2008.01.26
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カテゴリ: 音楽レビュー
 ヤフオクで落とすのは面倒臭いなぁ、と思っていたCD、今日中古で「ヤフオクでの価格+送料よりは安くらいの値段」で発見。こういう言い回しを使うと結構それでも高いのか、と思われがちだが具体的には630円である。
spookytooth_mirror.jpg
 Spooky ToothのThe Mirrorというアルバムは現在絶賛廃盤中で、また、少し前に出回っていたCDも素性のよく解らない、廉価なヨーロッパ盤で、実は毎月ライヴ演りに行っている関内セルテの書店にも置かれていた。当時は、辺りの安物ベストと同様のコンピレーションだと思っていた。それにしては曲数が少ない上に内容も有名曲が全く入っていない。それを更に怪しいものと受け止め、結局入手しなかったわけだが、これがミック・ジョーンズ、マイク・パトゥを含む最終ラインナップによるオリジナルアルバム(の、ジャケ替え)だと気付いた頃には全く見かけなくなっていた。

 今回入手したのもこの廉価盤だ。オリジナルジャケットでCD化されているかの調べは付かなかったが、どっちにしろ入手は難しいだろう。とりあえず、ネットで入手した解像度の低いジャケ画像を無理矢理プリント出来るようにして(それでも相当粗いが)ジャケを差し替える。これで少しは聴き易くなるだろう。難儀な性格だな、我ながら。

 このバンドは、デビュー当時からマイク・ハリスンとゲイリー・ライトを中心にして活動してきたのだが、問題は必ずしもこの二人両方を中心としてきたわけではないところで、通算4枚目以降はどちらかを欠く場合も多い。そのせいかこのバンド、アルバム毎に結構音楽性が変わってしまう傾向にある(いや、バンドが安定してた初期の3枚もばらばらだよな)。
 70年のLast Puffではわざわざジャケに「featuring Mike Harrison」と謳われ、ライトの姿はない。73年にはライトが復帰して2枚のアルバムを出すが、翌年には今度はハリスンが抜けてしまう。彼の代役としてマイク・パトゥを迎えたのがこのアルバムで、一応のラストアルバムとなる作品だ。

 個人的にはゲイリー・ライトの、特にファルセットが好きじゃなくて、ハリスンだけならまだしも、ライトだけで一枚分の歌を聴くのはきついかな、と思うので、好きなシンガーであるパトゥの参加は歓迎出来る。勿論ライトも歌うが、パトゥは何曲かでいかにも彼って感じの、太くて少しだけ繊細なヴォーカルを聴かせてくれる。ハリスンとは明らかに違うが、いかんせんスプーキー・トゥースには今一つ中心となる音楽性がない(そこが面白くもあり、弱点でもある)ので、パトゥが入っても簡単にハマってしまうのだ。
 初回聴いた範囲では、ライトの軽快なピアノが気持ち良いI'm Aliveが特に気に入った。ライトの曲だけど(笑)。笑うなってば。他に気に入ったのもライト作なんだよなぁ。まあ、キーボーディストとしては一流だからね。シンガーとしてはいまいちだけど。でもこのアルバムでは、あんまりファルセット使わないから結構聴けるんだよ。





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Last updated  2008.01.26 18:11:17
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