人生とサムマネー

人生とサムマネー

定年を迎える団塊世代への提言


平均寿命が80歳前後にまで伸びた長寿の時代、定年=隠居とはならない。
老後と一括りにするにはあまりに長い「定年」後をどう生きるかを考える。

特に団塊の世代が今後定年を迎えつつあり、その社会へのインパクトは看過
しえない。また、「定年」を人生においてどう位置づけるか、ともすれば暗
いイメージで捉えてきたこの節目を別な角度で見直す契機としたい。


60歳定年を延長するかどうか制度として論議する前に、歴史的に社会保障が
生まれた時点に遡ってみると面白い点に気づく。
ビスマルクが社会保障制度を創設した時、給付開始は70歳だったという。し
かし、その時代の平均寿命は46-47歳だったらしい。
約50年後の米国、F.D.ルーズベルトのニューディール政策における社会保障
制度では65歳で開始としたが、その時代の平均寿命は63歳だったという。
給付開始年齢と平均寿命の関係を歴史的に見てみれば、現代の給付開始年齢
を引き上げらない方がおかしいと云ったら、少し過激的か。

保障制度論議の是非は別としても、意識の上でいくつまで働くか、その平均
年齢として区切るとしたら、今の60歳はあまりに若すぎると考えるべきだろ
う。


<論点>働くこと、社会との関与の意味を再考する、
People those who lack a voacation are always longing for a vacation.

アーリー・リタイアメントを売り物にしている米国におけるアンケート調査
(by ギャラップ&ペイン・ウェバー)
a. 働けるだけ今の職場で働き続けたい ---------- 15%
b. 事業を始めたい --------------------------- 26%
c. 新しい職につきたい ----------------------- 34%
d. 生活とのバランスをとりながら働きたい ------- 10%
e. 完全に仕事から離れリタイアしたい ---------- 15%

生活の心配がないにも拘わらず、リタイア後も何らかの形で働き続けたいと
いう意向を持つ人の割合は、なんと85%にのぼる。
世界一周旅行、ゴルフや釣り、コンサートや観劇、パーティなど「毎日が日曜日」
を思い描いて働いてきた筈なのに、まだ働きたがっているというのは意外という
印象を持つ。

しかし、人が抱く幸福感は、必ずしも労働からの解放だけではない。目的や
張りを失った生活より、むしろ労働を通して、自分が世の中・周囲に役立って
いることを実感できる毎日の方が好ましいと考える人は多い。

ホリデイはウィークデイがあって初めて楽しいものであり、いざ毎日がホリデイ
となると、気分はホリデイではなくなってしまう。上記の米国の調査でも、リタイア
して1年も経つと、仕事に復帰したいという人が圧倒的に多いという。


日本で同様なアンケートをとったら、働き続けたいという人がもっと多いのだ
ろうか。

働くということと生き甲斐、社会との接点の定め方、第一線を退いた後の自分の
尊厳をどう保つか、、、。


人口論的に云うと、高齢化が進み労働人口が減少するのは確実で、それゆえ
日本経済は今後沈滞化すると予想されている。労働人口の減少を防ぐには、
出生率の低下を何とか食い止める手立てが必要だが、無能な政策担当者は
何もしない。

女性と高齢者が当然労働力として期待される。

高齢者?  結局、今の団塊世代は働くことを続ける必要がでてくるのでは
ないか。特に専門性を備え、経験を積んだ人の場合、企業側から引き止める
ケースが出てくるのではないか。

今のリストラ状況に眼を奪われていては将来を見誤る可能性が高いと思われる。

労働人口が減少し始めた時に、高度な専門知識を持つ経験者が補充できない
事態を想定して、今から要員確保の準備を開始した米企業がある。

参考:財務総合政策研究所
http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk068.htm
毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20040929k0000e020080000c.html

<論点>前門の虎 後門の狼、高齢化社会における親の介護と子供の養育費とのバランス、


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: