。それが年月が経つにつれ接着剤が劣化し、接着力が弱まって張力に負けて外れてしまうんですね。今までに手に入れた木ペグ時代の古レレは大抵どこかしら1箇所は外れていました。なのでたとえ「美品」と書かれていても、ここの不具合だけはあると考えた方がいいと思います。これで大体の状態は把握できました。では修理にかかりましょう。 ・ ・ ・ と、本来ならここでずらずらと修理中の写真が並ぶのですが・・・今回は濁ったクリア塗装を剥がすのに夢中になっちゃいまして、ほとんど途中画像を撮っていません。 唯一撮っていたのが 「あーこんな所に隙間が空いとるわ」と撮っておいた1枚だけ。 コッテコテの塗料がなかなか落とせず四苦八苦した為、まるっきり失念していました(笑)まあ作業自体は塗装を剥いでブレーシング接着、再塗装の後フレット磨きと定番の物ばかりなので今回はなくてもいいですね。 ヘッド以外を塗り直した所で最後の山場、エンブレムの修復です。デカールで作り直しできれば濁った塗料も落とせる上に綺麗に仕上がるんですが、通常のプリンターではゴールドは印刷できません。疑似色でごまかす事も出来ますが、ここは妥協したくありません。 なので欠けてしまった部分を手塗りで補います。手持ちの塗料を調色し、何回かに分けて色を乗せていきます。 はい、できあがりました。アップで見ると少し粗かったり剥がれた部分との段差があったりしますが、ぱっと見には分からない所まで直せました。 そしてエンブレム周りを塗装し弦を張って修復終了。無色のニスを塗りましたので、以前より色は薄くなっています。材に色が染み込んでいるので、あまり強くヤスリ掛けしなければ元の色を残せます。特にLUNAは化粧板の薄い合板なので、執拗なヤスリ掛けは禁物です。 あれだけあった側面の白濁も かなり除去する事ができました。しかし経年劣化か、側板が少しへこんで皺の寄っていた箇所がありその部分は全て除去する事ができませんでした。さっきも書きましたがLUNAの化粧板は薄いのでヤスリ掛けで無理ができません。ちょっと心残りなのがネック。きちんと面取りされておらず、あちこち部分的にへこんでいます。かなりヤスリ掛けして均しましたがへこんだ部分の塗料が取れず、 マダラになってしまいました。ほとんど色落ちするほど削り込んだのですが。塗装の腕が上がって均一に色付けできるようになったら塗り直しする・・・かも。 さきほど作業中のエンブレムのアップを上げましたが全体は こうなりました。当初はエンブレムのみ直す予定でしたがどうにもトップ面の濁りが気になったので、エンブレム周りをマスキングし古い塗装を落としています。多少塗装の段差とエンブレム周りにやや白味が残りましたが、それでも随分と見栄えがよくなりました。 弦を張り、いよいよ音出しですが・・・あれ?思ったより音が小さく細いです。以前オーバーホールしたNO.350と同じかちょっと弱いような・・・もっともあっちはブリッジ周りを強化したので遠慮なくフロロカーボンの弦を張っていますのでそのせいかもしれません。私は古レレには負担を掛けないよう、GHSのクリアナイロン弦を張る事にしています。1音高いアメリカンチューニング用の弦ですのでレギュラーチューニングで張るとその分テンションが下がり、ウクレレに掛ける負担を軽減する事ができます。 最近は結構なペースで増えてきているのでちょっとお得な複数セットを購入しています。 ghs strings「10 Clear Nylon×3セット」Standard Ukulele【送料無料】
2013.04.21
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初めて買ったウクレレがLUNA だったせいか、このブランドには特に思い入れ(執着?)があります。古くから作られていただけあってバリエーションが多く、同じ品番でも作られた時期によっては仕様が全く別物だったりと、興味も尽きません。 そんな中でやっとこ手に入れました、パイナップル型! ウクレレといえばひょうたん型、というのが世間の一般的な認識。なのでパイナップル型の生産数はぐっと少なく、古レレでは見かける事も稀です。アコースティック楽器はボディーの形が音量・音質に大きく影響を与えます。このタイプはひょうたん型より音量が大きく、音質が太いように感じます(手持ちのUK-160とUK-160Pで比較した感想です)。 さてこのパイナップルナ、遠目には綺麗に見えますが保存環境が良くなかったようであちこちに塗料の白濁が見られます。 側面。 向かって右側は比較的綺麗ですが左側に広面積に亘って白濁が見られ、綺麗な木目が残念な事になってしまっています。 トップにも塗料が垂れて厚くなった箇所に濁りが。指板に目を向けると フレット周りにびっしり。弦を外すとよく分かります。 見事なまでに濁ってますね。ネック。 ボディーとは反対の、右側がシマシマに。ナット周り。 まるで木工ボンドのよう。 ジョイント部付近も 濁りと浮きでこんなになっています。ヘッドも木目が見えなくなるぐらい濁ってます。トップ面も 他の箇所ほどではありませんが、うっすら濁っています。LUNA最大の特徴であるエンブレムも一部剥がれと色褪せがあります。 なかなか直し甲斐がありそうです。(続く)
