sobajinの日々雑感
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久しぶりの「我が家の庭の花シリーズ」きょうは「コルチカム」イヌサフランの登場です。秋になると薄紫の花が表土を割って出てきます。花が終わると翌年の初夏まで土中で眠り、今度は葉っぱを出してきます。葉っぱが枯れると、また秋まで土中で眠ります。こんな性質から「親知らず、子知らず」といわれる所以です。 我が家の庭も、秋風とともに咲き誇っていた花たちが冬篭りの支度を始めています。球根ベゴニアは、名残りの花を付けていますが、あとわずかな期間でしょう。それだけにコルチカムの花は目立っています。鉢植えのハイビスカスは、つぼみをつけ部屋の中に入るのを待っています。これから半年は、室内でハイビスカスや、セントポーリアに日々の癒しを求めることになるのでしょう。コルチカム(こるちかむ) .[学名:Colchicum]ユリ科コルチカム属の総称。ヨーロッパ、西アジアに約60種分布する。交雑によって多くの園芸品種がつくりだされている。よく知られているのはイヌサフランC. autumnale L.で、ヨーロッパおよび北アメリカ原産の球根草。薬用または観賞用に栽培される。球根は卵形、径3~5センチメートルで、褐色の外皮に覆われる。9~10月、葉が出る前に高さ約15センチメートルの花茎を伸ばし、淡紫紅色の6弁花で、サフランに似た花を開く。葉は翌春に出て、夏に枯れる。球根は花期後翌年の秋までと出葉期を除き休眠する。繁殖は分球により、9月上・中旬が植え付け適期である。きわめてじょうぶで、球根を室内に放置しておくだけでも、開花期になると花を開く。球根にはアルカロイドの一種コルヒチンが含まれ、元来は有毒であるが、少量を用いて痛風の薬とされてきた。コルヒチンはまた植物の染色体を倍加させる作用があり、種なしスイカなど園芸植物の育種上で重要な物質となっている。
September 30, 2009
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