2006.12.08
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 全くビートルズ本業界ってヤツぁ。

emerick_btlssnd.jpg 少し前に発売の報せを知って以来楽しみにしていたジェフ・エメリックの著書が発売されていた。税抜き3800円と高額だが、幸いタワーレコードにあったので貯まりに貯まったポイントカードを投入する。800円と考えれば安いなんて生易しいものではない。ってーか、以前出たポールの本に負けない厚さを考えれば定価で買っても充分満足だった筈だ。

 いや、まだ1/3も読み終わってないんだけどね。

 「サウンド」と言う視点で音楽に接さない向きにはジェフ・エメリックというのが何者か解らないかも知れない。多分ビートルズ・サウンドを作り上げるうえで、ビートルズ、ジョージ・マーティンに次いで6番目に(もしかしたらマーティンと同率5位かも?)重要な人物である。ビートルズが一番サウンド的にクリエイティヴだったRevolverとPepperのレコーディングのエンジニアを務め、White Albumの途中で(険悪な雰囲気に耐えかね)ビートルズから離れるもAbbey Roadで再び戻り、レコーディングに多大な貢献をした人物だ。
 彼は実験的なサウンド作りにも貢献したが、この本を読んで行くと(ってもまだRevolverの録音が終わった所だが)彼の最大の功績は「でかい音で録る」ってコトなんじゃないか、と思えてくる。ノーマン・スミスにはTomorrow Never Knowsのラウドなドラムも、Paperback Writerの(当時のプレイヤーの)針飛び寸前のベースサウンドも、「ロックに聞こえる」Ereanor Rigbyのストリングスも録音出来なかったと思えるのだ。

 今まで語られなかった新事実が現場にいた人間の口から語られるこの本(記憶違いと思われる部分もあるので100%鵜呑みには出来ないが、それも当事者の醍醐味)は、音楽制作に関わる人間には一読の価値はあると思う。そうだな、例の「ビートルズ・レコーディング・セッション」や「耳こそは全て」と並べて本棚に置きたい書籍だね。





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Last updated  2006.12.08 22:31:01
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