2013.04.20
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いつものようにオークションを眺めていると、聞いた事のないメーカーのウクレレが出品されていました。グロス塗装もピカピカでちっとも古そうに見えません。でも全然知らないメーカーだったので興味を持ちました。ずっとウォッチしていましたが入札される気配もないので終了間際に入札、そのまま落札できました。それがこれ。 ナカシマというメーカーのウクレレです。目立った傷もなく、一見状態は良いように見えます。はたしてどのような物なのか・・・細部を見てみましょう。 フィンガーボード。 綺麗な木目のローズウッドです。しっかりとグロス塗装されています。 ポジションマークは本物の貝ですが 埋め込みではなく貼り付けです。上からガッチリクリア塗料が乗っています。縁の黒いのはバインディングではなく塗りです。それでも手が込んでるなー、などと思いつつエンド部に目を移すと・・・塗装が途切れており、 思いっきり合板な断面が顔を出しています。 おまけにボディーと隙間が空いています・・・ありゃま。 ナットの方に目を向けると、これがまた 見事な積層合板。しかも削りっ放しで、トップに僅かに突き板が残っている状態。こうしてアップで見るとクリア塗装もコテコテ塗りで泡が混じってますね。にしてもこれ、 ちょっとおいしそう。ケーキのような、栗まんじゅうのような(笑)なんか憎めません。 ロゼッタとラベル。 ロゼッタは一見豪華そうですが、デカールでした。ラベルは多色刷りでカラフル、シリーズナンバーも打たれています・・・変な所で本格的。サウンドホールは切りっ放しでささくれまくってます、材は勿論合板。 ヘッドは至ってシンプル。 何の飾りもありません。クリーニングの際外して分かったのですが、ペグはアルミ製でした。 そしてブリッジ。 さすがにここは合板ではありませんでした。ボディーには位置決めの鉛筆書きがそのまま残って・・・って、ずれてるやん(笑) サドル樹脂製・・・なのはいいとして、なんと円柱型。弦を外したらポロっと落ちました。 経年劣化でひょごひょごになっています。 ブリッジの真中に一本、ネジが打ち込まれています。 かなりぞんざいな打ち方だったので後付けかと思いきや、オリジナルのようです。 といいますのも、状態を見る為にブリッジを外してみたのですが 何と、接着されていませんでした。一見接着剤のように見える物はクリア塗料です。どうやらコテコテに塗った塗料が乾かないうちにネジ留めして、塗料に接着剤を兼ねさせていた様子・・・そりゃそんな留め方をすれば位置もずれますよ、鉛筆書きが見えている訳です。しかも半乾きの時にずれたから 1弦側にシワが寄っちゃってます(笑) このように、かなり残念な造りの一品でした。せめて音がいいなら救いようがあるんですが、こちらも残念な事にボディーの合板が厚すぎて全く響きません。ちなみに内部に力木は一本も入ってませんでした・・・補強の必要もない程頑丈な板、というわけです(笑)ワンコインで落とせたのでなんとか笑って済ませる事ができましたが、 高額で落札していたらかなり後悔していたでしょうね。でもこのナカシマという会社、良い物も作っているようです。先日もっと薄汚れたシンプルなデザインの物が出品されていましたが、そちらはこのウクレレが十数本買えるぐらいの価格で落札されていました。 というわけで、「楽器は見た目で判断しちゃダメ」という教訓を得た一本でした。 新品チョイキズ超特価【タイムセール】Ibanez 《アイバニーズ》 UEW20SME新工場生産になりクオリティも向上!【タイムセール】Ibanez 《アイバニーズ》 UEW30RWE
2013.04.19
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前回紹介しましたNo.60、けっこう残念な物だったので、改めてもう1本入手する事にしました。今度はもう少し今時のFamousらしいデザインの物を格安で・・・というわけで手に入れたのがこれ。 FU-150。今時のFamousとほとんど変わらない外観です。 調べた所、ボディーにはブビンガという赤味の強い木材が使われています。もちろん合板。画像はクリーニング直後に撮った物なので弦とサドルがありませんが、ちゃんと付属しています(あとソフトケースと予備弦も)。ちなみにサドルは木でした。 ヘッド。マークが入っているだけで大きく印象は変わりますね。 丸みを帯びた飾り文字がアーチ状に配置され、その下にマーク。Famousの旧ロゴです。 現行品は横一線のFender風フォントで、マークはその上に付けられています。ペグはさすがに廉価品なので少々動きは渋いですが、きちんとネジを締めて調節してやればちゃんとチューニングできます。 ラベルはまっ金々。 カマカを意識しているのでしょうか。ただの金色の紙ですが、視覚効果は大きいです。シリアルナンバーはありません。 このマーク、当初ろくに見てなかったので巴の太鼓だと思っていましたが改めて見ると円の中は音符ですね。デザインの参考にはしたのかな、などと勝手に考えています。 