いきいき宋休記

いきいき宋休記

2008年06月03日
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カテゴリ: エッセイ・詩画



 日光の山々には、この1年の間にずいぶん行きましたので、ひとつの山を見るにも、見る方向によって形が様々です。いつものことですが、行ってみなければ分からないということを特に感じています。発見や驚きの連続だから、深みにはまってしまうのかもしれません。

 冬山と夏山、これが同じ山かと思うくらい表情を変えます。とくに冬山は登る人も少なく、静寂と厳しさの中にあるその姿は、神々しくもあります。冬山は体力的にも相当疲れます。更に危険と隣り合わせなのですが、あの白黒の世界は私の心を引きつける不思議な魅力があります。

 おかげさまで物事の見方もずいぶん変わってきました。一方向から見て、それが全てだと思わなくなってきました。また初めてのことは特に、実際に行ったり、やってみなければ分からないことも学ばせていただきました。経験が少ないということは、いかに先入観によって日々の生活を送っているのかを反省させられました。

 人間を見る場合も、自分がどの場所にいるかによって、相手の印象も違ってくるようです。一面を見て、いかにも全てを知っているかのように錯覚することの愚かさも知りました。同じ人間でも、夏の時もあれば冬の時代の時もあるのかもしれません。静かに見守ることの大切さを知りました。

 毎日のように事件がニュースで流れています。ほとんどの場合、被害者か加害者どちらかの立場でしか放映されていません。お互いに相手のことを考えることが出来るようになれば、新たな出発になるのかもしれません。実際に被害に遭っている方には申し訳ないのですが、対立という憎む連鎖反応ではなく、事実を受け入れ、調和という生き方の方向に変えることで解決するのではないでしょうか。

 もしかすると、前世では加害者だったのかもしれません。自分が実際に受けてみて、そのことの意味が分かるのかもしれません。過去にずいぶん人を殺したり、苦しめた体験があるからこそ、貴重な今が与えられているのかもしれません。






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最終更新日  2008年08月19日 08時46分37秒 コメント(1) | コメントを書く
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