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2005年11月18日
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最近は本阿弥光悦が好きだ。
日本初のアートディレクター。
宗達と組んで王朝文化のデザインを庶民文化に復活させたと云われるあの光悦。
そこから琳派が、日本の“異風異体”がはじまった。
魅かれるのは光悦が美の判定者でもあり、一流の刀剣家でもあったということ。
光悦は人を斬った刀の刃こぼれを直しながら柄や鍔の装飾を考えていた。
この真反対のような一対世界とは何か。

当時、多くの戦国武将のなかに一対世界があったようにおもわれる。
リアルな政治力学の世界と茶の湯におけるフィクショナルな見立て世界の一対。

だから利休や織部は反対世界の判定者として武将と同等だった。

現実と同じ重さを持つ
そのカタワレの世界が重要なのだ。



第1071夜 『天皇誕生』遠山美都男

これを読みながら、ぼくの中のこのカタワレの世界を考える。
光悦の王朝ならぬぼくの“王夜”の世界。

『夜におこった出来事の連続感の裡に朝がスタートを切るという意識』
(『遊行の博物誌』春秋社:松岡正剛)

鹿図

鹿図(赤)

鹿図(金)
●鹿図
膠(鹿などの獣の骨・皮を煮た液を乾かして固めたもの)を使って鹿に金箔を貼るなんてシャレか。





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最終更新日  2005年11月19日 16時52分27秒
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Re:今夜の重要性(11/18)  
い。 さん
こんばんは。
いつも組ではお世話になってます、距離好きです。

久しぶりにいろんな人の言葉を辿ってました。改めて貴兄の、彫る刷る書く渾然一体となった、この足跡に恐れいりました。

つい、無知なもので変なところに興味が行きますが、この三種の鹿、スキャンする時の仕業か、紙の起伏が読めますよね。何だかその生々しさが、雲間の光の襞を現すようで、つい妙なところに眺めいってしまいました。きっと、骨にも皮にも、微妙な凹凸があるんですよね。

取り急ぎ、酔っ払いのお門違いのコメントですいません。 (2005年11月25日 02時30分18秒)

どーもです。距離さん!  
油銭  さん
レス遅れました。
どーも、距離さん!
こちらこそお世話になります。

ええ、紙の起伏は技の至らなさです。
和紙ですから伸縮が激しいので皺ができてしまうのです。ちゃんと水張りして、裏打ちして、表装してはじめて作品ですよね。
いやいやそれを誰かが見てはじめて作品ですよね。
そこに“距離”が発生するのかもしれませんよね。
それにしても距離学の研究http://d.hatena.ne.jp/intermezzo/
ますます充実してきましたね。
楽しみに拝見しております。

では、また
あちこちで。

(2005年11月25日 17時02分55秒)

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