指板。ごくオーソドックスなローズウッドですね。 エンドの { 部も切りっ放しではなく斜めに面取りされています。フレットも綺麗に打たれエッジの処理も申し分ありません。さすが長年楽器を作っているメーカーです。 ナットはプラ製ローズウッド。 ブリッジ。ここもローズウッドが使われているかと思いきや、別の木材ですね。 ボディーと一緒に塗装されているのですが、弦をはめ込む側が少し剥離しちゃってます。弦の張力によるものですが、こういった場合注意すべき点が。一つはブリッジの剥離。ボディーと隙間ができると、いずれ弦の力でブリッジがふっ飛びます。ネジ留めしてあればそういった問題は起きにくいですが、皆無ではありません。もう一つは表板のトップ落ち。聞きなれない言葉ですね、トップ落ちとは何なのかというと。表板はとても薄い上サウンドホールがある為、強い力で引っ張られると多かれ少なかれ変形します。材が弱いと特に顕著に現れ、ブリッジからエンド側は膨らみサウンドホール側はへこみます(右横から見ると~な感じ)。当然ブリッジも前傾し、ピッチも狂います。このウクレレも定規を当てるとサウンドホールに向かってへこみが出ていました。これを矯正するには裏側に力木を貼り付け強化する必要があります。力木の本数は多いほど強くなりますが、その分表板の振動を妨げ、音が小さくなってしまいます。あれこれ考えた結果、表板のど真ん中にサウンドホール近くの力木からボディーエンドにかけて5ミリ角のマホガニー材を1本、貼り付けることにしました。1本なので完全に直りはしないでしょうが、無いよりはずっとましです。 ・・・と。言葉で書くと簡単ですが、分解せずに内部に手を加えるのは結構難しいです。なにせサウンドホールに手が入りません。鏡を入れてタイトボンドを塗った角材をペタッと貼り付けある程度乾いた所でクランプで固定し・・・すべて手さぐりでの作業です。 分かり難いですが、鏡に映った赤い線が補強した力木です。貼り付ける前にテコの原理で表板を持ち上げたので ちょっと塗装が浮いてしまいましたがまあ気にしない方向で。 これでこのウクレレのリペアは終わりです。比較的新しい物なので力木の剥離もなく、外側の傷みも大きな物は無かったのでこれ以外はクリーニングだけで済みました。 修理も終ったので弦を張ります って、既に上の画像でちらほら写っていますが。KALAの赤ナイロン巻き弦セットを張ってみました。2・3弦が巻き弦になっています。1・4弦に比べて濁った感じで横筋が見えますね。 弾いてみた印象としては、1・4弦は普通のナイロン弦なのですが、巻き弦は明らかに伸びが長いです。「ポォ~~ン・・・」という、Low-Gの金属巻き弦に近い響きです。 オールナイロンの巻き弦というのは面白くはあるのですが、通常弦とのサスティーン差が大きく、トータルバランスがとれてないような気がしました。スケールの短いソプラノだから尚更そう感じるんでしょうね。テナークラスだと違和感解消されるのかな・・・。(伏線) 数量限定特価!!KALA/ウクレレ弦/KRS ソプラノセット
2013.04.18
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さてこのFamousNo.60、ブリッジを貼り付け弦を張りしっかり接着されているかを確認したあと数日間天井から吊って放置していました。そしてある時、外出の為着替えていたのですが・・・トレーナーに手を通し腕を大きく持ち上げた時におもいっきりぶつけてしまい、直後に「ドンガラミョ~ン」と音が。『あちゃ~、落っことしちゃった・・・傷付かなかったかな、真下のギター』などと思いつつ頭を出して足元を見ると 見事にボディーとネックが泣き別れていました。幸い、ギターにはぶつからなかったようで一安心(笑)それにしても見事に分離しちゃってますね、普通は接着部にヒビが入るくらいでここまで綺麗に外れたりしません。破損部を見てみると・・・ !? ! ! ダボもほぞ切りもなく、ただ接着してあるだけ。おまけに側板をステープルで留めてあります(ネック側には錆の型が)。もちろん接着もされていますが、楽器の造りじゃありませんね。さて、こいつをどう直すか・・・。材も造りもいい物ではないので穴開けて固定棒を挿すのもめんどくさいし・・・結局タイトボンドで貼り直すだけにしました。 貼り付いた所でニスを塗り、フレットを磨いてはい終了。 とても綺麗に剥がれていたので 跡も残りませんでした。ブリッジをいじる為に塗装落としをした表板ですが、どうやらやや赤みがかったものだったらしく、艶消しクリアだけでは塗装を残したロゼッタの中と外で 微妙に色が違っちゃいました。 まあほとんど目立たないし、これ以上手を入れる甲斐もない代物なので、これで終わりにしました。 以上、初Famousでしたが・・・完全に選択を誤りましたね。こいつはFamousの名が付いているだけの他のウクレレです。 この失敗を踏まえて次回はちゃんとFamousしてるFamousを手に入れようと誓ったのでした・・・おしまい。
2013.04.17
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