2008.11.16
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カテゴリ: 音楽レビュー
 旧ブログ(日記)は消滅してしまったみたいなので前回のライヴの感想とか、Endless Wireの感想とか書いたものはどこかへ消えてしまった(俺はバックアップとかとらないから)らしい。残念な気もするし、どっちでもいい気もするし。

who_endlesswire.jpg で、久々にEndless Wireを通して聴いた。このアルバムの大半の曲はピートがひとりで仕上げたものにロジャーがヴォーカルを乗せるというスタイルで作られている。したがって、ピートがソロヴォーカルを聴かせる曲については事実上ピートのソロなのだ。にもかかわらず、不思議なくらいフーに聴こえる、という話は消失した文章でも書いた筈だと思う。

 最近、ピートのIron Man収録のFireも久々に聴いた。カヴァーヴァージョンとしての解釈のイマイチっぷりは置くとしても、不思議なことにこれは一応ザ・フーという名義を使っているにも関らずピートのソロに聴こえる。ロジャーが歌ってるのに、ピートのソロにロジャーがヴォーカルを乗せているように聴こえてしまうのだ。

 「バンド名マジック」という言葉を俺はよくつかうんだけど、どうもそれだけですまない何かがあるようだ。「意思」だろうな。89年の時点では「フーなんだ!」という強い意志はなかったんじゃないだろうか。要するに、ピートのソロにロジャーとジョンを呼んだからフーと名乗りましょうか、という程度の名義の使い方なのだ。Endless WIreは違う。「二人になってしまったけど、俺達はザ・フーなのだ!」というピートとロジャーの強い意志がアルバムから漂っている。その思いはライヴでのTea and Theatreを聴いて強くなった。

 残念ながらサウンドは、特に打ち込みを使った一部の曲のは貧弱であると言わざるを得ない。アコースティック曲はいいし、ザックが参加したBlack Widow's Eye、ピーター・ハンティントンがドラムを担当したIt's Not EnoughとWire and Glassもダイナミックだが、打ち込みドラムの曲との質の差が逆に激しく見えてしまう結果となっている。ライヴヴァージョンに触れる機会があったFragmentsやMike Post Themeを聴くとなおさらその思いを強くする。Tea and Theatreも今回のライヴのように純粋にアコギのみで演った方がずっといいと思う。

 あとジャケのデザインはけして嫌いじゃないんだけど、露骨にトミーのヴァリエイションなのはどうかな・・・と思わないでも、ない。





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Last updated  2008.11.16 11:15:07
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