2006.12.20
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カテゴリ: 映像レビュー
 アマゾンからプリティーズの40周年記念ライヴ(2004年、ブライトン)が届く。早速見た。

prettys_40thdvd.jpg コレはちょっと前に出た2枚組ベスト、Still Unrepentantのおまけに付いていたDVD(ボックスの中にむき身で放り込まれている、と言う豪快なブツ)に部分的に使われていた映像の完全版だ。現在のメンバーはフィル・メイ、ディック・テイラー、ウォーリー・ウォーラー、ジョン・ポーヴィ、スキップ・アランという黄金期のメンバー+Rage Befour Beautyから参加しているフランク・ホランドという6人編成。このメンバーでデビューからRage~までの曲を演奏している。
 プリティーズのライヴDVDとしては98年のS.F. Sorrow再現ライヴ以来のものになるが、この時は上記のメンバーに加え、ドラムでドーヴ・スキッパー(スキップ・アランの息子)と曲によってデイヴ・ギルモアが参加していたが、今回は基本的に6人のみでの演奏。さて・・・

 まあ、不安だったワケだが、案の定演奏はへろへろである。特にスキッパーのドラムは明らかに不安定。前回いかに息子に支えられていたか・・・と言う感じだ。ディック・テイラーはかろうじて踏みとどまるのが味かどうか微妙なラインで、ポーヴィも70年代の冴えたピアノは残念ながら聴けない(そもそもキーボードを弾く曲が少ない)。流石にフランク・ホランドが要所要所で押えてくれている感じだが、全般に崩壊寸前で進んでいく。こう言うのは見ていて耐えられない人もいるだろうな。

 って書いたのはつまり、結局俺は楽しかったのだ。流れている空気は「結成40周年!楽しいね!嬉しいね!」というぬる~いもの。ヘタクソだが気合いだけは間違いないし、それに演っている曲が最高過ぎる。前回はコンセプトの関係で代表曲が聴けなかったが、ここではRoadrunnerに始まり、メンバーのソロパートを含むDon't Bring Me Down、70年代の代表曲の一つHavana Boundと続くオープニングだけでももう感動的だ。キメのドラムをスキッパーが外さないかが不安だったが見事に決め、テイラーはピーター・トルセンのパートを見事に自己解釈で弾き切る。
 ところで今回も前説をマネージャーでもあるマーク・セント・ジョンが務めるのだが、何故この人はいつもタンクトップに短パン(ってーか、スパッツ!?)なのか。そしてその体躯、細いヒゲ、大量のピアス、ホモ以外の何者にも見えないのだが。まあ、これは余談。

 続いてS.F. Sorrowからタイトル曲、Balloon Burning、71年のEP(現在はParachuteのCDに収録)からCircus Mindを挟み、ディック・テイラーとウォーリー・ウォーラーをフューチャーしたBarron Saturdayと続く。Baron~はいかにもメンバー全員楽しんでやっている感じが良い。ポーヴィがボンゴ(意外に達者だが、彼はドラマーでもあるのだ)で張り切る。

 次は怪人アーサー・ブラウンをゲストに迎えてHoochie Coochie Man。この人はスゴいな、存在感が凄い。前のDVDでもナレーションで参加してたけど、歌うと全然違う。ほんと「怪人」って言葉が似合うなあ。Crazy World of~が紙ジャケリイシュー出たから買う予定(余談)。2ndからの名曲Come See Meも楽しい。この曲が一番盛り上がってたかもな。

 その次はParachuteコーナー。へヴィーで個人的に大好きなCries from the Midnight Circusが嬉しい。重たいリフをホランドが熱を込めて弾く。次も同アルバムからでIn the Square~The Letter~Rainのメドレー。ウォーリーがアコギ、ホランドがベースに持ち替え、Rainはウォーリーがリードをとる。ちなみにCDではRainを雨音の部分だけとしているが、実はThe Letterの歌詞の一部と思われていた「In the rain~」と言うところからこの曲と判明。驚いた。



 ラストはLSD~Old Man Goingのメドレー。これは素晴らしいアレンジ(演奏がついて行っていないが)。2曲の繋ぎにインプロビゼイションが入るのだが、どうしてポーヴィはこういう時にピアノ弾かないかな。で、Old~にホランドのギターから入るんだけど、まあリズムずれること。ハラハラドキドキですよ。R&Rはスリル満点!って違うぞ!これを楽しんでる俺は単なるミーハー以外の何者でも無い。

 アンコールとしてRosalyn、Roure 66をプレイ。この2曲はぶっちゃけイマイチ。Rosalynはなんかもうスキッパーが限界って感じだし、Route~は例によってドラムにマーク・セント・ジョンが座り、スキッパーとメイが歌うのだが、コレもなんかテンポが半端でイマイチ。後半スキッパーのフロアタム・ソロからアドリブでMonaになるのだが、グダグダで終了(笑)。

 ああ、楽しかった。





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Last updated  2006.12.20 20:29:41
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